かつて、アフガニスタンは、緑豊かな美しい国だったといいます。 文明の十字路として知られ、人々は歴史的な文化遺産とも共存して暮らしていました。 旧ソビエトの侵攻、部族間の内戦、過激派の台頭、そして同時多発テロとアメリカの軍事作戦。 その後も治安は改善せずに貧富の差は広がり、人々の間には政府に対する反発が生まれています。 そうしたなか、世界遺産・バーミヤン遺跡で起きた出来事が波紋を呼んでいます。 大仏の“足”から、もう一度、日本とアフガニスタンの関係を見つめました。 戦争が変えたアフガニスタンの姿 アフガニスタン南部のカンダハルに生まれ、40年余り前に来日して現在は静岡県島田市で地域医療に取り組んでいる医師のレシャード・カレッドさん(64)は、首都カブールに続く道路沿いに野生のチューリップが咲き乱れる美しい風景を覚えています。 日本人が春に花見をするように、アフガニスタンでは、地域ごとにさまざ
きのう(2013年4月24日)のNHKニュースで流していました。 わずか1分の動画だけでもすばらしい遺跡だと分かりますが、これを破壊してしまうと。。。 「これはひどい」と言いそうになりましたが、当局者の3万5000人の雇用どうするとのコメントにはぐさりと来ます。 ご存じのように、アフガニスタンはいまだテロと内戦が続いているような状況。貧しいままでは既存の遺跡すら守れないということだって現実的にはあるでしょう。 なので大上段に「ひどい」と批判すのではなく「これは哀しい」と表明させていただきます。 アフガニスタン 遺跡破壊し銅採掘へ NHKニュース NHKニュース アフガニスタンで中国企業が開発を計画している、銅の鉱山で見つかった、貴重な仏教遺跡について、アフガニスタン政府の高官は、来年中には遺跡を破壊し、早ければ来年末にも銅の採掘を始める方針を明らかにしました。 この遺跡は、中部ロガール州の
アフガニスタンの首都カブール(Kabul)から約50キロ離れた、発掘中の4世紀の古代仏教都市メス・アイナク(Mes Aynak)遺跡(2012年10月2日撮影)。(c)AFP/Roberto Schmidt 【11月20日 AFP】30年余にわたって戦火にあえいできたアフガニスタン――その乾燥した平原や山岳地帯の地下には、ともに長い歳月をかけて蓄えられた鉱物資源と歴史的遺産という2つの富が眠っている。今、繁栄と平和に満ちた未来を築こうとする同国は、資源開発を進めて経済的発展を目指すか、考古学的遺産を保存すべきかの選択の間で板挟みになっている。 首都カブール(Kabul)から約50キロメートル離れた、4世紀の仏教都市メス・アイナク(Mes Aynak)遺跡。この地で、アフガニスタン政府は開発という道を選んだ。2007年、1150万トンの銅鉱石の採掘権を30年契約で手にしたのは、中国冶金科工集
(CNN) アフガニスタン中部にある仏像や寺院などの貴重な遺跡が、中国企業による鉱山開発で破壊されようとしているとして、米国の専門家が遺跡の保護を訴えている。 米ノースウェスタン大学教授のブレント・ハフマン教授は、ロガール州にあるメス・アイナク遺跡のことを世界に知ってもらいたいとの思いから、2011年に同遺跡についてのドキュメンタリー映画制作に着手した。 ハフマン氏によると、メス・アイナクは巨大な壁に囲まれた仏教都市で、略奪や旧支配勢力タリバーンによる破壊を免れ、幾つもの巨大な寺院や数千体もの仏像が残っている。古代都市を見下ろす巨大な仏像の多くは金箔で覆われ、見る者を圧倒する。同地はシルクロードの重要な町として、かつてはアジアの貿易や巡礼の拠点でもあったという。 日常生活について記した未発掘の写本も大量に存在するほか、仏教建築の下には青銅器時代の遺跡が眠っているとみられることも、ここ数年の
遺跡の大仏破壊は「過ちだった」 タリバン最強硬派元幹部 2012年5月16日 16:02 カテゴリー:アジア・世界 アフガニスタンの旧タリバン政権時代、独自の解釈に基づくイスラム原理主義を適用し、女性を抑圧するなどの恐怖支配を敷いた宗教警察(後の勧善懲悪省)のカラムディン元長官が16日までに、カブール市内で共同通信と単独会見し、2001年3月のバーミヤン遺跡の大仏破壊などについて「過ちだった」と述べた。 カラムディン氏は現在も親タリバンだが、タリバンとの和平交渉を主導するカルザイ政権の「高等和平評議会」メンバーも務める。過去の失敗を認める同氏の発言はタリバンのイメージの軌道修正を図り、和平交渉に向かうための雰囲気を醸成させたいとの思惑があるようだ。(カブール共同)
バーミヤン遺跡で進められている壁画の保存作業=望月写すバーミヤン遺跡で進められている壁画の保存作業=望月写す アフガニスタン中部バーミヤンで、反政府武装勢力タリバーンに破壊された仏教遺跡の保存作業に、日本の研究者らが今年も取り組んでいる。破壊や盗難で傷みが激しい壁画などの崩落を防止し、地域の復興につながる観光資源にする狙いがある。 バーミヤンでは、タリバーン支配下の2001年3月に、がけに彫られた55メートルと38メートルの二つの大仏が爆破されたほか、両大仏周辺の石窟(せっくつ)に描かれた壁画も破壊や盗難にあった。5、6世紀ごろにつくられ、7世紀には中国の僧、玄奘三蔵も訪れた。 保存作業に当たるのは、国立文化財機構東京文化財研究所の山内和也・地域環境研究室長や前田耕作・和光大名誉教授ら7人とアフガン人5人のチーム。03年以来10回目となる今回の訪問では、今月末までの日程で、石窟に
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