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WRCに関するprisoneronthewaterのブックマーク (61)

  • 2021年WRC第3戦クロアチア

    モーター スポーツ コラム 2021年4月20日 2021年WRC第3戦クロアチア Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 昨年来のコロナの世界的大流行のためWRCカレンダーが迷走しておりプロモーターとしては何とか所定の回数を確保する必要からいわゆる老舗の有名ラリーから“開催可能な国”を求めてやりくりしています。その結果、従来のファンには馴染みのないラリーが次々と登場します。クロアチアもそのひとつです。現在のクロアチア共和国は歴史的に“分離と合併を繰り返した国家”であり、最新の独立は1991年6月ユーゴスラビア社会主義連邦共和国からの独立です。首都はザグレブ。分離したもう一方はセルビアで首都はベオグラードです。私は海外営業部門時代に駐在地のベルギーから分離する前のユーゴスラビアに商談のため何度も行ったことはあります。その頃はソ連の影響を受けた暗い街でありま

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  • 2021年WRC第2戦アークティックラリー・フィンランド

    昨年来のコロナ騒ぎを持ち越して、初戦のモンテを関係者の努力で切り抜け早くも第2戦となりました。恒例のスエーデンは脱落、その代わりにWRC初開催のアークティックラリーが急遽登場です。開催地はフィンランドの北極圏に近いロヴァニエミです。 このところ毎年のように暖冬による雪不足に悩んできたスウェーデンの中部地方に比べ今回はスノー・アイスラリーのイメージが実現するでしょう。有名なラリーでありますが私自身行ったことはありません。トヨタの輸出初期の1960年代後半から70年代にかけてのベルギー駐在中にラリーとは別の仕事で数回ロヴァニエミに行ったことがあります。北極圏のこの町は人口6万人くらいで自動車メーカーの間ではかなり有名な場所です。新車開発の際には超低温及び超高温の確認試験が定番になっていますが、低温はロヴァニエミ、高温はアメリカのソルトレイクで行うメーカーが多いです。安定的にマイナス20度程度が

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  • 2021WRC第1戦モンテカルロ

    モーター スポーツ コラム 2021年1月18日 2021WRC第1戦モンテカルロ Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 2020年最終戦モンツァではトヨタエヴァンスが一瞬のコースオフで自らのドライバーチャンピオンを失い、メーカーチャンピオンも同時に失うという劇的な結果に終わりました。終わってみればシーズン全般を通じてオジェの巧妙な試合運びがヌーヴィルやタナクの様な速いドライバーを上手いドライバーが制したことになりました。 21年のカレンダーは新型コロナの影響をうけ再三にわたり変更されモンテだけがどうしてもやるとの強い意志を表明していますが、恒例のスウェーデンとGBが早くも中止を決めいわゆる老舗(しにせ)のラリーと新入りのラリーが乱立する異例のカレンダーとなります。新入りといっても古くからヨーロッパ選手権開催の経験のあるクラブですから多少スケールが小型

    2021WRC第1戦モンテカルロ
  • 2020年WRC最終戦〈第7戦〉ラリー・モンツァ

    モーター スポーツ コラム 2020年12月4日 2020年WRC最終戦〈第7戦〉ラリー・モンツァ Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 世界的な新型コロナ大流行のため、年のWRCシーズンは当初の14戦から、中止や延期のイベントが続出し、FIAは10月初旬に第7戦ベルギー、第8戦モンツァを加えたカレンダーを発表しました。ところがベルギーもその後中止を発表、その結果12月4日のモンツァが最終戦として残ることになりました。私にとって残念なのはベルギーの中止です。1960年代後半から10年間首都ブリュッセルに住み込んでいましたので久しぶりに何回も訪れたイープル(Ypres)ラリーが楽しめると思っていましたのに。ベルギーは数多くの一流ドライバーを輩出しています。デ・メビウス、スナイヤー。そして現在はヌーヴィルなど。異例の世界的混乱のため、今年注目のカレンダーの

