2015年12月8日、La Nacionがダグラス・トンプキンズ(72歳)の死を報じた。アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」の創業者として知られている人物だ。 チリ南部・ヘネラル・カレーラ湖でカヤックに乗っていたところ、強風を受け転覆。コジャイケの病院へ運ばれたが、重度の低体温症で帰らぬ人となった。パタゴニア地方は気候の変化が激しく、風が強いことで知られている。 同じカヤックには、彼の親友であり「パタゴニア」の創業者でもあるイヴォン・シュイナードを含む5人が同乗していた。幸いその他の人々は生存したが、あまりにも突然の訃報に世界中のアウトドアファンに衝撃が走った。 自然を愛する冒険家 「ザ・ノース・フェイス」と「パタゴニア」の創業者のふたりは、かつて冒険を共にした親友同士だ。今となっては一般的だが、"自然を愛するアウトドアカルチャー"の哲学を世界中に広めたのは他でもない彼らである。少し