タグ

Keynesに関するprisoneronthewaterのブックマーク (38)

  • ゴールドラッシュ対戦争:ケインズと穴掘りの経済学 - himaginary’s diary

    10年ほど前にケインズの穴を掘る話を貨幣鋳造における労働需要を増大させるという観点から解釈し、期せずしてビットコインと同じ考えに辿り着いたことがあったが*1、アニマルスピリットを増大させるという観点からその話を解釈した表題の論文をMostly Economicsが紹介している。論文の原題は「Gold Rush vs. War: Keynes and the Economics of Digging Holes」で、著者はMichele Bee(ミナス・ジェライス連邦大学)、Raphaël Fèvre( コート・ダジュール大学)。 以下はその要旨。 This paper aims to fully exploit the heuristic virtues of Keynes’ famous ‘old bottles’ story, deploying a multi-layered arg

    ゴールドラッシュ対戦争:ケインズと穴掘りの経済学 - himaginary’s diary
  • 「死せる経済学者」と、経済学のアイディアの利用について - himaginary’s diary

    というSSRN論文(原題は「On 'Defunct Economists' and the Use of Economic Ideas」)をMostly Economicsが紹介している。著者はデューク大のSteven G. Medema(cf. ここ、ここ)。以下は論文の引用。 Any number of those who advocate re-centering the history of economic thought in the economics curriculum, particularly at the graduate level, do so because they believe that, “If only economists would read (pick your preferred unjustly neglected figure from

    「死せる経済学者」と、経済学のアイディアの利用について - himaginary’s diary
  • ケインズ『繁栄の手段』(1933) やっちゃった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ケインズ『戦費調達の方法』(1940) をやったついでに、全集でセット販売されてる『繁栄の手段』(1933) もやってしまったけど、全部書いてあるじゃん。これだけ読んで理解すればもう十分でしょう。「金融緩和だけで云々」「波及経路が」とか聞いた風な口きくまでもなく終わりじゃん。すべて書いてあるではないの。 ケインズ『繁栄の手段』 (1933) pdf 470kB 能書きはまた後で書くが。 飛行機の搭乗直前に急いであげてアップしたので まちがいや誤変換あると思うので、気がついたらご教示ください!

    ケインズ『繁栄の手段』(1933) やっちゃった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ケインズ『戦費調達の方法』(1940) に取りかかった→終わった - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    表題の通り、ケインズ『戦費調達の方法』(これまでの訳題は「戦費調達論」だが、だれがお金くれるわけでもなし、趣味でやってるんだから題名も趣味で決める) の翻訳。 以前、ケインズの『説得論集』をやった。 cruel.hatenablog.com ケインズ全集では、この説得論集の巻に戦費調達論も含まれているので、そのときについでにやろうかと思って手をつけていたのだ。が、急ぐこともあるまいと思って他のものに目移りして放置してあった。 それがちょうど戦争も始まったことで、日お金を出すつもりが、増税で対応するとかバカなこと言ってる政府が出てきたし、ツイッターで何か話題にした人も出たし、やっちゃいましょう、ということで。 J. M. ケインズ『戦費調達の方法』(1940)(pdf, 700kBほど. 仕掛かり中、文は完了。2023年1月中には終わるはず) 考えて見れば、エドワード・サイードなんかや

    ケインズ『戦費調達の方法』(1940) に取りかかった→終わった - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ケインズ『人物評伝』全訳おわった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    epub版ケインズ『人物評伝』表紙。 年明けてからケインズ『人物評伝』を訳し始めて、月の内になんとか終わりました。 ジョン・メイナード・ケインズ『人物評伝』pdf 2.7MB ジョン・メイナード・ケインズ『人物評伝』epub 1.4MB epubは、pandocで機械的に変換しただけ。現在は、もとの翻訳は半分くらいをlatexで書き、残り半分はmarkdownで書いて、pandocでlatexにして、そのlatexをもとにepubにしている。記事毎の改ページとか、きちんとできていないし、まだepubとして改良の余地はたくさんあると思う。今後これは改良しましょう。 (ふーむ、epubってxhtmlのかたまりなのか……ちょっとそれを知っていじってみました。表紙も一応くっつけておきました。このままアマゾンにでも出そうかね。xhtmlのかたまりということは、markdownを使う必然性はあまりなく

    ケインズ『人物評伝』全訳おわった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • スラッファのケインズ批判を巡る誤解 - himaginary’s diary

