2月27日。静岡市・浮月楼においてA級順位戦最終9回戦▲三浦弘行九段(46歳)-△渡辺明三冠(35歳)戦がおこなわれました。 9時に始まった対局は19時41分に終了。結果は74手で渡辺三冠の勝ちとなりました。 渡辺三冠はこれで9戦全勝。中原誠16世名人、森内俊之九段、羽生善治九段に続いて史上4人目のA級全勝を達成しました。 また順位戦連勝記録を史上2位タイの21連勝に伸ばしました。 渡辺三冠は4月に開幕する名人戦七番勝負で豊島将之名人に挑戦します。 三浦九段は4勝5敗で今期順位戦を終えました。 渡辺三冠、完勝で大記録達成 先手は三浦九段で、戦型は相掛かりとなりました。 序盤の20手目。渡辺三冠は47分を考えて横歩を取りました。互いの大駒の利きが相手陣によく通って、一触即発の中盤戦となりました。 進んで、三浦九段は中段に桂を2枚並べ、中住居の渡辺玉の頭をねらいます。渡辺三冠は自陣に桂を打って
将棋の名人挑戦権をかけて1年間戦ってきたリーグ戦、第77期A級順位戦の最終9回戦が3月1日に行われる。A級順位戦の最終戦は「将棋界の一番長い日」と呼ばれて注目され、数多くのドラマが生まれてきた。対局が将棋会館で行われるときは、控室が人でごった返して、足の踏み場を探すのも難しくなる。例年、2月下旬から3月上旬に行われるにもかかわらず、あまりの熱気に控室に冷房を入れることも珍しくない。 トップ棋士の名誉と誇りをかけた戦い A級順位戦の最終戦が、なぜこれだけ注目されるか。それは歴史と伝統のある名人戦の挑戦者争いに加え、その地位を保つための残留争いも熾烈だから。トップ棋士の名誉と誇りをかけた戦いの中で、悲喜こもごも交錯する一日といえる。A級に在籍していないと、どれだけ実績や力があろうと名人に挑戦できない。 昔は密室の中で対局が行われた。ファンは将棋会館の大盤解説会以外にリアルタイムで観戦することが
第77期A級順位戦の最終戦、9回戦の5対局が3月1日に行われました。 対局結果は以下のとおりです。 ○羽生善治九段 VS ●広瀬章人竜王 ●稲葉陽八段 VS ○三浦弘行九段 ●佐藤康光九段 VS ○阿久津主税八段 ●久保利明九段 VS ○豊島将之二冠 ●深浦康市九段 VS ○糸谷哲郎八段 最終戦に勝利した豊島将之二冠が、8勝1敗で佐藤天彦名人への挑戦を決めました。豊島二冠にとって、これが初の名人挑戦となります。 A級順位戦の最終結果は、以下のとおりです。 [A級成績]( )内は順位 【8勝1敗】豊島将之二冠(6) 【7勝2敗】羽生善治九段(1) 【6勝3敗】広瀬章人竜王(3)、糸谷哲郎八段(9) 【4勝5敗】佐藤康光九段(4)、久保利明九段(5)、三浦弘行九段(8) 【3勝6敗】稲葉陽八段(2)、 【2勝7敗】深浦康市九段(7) 降級確定 【1勝8敗】阿久津主税八段(10) 降級確定 また
第77期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦が1日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で指され、元王位の深浦康市九段(47)が敗れてB級1組への降級が決まった。 2勝6敗で最終局を迎えた深浦九段は、A級初参加の糸谷哲郎八段(30)と対戦。深浦九段が1時間50分の長考の末に攻めを決断したのに対し、糸谷八段が反撃。最後は糸谷八段が押し切った。深浦九段は勝てば残留の可能性があったが、敗戦したため降級となった。この結果、三浦弘行九段(45)の残留が決まった。 初めてのA級順位戦を6勝3敗の好成績で終えた糸谷八段は「一応、勝ち越しで終われたが、早めに挑戦権争いから脱落したので、来期は挑戦権争いに絡めるよう頑張りたい」。深浦九段は「星が思うように伸びなかったので仕方ない結果だと思う。また一からやり直します」と話した。
スマートフォンから番組へのメール投稿はコチラから(メールテーマ:マッハ) 第77期順位戦 A級 羽生善治竜王 vs 阿久津主税八段を生中継! 注目の一戦をどうぞご覧ください。 ※スタジオ解説は12時40分からとなります。予めご了承ください。 ※感想戦の中継はありません。
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