井上正幸のブログ8/7に著書3作目となる「ラグ戦入門編」が発売となりました。 「戦術初心者にでもわかりやすく」という今までにない難問を突きつけられ、何度も突き返されて生まれた書籍です。1人でも多くの皆様の手にとっていただけますと幸いです。 https://www.amazon.co.jp/dp/4862556930/ 現代ラグビーのトレンドであるラインスビードが速い「ラッシュアップDF」に対して、縦に深くポッドを重ね合わせて、FWが自在にポッドを可変させ、BDからBKが移動して、バックドアのさらに内側から「ダブルライン」ならぬ「トリプルライン」を作り、数的にも位置的にも優位を作るATを完成させたアイルランド。 対して、バレットとモウンガという2人の司令塔を要して「1322」のポッドを軸に、バランスよく人を配置してスペースにボールを運ぼうとするNZ。 これまでのFWがゲインしてBKがスペース
ラグビー日本代表(世界ランキング12位)は8日、ワールドカップ(W杯)フランス大会の第4戦でアルゼンチン代表(同9位)と対戦し、27対39で敗れた。日本は2勝2敗で、2大会連続2回目の決勝トーナメント進出はならなかった。 トライを奪い合う激戦の中で、勝敗を分けたポイントはどこにあったのか? 元日本代表の藤井淳氏(東芝)に話を聞いた。 ――激しい試合になりましたが、今日の試合をどう見ましたか? どちらに転ぶかわからない展開もありましたが、総合的には差があったと思います。 日本はキックオフでのノックオンや、自陣からの脱出がうまくいかずに反則を繰り返してしまい、アルゼンチンが有利に攻撃できる状況になりました。 特に、中盤のラインアウトからのモールを押されたことで日本は試合の流れを奪われてしまいました。 ――ラインアウトモールのディフェンスについてはこの4年間で向上していたようにも感じましたが?
10月2日放送のゲストは、専門誌「ラグビーマガジン」の田村一博編集長だ。 フランスで開かれているワールドカップで日本は、9月28日(日本時間29日未明)のサモア戦を28-22で勝利し、2大会連続のベスト8に向けて前進した。通算成績2勝1敗、勝ち点9とした。 今大会を開幕戦からフランスで取材中の田村編集長がオンラインで番組に登場する。ここまでの試合を振り返ってポイントをお話いただく。また取材を通じて得られたコーチや選手たちの声、裏話などを紹介してもらう。 チリ、イングランドとの2戦で計10本のプレースキックを全て成功したスタンドオフの松田力也選手が自らキック成功率が高い好調の理由を記者に語った内容もお話いただく。大会前は、キックの不調に苦しんでいた。右肩を意識したルーティン動作に変えて復調したという。また具智元選手がスクラムにかける気持ちも伝えてもらう。ジャック・コーネルセン選手や下川甲嗣選
井上正幸のブログ8/7に著書3作目となる「ラグ戦入門編」が発売となりました。 「戦術初心者にでもわかりやすく」という今までにない難問を突きつけられ、何度も突き返されて生まれた書籍です。1人でも多くの皆様の手にとっていただけますと幸いです。 https://www.amazon.co.jp/dp/4862556930/ サモア戦のレビュー。 サモア、規定的な1331で順目に攻撃を連続させるだけなので、ジャパンのDFの前で脅威はない。 ジャパンはすぐにチャンスを掴む。 サモアのスクラムからのDFの陣形がバックスリーが下がっている「3ヘッド(SOと両センターが前にいる状態)」。 ジャパンはAT6人に対して、サモアDFはハーフがDFラインに加わって「6対4」。大きく数的優位がある状態でボールを回してビッグゲイン。ジャパンは順目に攻撃を重ねて最後は、サモアDFが数的不利でかつ速くリサイクルされて内側
2023年9月号「issues of the day」 9月9日、ラグビーワールドカップ 2023がフランスで始まった。前回 大会はコロナ禍が猛威を振るう直前の 2019年秋に日本で開催され、日本代表がベスト8に進出したこともあり、大きな盛り上がりを見せた。筆者自身も、日本代表がアイルランド代表やスコットランド代表を破った試合を含め、14試合を現地観戦した。 ラグビーでは、ニュージーランド代 表のことを「オールブラックス」と呼ぶように、代表チームに愛称がつくこ とがあるが、日本代表は「ブレイブ・ ブロッサムズ」と呼ばれる。日本人と して誇らしさを感じられる愛称だが、 これは日本側が自らつけたのではない。オーストラリアで開催された20 03年大会で、フィジカルな劣勢にもかかわらず足元に飛び込む勇気あるタックルを繰り返した日本代表チームを見て、現地マスコミがつけたものである。 ラグビーワールド
