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西欧と中世に関するnagaichiのブックマーク (4)

  • 歴史的に貴重な中世アイルランド語写本「リズモアの書」、英国からアイルランドへ帰還 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    中世アイルランド文学の重要な写の一つである「リズモアの書」が、現在の持ち主である英国の貴族デヴォンシャー公爵からアイルランドの国立大学ユニバーシティ・カレッジ・コーク(University College Cork, UCC)へ寄贈された。1640年代に戦争で持ち去られて以来、約380年ぶりの返還となる。 「リズモアの書(英語” Book of Lismore “, アイルランド語” Leabhar Leasa Móir “)」は中世のアイルランド南部マンスター地方で最大の領主であったカーベリー領主(Lord of Carbery)の第十代当主フィンギン・マッカーシー・リーク(” Finghin MacCarthy Reagh” , 1478-1505)のために編纂されたゲール(アイルランド)語写である。 リズモアの書に収録されている物語はアイルランドの聖人たちと関連する黙示録の物語、

    歴史的に貴重な中世アイルランド語写本「リズモアの書」、英国からアイルランドへ帰還 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス (講談社現代新書)』池上俊一 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    十二世紀から十八世紀にかけて、フランス・ドイツを中心とした西ヨーロッパ一帯で盛んにおこなわれていたのが、動物や昆虫を被告として正規の裁判にかけて裁く「動物裁判」という慣習であった。この中世・近世期ヨーロッパに特異な法慣行はなぜ行われていたのか、その実態を浮き彫りにする、1990年の発売以来ロングセラーとなっている一冊である。 書は二部構成で、第一部では史料に登場する多数の動物裁判事例が紹介される。例えば、冒頭に紹介されている動物裁判の例は1457年1月10日、フランス・ブルゴーニュ地方サヴィニー村で起きた、五歳の少年をい殺した雌豚に対する裁判である。前年1456年末、仔豚たちに餌をやっていた被害者ジャン・マルタンに突然襲いかかった母豚がい殺してしまった。これに対し、ブルゴーニュ公の侍臣を裁判官とし、豚の所有者と「実行犯」の母豚および仔豚六匹を被告、サヴィニー村の領主を原告、さらに検察

    『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス (講談社現代新書)』池上俊一 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 中世のビール券?中世に使われた代替通貨の話

    13世紀に使われた居酒屋のトークン(代替通貨)が見つかったというニュースから、その頃に使われたトークンについてつぶやいた事をまとめました。

    中世のビール券?中世に使われた代替通貨の話
    nagaichi
    nagaichi 2015/03/18
    トークン
  • 中世ヨーロッパの大学

    中世ヨーロッパの大学 西ローマ帝国の滅亡後、西欧の学問は長い停滞を続けていた。書き言葉と話し言葉が違う(前者はラテン語)ので学問の習得には時間がかかり、領主の権力や都市の規模が小さいので高度な学問(例えば体系的な法律)はあまり必要とされていなかった。古代ギリシア・ローマ時代の優れた学問はイスラム圏やビザンティン(東ローマ)帝国に保存されていた。 しかし西欧でも12世紀に入って都市の発展が著しくなり(すると法律といったものが必要になる)、イスラム圏との交易が活発化すると、そちらを経由する形で古代の著作がもたらされるに至る。アリストテレスやユークリッド、ヒポクラテスといった哲学・数学・医学等の大学者の著作やローマ法がそれである。その多くは原書ではなくアラビア語版から西欧の言葉(ラテン語)に翻訳された。ローマ法に関しては、このころ激化していたローマ教皇と神聖ローマ皇帝との抗争に際し、自分の陣営を

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