菅政権は本日午前の閣議で、福島第1原発事故の発生や拡大を防げなかった原因を検証する「事故調査・検証委員会」の設置を決定した。 政府内に「事故調査・検証委員会」をつくることで菅首相の責任を検証できるのだろうか。政府が事務局を構成する委員会では、委員がどれだけ頑張っても限界があるだろう。 万一、菅首相をはじめ官邸が総がかりで、政治的意図をもって、証拠の改竄、証拠の隠滅に狂奔していたとしたら、政府内の委員会はその真相に迫ることができるだろうか。それは不可能である。 例えば、23日の衆院復興特別委員会で、菅首相は谷垣総裁から海水注入中断の経緯を追及されると、海水注入の「報告はなかった。報告が上がっていないものを「止めろ」とかいう筈がない。私が止めたことは全くない」と全否定した。この問題を政府内の委員会で追及することができるだろうか。それは不可能だろう。 しかし、それでは5月2日の参院予算委員会の海