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ブックマーク / www.webchikuma.jp (2)

  • アカデミー賞という田舎者たちの年中行事につき合うことは、いい加減にやめようではないか|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま

    蓮實重彥さんの短期集中連載時評「些事にこだわり」第7回を「ちくま」5月号より転載します。2022年3月、北米の一角のお祭り騒ぎと無縁に起こってしまった真の映画史的損失について――。 一応は大スターと呼んでおこうウィル・スミスさん――新聞の表記に従う――によるさるコメディアンの顔面平手打ち事件で記憶されることになりそうな今年のアカデミー賞授賞式だが、それ以前から令和日のマスメディアはかなりの盛りあがりを見せていた。それは濱口竜介監督の名前が複数の部門に候補として挙げられていたからにほかなるまいが、いったんノミネートされたからには貰っちゃうにこしたことはないのだから、『ドライブ・マイ・カー』(二〇二一)で「国際長編映画賞」を手にして、お前さんがオスカーかよとつぶやいた濱口監督にとって、それはひとまず目出度いことだったといってよかろうと思う。 おかげで、日国の某官房長官までがしゃしゃり出て、

    アカデミー賞という田舎者たちの年中行事につき合うことは、いい加減にやめようではないか|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま
    oriak
    oriak 2022/06/02
    反権威を装いながら徹頭徹尾権威主義的という文章で、読むこと自体は面白かった。古い二項対立的な考え方に辟易しつつもドライブマイカーの妻の描写に対しての指摘にはなるほどと思ったり。
  • 第10回 「自分の言葉で話す」って難しい|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま(1/2)

    寺子屋ネット福岡の代表として、小学生から高校生まで多くの十代の子供たちと関わってきた鳥羽和久さんの連載第10回。自分で考えているつもりになってませんか? この連載は大幅に加筆し構成し直して、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)として刊行されています。 刊行1年を機に、多くの方々に読んでいただきたいと思い、再掲載いたします。 自分の思考って? 数日前に、小論文が書けないと相談をしてきた高3のRさんが「自分の思考を言葉にできないんです」と言ったので、私はとっさに「自分の思考って何?」と尋ねてみたのですが、彼女は「うーん」と考え込んだきり、何も言えなくなってしまいました。 このとき私は「自分の思考を言葉にできない」と言ったばかりの彼女に対して「自分の思考って何?」と言葉で答えさせようとしていたわけで、そんなの答えられないに決まってるんですが、ここで私が尋ねたかったのは、いまRさんが

    第10回 「自分の言葉で話す」って難しい|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま(1/2)
    oriak
    oriak 2022/05/31
    自分の言葉を得たとしてもそれが他人に伝わるかどうかはまた別なのが難しい。それでも時にはわかってくれる人もいる。
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