    2日エントリの脚注でリンクしたDavid Glasnerのエントリのコメント欄で、3日エントリでその論文を引用したPhilip Pilkingtonが、Roy H Grieveという人が書いた「An issue with own-rates: Keynes borrows from Sraffa , Sraffa criticises Keynes, and present-day commentators get hold of the wrong end of the stick」という論文にリンクしている。 以下はその要旨。 Scholars who in recent years have studied the Sraffa papers held in the Wren Library of Trinity College, Cambridge, have concluded

    スラッファのケインズ批判を巡る誤解 - himaginary’s diary
  • ケインズが破壊したもの - himaginary’s diary

    前回エントリで紹介したコーエンは、ケインズが自然利子率に否定的だったということを示した論文にリンクしている。ここでは、その論文「Endogenous Money and the Natural Rate of Interest: The Reemergence of Liquidity Preference and Animal Spirits in the Post-Keynesian Theory of Capital Markets」(著者はキングストン大学のPhilip Pilkington)から、関係する部分を拾ってみる。 Leijonhufvud claims that the Keynesian liquidity preference theory of interest rates demolished the Wicksellian framework. For Key

    ケインズが破壊したもの - himaginary’s diary
  • ケインズ『平和の経済的帰結』翻訳終わったぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はい、先月末にはじめたケインズ「平和の経済的帰結」、終わったぜ。乞ども、持ってきやがれ。 ケインズ「平和の経済的帰結」(pdf 1.2 Mb, 商業的に出そうなので公開停止) そのときに述べた通り、題名のPeaceは、講和条約のことではあるんだけれど、文中でケインズが、ドイツに対する「戦争による被害と平和による被害」という具合に、戦争と平和を対比させて書いている部分がいくつかあって、それを考えると平和のほうがいいかな、と。 基的に主張は簡単。 ドイツにすっげえ賠償金を払えって言うけどさ、無理じゃん。 まず、賠償金のうち、即座に50億ドル支払うことになってる → 即座の支払に使える現金とか資源とか、あんたら全部接収してかすめ取ったじゃん。払えないよ。 そして今後ドイツは経済活動を通じて儲けて払えといってる → あんたら炭鉱も奪い、船も奪い、工場も接収し、経済活動するために必要なものを全部

    ケインズ『平和の経済的帰結』翻訳終わったぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ケインズ「講和条約の経済的帰結」:ドイツよ、これを読み直そうぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    もはや泥沼というしかないユーロ情勢。えらそうなこと言ってるドイツだって、借金まともに返してないじゃないか、というピケティの突っ込みがあったけれど、それはまともな歴史感覚と、適切な金貸しとしてのバランス感覚がある人ならみんな思ったこと。が、いまのヨーロッパには、それがどうもまったく期待できないみたい。 まさに似たような話として、第一次大戦後にドイツから無理矢理借金(ではなく賠償金だけど同じ事)を取りたてるのがいかにアホなことか、そしてヨーロッパは一連託生なんだから、それが第一次大戦の戦勝国にとっても絶対にいいことにはならないよ、自殺行為だよ、というのを主張し、通らなかったために席を蹴ったケインズの著作がある。ぼくもそういう背景情報は知っていたけど実際には読んだことがなくて、今回ちょっと逃避のために読み始めた。 おもしろいわー。日語訳は、バカ高くて数十年かけて未だに未完ですでに続々絶版になっ

    ケインズ「講和条約の経済的帰結」:ドイツよ、これを読み直そうぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • クルーグマンが真のケインジアンではない理由 - himaginary’s diary

    昨日紹介したLevineやWilliamsonの議論ではクルーグマンをケインジアンとして断罪していたが、スウェーデンの経済学者Lars Syllが表題のブログエントリを書き、クルーグマンを真のケインジアンではないとして断罪している(原題は「Why Paul Krugman is no real Keynesian」)。これにデロング経由でクルーグマンが反応した。 クルーグマンの反応の内容は概ね以下の通り。 ケインズは多くのことを述べたが、必ずしもすべて整合性が取れていたわけではない。Syllは、均衡モデルを使い期待の不安定性を強調しなかった咎でクルーグマンは真のケインジアンではないと言うが、ケインズ自身も、一般理論の冒頭で有効需要の原理を説明する際に、期待を所与とした一時的な均衡モデルを用いた。 経済学は偉人の訓詁学として進めるべきではない。現状の理解や意思決定の助けになるかどうかで経済学

    クルーグマンが真のケインジアンではない理由 - himaginary’s diary
  • もう一度「一般理論」に挑戦する/山形浩生×飯田泰之 - SYNODOS