喫茶店バル・フットボリスタ ~店主とゲストの本音トーク~ 毎号ワンテーマを掘り下げる雑誌フットボリスタ。実は編集者の知りたいことを作りながら学んでいるという面もあるんです。そこで得たことをゲストと一緒に語り合うのが、喫茶店バル・フットボリスタ。お茶でも飲みながらざっくばらんに、時にシリアスに本音トーク。 今回のテーマは「カタールW杯での日本代表総括」。帰国直後の川端さんがその熱量そのままに、ドイツ、スペインに感じた「完成度が高すぎる」問題、そこから学べる日本代表の進むべき道を熱く語った。 「3バック特集」がまさかのジャストフィット!? 川端「やあマスター、久しぶり」 浅野「え、また来たの(笑)。もうカタールから帰国したんでしたっけ?」 川端「ちょうど一昨日に帰ってきたところですよ。寒暖差で脳がバグってるけど……」 浅野「日本代表の歴史的な戦いを現地で見られて良かったですね。こっちは雑誌の校
COLUMN河治良幸の真・代表論 第131回 基準は誰がやるかではなく、何をやるか。”森保ジャパン”継続でも、アップデートは必要 By 河治良幸 ・ 2022.12.10 森保一監督の継続が濃厚とも言われる日本代表だが、ここで区切りをつけることも英断だと考えている。 ただ、監督が誰であるか以前に、日本代表がここからどういう未来像を描くのか。そのビジョンに従って、監督の人選を絞り込んでいくべきだ。 格上の相手にどう挑んで打ち負かすかという基準では、カタール大会での”森保ジャパン”は、1つの回答を示してくれた。 ドイツ戦などは10に1つの勝利を得たようにも言われるが、しっかりと狙いを持って勝機を掴み取ったもので、実際は10に1つより勝利の可能性は高かったはずだ。 今後、さらにチームとしてレベルアップするには、個人が成長することも重要だが、いままで以上に継続的なベースを作った上で、選手の個性を組
日本戦徹底解剖 PK戦の末、クロアチアに及ばずラウンド16でカタールW杯から姿を消した日本代表。4度目となった8強への挑戦はなぜ敗戦に終わったのか。2月9日に発売する『森保JAPAN戦術レポート』の著者らいかーると氏が分析する。 日本を撤退させたロングボール クロアチアがデザインされたキックオフで敵陣ペナルティエリアに侵入したかと思えば、今度はショートコーナーを披露した日本の谷口彰悟が惜しいヘディングシュートを放つ。両チームの立ち上がりは、この試合にかけてきた準備を惜しみなく出していく決意を十分に感じさせるものだった。 序盤、[3-4-3]または[5-2-3]で構える日本のプレッシングで見られたのは攻撃的な姿勢。[4-3-3]を基本布陣とするクロアチアのゴールキックに対しても、後方の同数3対3を受け入れていた。それでもボールを繋ごうとするクロアチアのビルドアップに対して、前田大然がGKドミ
Twitter: 670 Facebook LINEでおくる B! Bookmark 更新通知を受ける ワールドカップの日本対ドイツの試合の終了後、ドイツ代表DFリュディガーの挑発行為について記事を作ったところ、「あれは挑発ではない!」「スピード制御するための必要な動きだ!」などのご批判をたくさんいただきました。 リュディガー選手についてあまりご存じない方が多いようなので、久々にドイツ語方面の翻訳記事を作ってみました。 なお、前回の記事は挑発相手にやり返されてしまったというトホホな状況を取り上げたまでで、管理人的には挑発そのものを否定的に捉えているわけではありません。 どちらかというと好きなんで、そこは誤解しないでいただけると嬉しいです。 リュディガーのアクションが波紋を呼んだ。 日本代表戦でのアントニオ・リュディガーの走り方がネット上を騒然とさせています。SPORT1は、彼のスプリントの
11月20日にサッカーのFIFAワールドカップ(W杯)が開幕し、カタールで国の威信をかけた熱戦が繰り広げられている。しかし、このW杯を選手、戦術、対戦カードに着目して観戦するだけではもったいない。 長年、サッカー日本代表を分析するスポーツジャーナリスト・河治良幸氏と連日マスメディアでウクライナ情勢を分かりやすく解説する安全保障専門家・高橋杉雄氏に、『Wedge』らしい独自の切り口でワールドカップについて語っていただいた。 (聞き手/構成・編集部 鈴木賢太郎) なぜ私たちは 「サッカー」を語るのか 編集部(以下、――) お二人はどういう形でサッカーに携わってこられたのか。 河治 私は1990年代に大学院で歴史学、中でも黒人奴隷に関する研究をしていたが、もともとスポーツ全体に関心があった。当時、日本代表にトルシエ監督が就任した時期で、メディアの論調は彼に批判的なものが多かった。次第に「メディア
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く