◇省庁間調整の仕方を勉強 霞が関では課長補佐のポストが一番の激務と言われていますが、私の場合、幸か不幸か、課長補佐のポストは1回しか経験していません。省庁再編前の旧文部省には、大学の研究振興や国際交流を担当する学術国際局があり、そこの筆頭課である学術課の課長補佐を1995年4月から96年7月までやりました。 当時の加藤紘一・自民党幹事長が科学技術創造立国に非常に熱心であり、この背景には東大前総長の有馬朗人先生の働きかけがありました。そのような状況下で、96年度概算要求に向けて、大きなテーマを二つ担当しました。 第一は、ポスドク1万人計画の立案です。我が国の大学の研究力アップのためには、研究者の流動性を高めることにより、若手研究者が切磋琢磨する環境を整える必要がありました。そこで、大学院博士課程修了後の数年間、毎年約1万人をポスドクという身分で保障し、国がそれを財政援助するという5年計画を立
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