    リーマンショック以降、再び注目を集めたケインズ『一般理論』。そこには現在の不況に対する処方箋がたくさん詰まっている。しかし、ケインズの遺産をつつき回すだけでは今後の経済学が発展していくはずがない。経済学の未来はどっちだ! 山形浩生と飯田泰之の二人が語ります。 飯田 まずは、なぜ今ケインズ(『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』)を訳そうと思ったのかを聞かせてください。 山形 解説にも書いたのですが、最初のきっかけは、松原隆一郎氏が「山形は最近リフレの話を一生懸命しているけど、ケインズは『一般理論』の最後のところでリフレ派を明白に否定しているのに、何を言っているんだ。もの知らずめ。素人め」と言ってきたことです。だから「この素人を相手にそういうことを言うかね、君。ちょっと素人の怖さを思い知らせてやろう」と思って。 まず最初に、最後の章を1段落ずつ要約してみせて、「問題のところはそういう

    もう一度「一般理論」に挑戦する/山形浩生×飯田泰之 - SYNODOS
  • ケインズのデフレ不況と金融政策in「ルーズベルト大統領への公開書簡」(1933年

    「ケインズ経済学ではデフレ下での金融政策はあまり効果がないというのが常識です」という間違いをネットで見た。おそらくケインズの原典を読んだことがない人が書いたことだろう。以下では、デフレとの闘いでケインズが提案した処方箋を書いておく。ちなみに以下に整理したケインズの発言は、ケインズの『一般理論』(1936)以前の発言である。だが、平井俊顕さんの詳細な研究(その要旨はこのブログ記事参照)から、この公開書簡が発表された1933年12月にはケインズは『一般理論』への理論的展開を果たしていることを注記しておく。 ケインズがデフレのなかで金融政策の「多大な」有効性を確信していたのは、以下のケインズの発言からも明らかだ。ちなみに同書簡が公開された1933年の米国経済はデフレの深みを経験し、また政策転換で急激に回復しつつある途上である。 ケインズは「ルーズベルト大統領への公開書簡」のなかで、1)「改革」と

    ケインズのデフレ不況と金融政策in「ルーズベルト大統領への公開書簡」(1933年
  • ピーター・テミン&ダヴィッド・ヴァインズ「なぜケインズが今日大事なのか」

    Peter Temin, David Vines ”Why Keynes is important today” (VOX, 14 November 2014) ケインズ的刺激策に関する最近の議論は、ケインズが当初自らの理論を擁護した際に出くわしたものとよく似ている。稿では、そうした当初の議論を解説するとともに、今日の政策議論をそうした文脈に照らし合わせる。現代ではリカードの等価定理や財政乗数がきちんと定義されているため、私たちは過去の人間よりもこの議論をうまく枠に当てはめることができる。著者たちは、短期経済の単純なモデルによって刺激策の論拠を実証できることを論じる。 2008年の世界金融危機以降、マクロ経済学者は政策の説明や推奨を大きく間違ってきた。今日、財政政策について考えるにあたって、彼らはケインズ的な分析(これは急速な成長の終焉の狼煙となった激動の1970年代に廃棄された)の有効

    ピーター・テミン&ダヴィッド・ヴァインズ「なぜケインズが今日大事なのか」
  • ケインズ経済学が短期にのみ拘泥しているという偏見 - himaginary’s diary

    が生じた理由をEconospeakでピーター・ドーマンが考察している。ドーマンによれば、その理由は以下の2つあるという。 ケインズ経済学投資から消費に資源を振り向ける、というハイエクらに代表される見解 過剰消費→過少投資→過少雇用、というのがハイエクの見解だったが、それは論理的欠陥があったほか、資主義の働きに対する清教徒的な見解に直観的な基礎を置いていた(そうした心の奥底での信念が無ければ、賢明な人々がそうした誤謬に陥ることは無かった筈)。 その見解によれば、英雄的な消費節制こそが資主義者のかけがえの無い美徳であり、繁栄に向けた成長の礎となる。 従って、節制を否定し現在の消費を重んじるケインズ政策は非難されるべきであり、長期的な視点の欠如はいずれ罰を受けることになる。 長期は新古典派、短期はケインズ経済学、という両派間の「ヤルタ協定」 これについてドーマンは以下の点を指摘する: ケイ

    ケインズ経済学が短期にのみ拘泥しているという偏見 - himaginary’s diary
  • econdays.net - econdays リソースおよび情報

    This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.

  • ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 (山形浩生 訳)

    ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 Intro to Keynes General Theory (2006) Paul Krugman 山形浩生 訳 要約: 「一般理論」のすごさは、それが有効需要の問題をきちんとうちだして、セイの法則(供給は需要を作る)と古典金利理論を打倒したことだ。それは経済の見方を完全に変え、ケインズ批判者も含めていまや万人がケインズの枠組みで経済を考えている。今見ると冗長に思える部分も、ケインズが当時の古典経済学の常識を破壊した結果としてそう見えるだけだ。そして金融理論の過小評価というありがちな批判は、当時の(いまの日と同じく)超低金利環境の反映であり、理論の中では重要性も指摘されている。真に画期的な名著。必読。 General Theory初版、1936 目次 はじめに ケインズのメッセージ ケインズはなぜ成功したか ケインズ氏と現

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2013/01/16
    伝統ある古典部は廃部にしてケインズ部に改組します。
  • ケインズ理論と相対性理論 - himaginary’s diary

    少し前のはてぶで呟いたように、非自発的失業について論じる人はケインズ経済学を裏付けとして用いているのを小生は当然視していたのだが、そのはてぶのリンク先ブログエントリに書かれているように、今の世の中ではそれは裏付けのうちに入らないらしい。その辺りの事情は、ネットで最近見掛けた https://twitter.com/maeda/status/235709226058645505:twitter というツイートに良く表わされている。 このツイートのリンク先では、ケインズ経済学のミクロ的基礎付けを、従来のワルラス的枠組みから離れた形で構築することを試みているとの由*1。そういえば、こちらやこちらにあるように、最近、各経済学者が自分なりのケインズ解釈を相次いで打ち出している。それに便乗するわけでもないが、今日は、ケインズ経済学について小生が前から漠然と考えていたことを、いわば「my two cen

    ケインズ理論と相対性理論 - himaginary’s diary
  • 「もう一度「一般理論」に挑戦する」山形浩生×飯田泰之 : ジュンク堂書店Podcast

    ジュンク堂書店の店頭で行われているトークセッションやイベントなどを配信するポッドキャスト(ベータ版)です。 *予告なく終了する場合がありますのでご了承下さい。 iTunes Storeでも公開されました!iTunesをご利用の方は、このページから iTunes - Podcast - ジュンク堂書店「ジュンク堂書店Podcast」 「iTunesで見る」をクリックし、「無料購読」をクリックすると登録できます。 送料無料、最短当日出荷の丸善&ジュンク堂ネットストア もぜひご利用下さい ※トークセッションのPodcast配信は終了しました。 2012年1月28日@ジュンク堂書店新宿店 山形 浩生 × 飯田 泰之 もう一度「一般理論」に挑戦する 訳・要約●山形浩生 解説●飯田泰之 『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』(ポット出版)刊行記念 リーマン・ショック以降、再び注目を集めたケイ

  • 山形浩生×飯田泰之トークセッション「もう一度「一般理論」に挑戦する」2012.1.28(土)於ジュンク堂新宿店 | ポット出版

    '; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> リーマンショック以降、再び注目を集めたケインズ『一般理論』。 そこには現在の不況に対する処方箋がたくさん詰まっている。 しかし、ケインズの遺産をつつき回すだけでは 今後の経済学が発展していくはずがない。 経済学の未来はどっちだ! 山形浩生と飯田泰之の二人が語ります。 ◎なぜ今『一般理論』なのか 飯田 まずは、なぜ今ケインズ(『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』)を訳そうと思ったのかを聞かせてください。 山形 解説にも書いたのですが、最初のきっかけは、松原隆一郎氏が「山形は最近リフレの話を一生懸命しているけど、ケインズは『一般理論』の最後のところでリフレ派を明白に否定しているのに、何を言

    山形浩生×飯田泰之トークセッション「もう一度「一般理論」に挑戦する」2012.1.28(土)於ジュンク堂新宿店 | ポット出版
  • SYNODOS JOURNAL : もう一度「一般理論」に挑戦する(3・完) 山形浩生×飯田泰之

    2012/3/810:22 もう一度「一般理論」に挑戦する(3・完) 山形浩生×飯田泰之 ■ケインズは、どう利用できるか? 山形 そういったことを踏まえたうえで、今、ケインズを読み直したほうがいいのかしら。それともケインズと全然違うところで何かをしたほうがいいのかしら。今回の危機に対してIS-LMもそこそこうまく動いたし、アメリカのやったいろんな資金注入や公共的な支援もだいたいそれで説明がつきそうな感じではある。大学のマクロ経済学の一番最初で学ぶような話ですべてが片付いちゃったんだから、それをもう少し頑張るということでいいのか。ここらへんでケインズの今の意義というのを話さなきゃいけないかなって。 山形 そうですね。やっぱり『一般理論』の小難しくも面白いところは、彼がうねうねしながら議論を進めるところ。その中に、筋とは外れるけれど注目に値する部分が書かれているんですよね。 飯田 その意味で