365日の連続勤務と長時間労働によってうつ病を発症し、自殺未遂にまで追いつめられたとして、神奈川県在住の30代男性(Aさん)とその妻が10月10日、 勤務先の印刷関連企業と社長に損害賠償など約1154万円を求めて、東京地裁に提訴した。 その3日後の10月13日、原告のAさんは、東京・霞ヶ関の厚生労働省記者クラブで会見を行ない、「(自殺未遂後に)入院していたときは、『自分が悪いんじゃないか』と思っていた。 しかし、前向きになり、精神的にもまともになってきて、社長を許せないという気持ちが強くなった。 僕みたいな人を1人でも減らせればと思い、訴訟を決意した」と語った。 ●「365日間連続勤務で、ほとんど家に帰れていない」 記者会見や訴状の内容によると、Aさんは2006年、印刷関連企業(本社:東京都中央区)に正社員として入社。従業員は10人程度。2008年からは銀座店のスタッフとして名刺印刷などを