私の学生時代、昭和40年代〜50年代の話ですが、そのころから私はローカル線が好きで、全国各地のローカル線を旅してまわっていました。 当時旅したローカル線は、すでに廃止されてしまった路線もたくさんありますし、まだ列車が残っていても、走る車両や雰囲気などが当時と大きく変わってしまいましたが、今でも一番印象に残っている路線は、北海道の胆振(いぶり)線という路線で、キハ22といういすみ鉄道で今走っているキハ52と兄弟のような車両に揺られて、羊蹄山のふもとのジャガイモ畑の中を風を切って走ったことは、16〜17歳という多感な頃の大切な思い出になっています。 胆振線 喜茂別駅 昭和52年8月 その私が、ローカル線を旅するにあたって、絶対に譲ることができない条件というのがあります。 それは、「ローカル線は空いてなければならない。」ということです。 社長の私がこの言葉を言うと、たいていの皆様方は笑