    2020年WRC最終戦〈第7戦〉ラリー・モンツァ
  • 2020年WRC第6戦サルディニアラリー “もう一度ラフグラベルでスプリント戦”

    モーター スポーツ コラム 2020年10月5日 2020年WRC第6戦サルディニアラリー “もう一度ラフグラベルでスプリント戦” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 前回のトルコは予想以上に一線級のドライバーにトラブルが発生し、大混乱となりました。コロナ対策でSS距離が短縮され悪路と知りつつ、スプリント走行せざるを得ない環境でパンクやメカニカルトラブルが発生。複数の上位入賞を狙ったトヨタとヒュンダイがエースのオジェ、タナクを失う中、冷静に走ったトヨタのエバンスが優勝、若輩ロヴァンペラが4位に入りました。ヒュンダイはヌーヴィルが持ちこたえて2位、ローブがピンチヒッターの役をこなして3位に入りメーカーポイント獲得に貢献しました。

    2020年WRC第6戦サルディニアラリー “もう一度ラフグラベルでスプリント戦”
  • 2020年WRC第5戦ラリー・トルコ “距離短縮の悪路ラリー”

    モーター スポーツ コラム 2020年9月15日 2020年WRC第5戦ラリー・トルコ “距離短縮の悪路ラリー” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する コロナ騒ぎは世界レベルのスポーツ界にも大きな影響をもたらし、あらゆる競技が中止、延期の影響を受けています。WRCでは既に9月となって通常では年間チャンピオン争いの話題たけなわな時期ですが、まだ5戦目が開催されようとしています。年初14戦の予定がジャパンの中止を含む多くのイベントに影響を与え、結局今後の予定は今回の第5戦トルコ、第6戦は予定していたドイツが中止され10月8日―11日でイタリア、第7戦ベルギーをもってシーズン終了となります。 今回のトルコは通常のWRC規則のSS総距離300キロ程度でなくSS 12223キロで開催されます。有名な保養地マルマリスをベースに海岸線の背後の丘陵地帯で行われるこのラ

    2020年WRC第5戦ラリー・トルコ “距離短縮の悪路ラリー”
  • 2020年WRC第4戦エストニア “ピンチヒッターの高速ラリー”

    モーター スポーツ コラム 2020年8月31日 2020年WRC第4戦エストニア “ピンチヒッターの高速ラリー” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 暫くぶりのコラムです。ご承知のとおり全世界中に大混乱をもたらしたコロナ・パンデミックによりWRC全14戦のシリーズが第3戦メキシコでストップし、コロナ蔓延とともに予定されたイベントが続々キャンセルとなりました。何もなければ今頃は第10戦ニュージーランドまで進んだ頃でした。キャンセルされたイベントのうち久方ぶりに復帰したサファリ、そしてジャパンの主催者は特に残念なものでした。このままで行くとWRC選手権そのものの意味が問われるのでFIAはピンチヒッターを登場させ危機を乗り越えようとしています。ヨーロッパ選手権からエストニアとベルギーのイープルを加え今年は8戦のシリーズを組み、8月21日に発表しました。 第

    2020年WRC第4戦エストニア “ピンチヒッターの高速ラリー”
  • 2020年WRC第3戦 ラリー・メキシコ ”グラベル初戦”

    モーター スポーツ コラム 2020年3月9日 2020年WRC第3戦 ラリー・メキシコ ”グラベル初戦” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 雪不足のモンテ、スウェーデンを終了し、早くも欧州外ツアーの開始です。今シーズンからシトロエンが脱落し、ヒュンダイとトヨタの一騎打ちになってしまいました。 今シーズンは、前年度チャンピオンになったタナク(ヒュンダイ)、これまでのチャンピオンのオジェ(トヨタ)、そこに初制覇を狙うヌーヴィル(ヒュンダイ)が加わり、この3選手によるしのぎを削り合う展開が予想されます。そこに脇役としてフォードに入ったラッピが上位のペースを如何にかき回すことが出来るかも、興味のポイントでもあります。 ところが、前の2戦でフォード出身のエヴァンス(トヨタ)が予想に反して大活躍、現在トップタイと意外な大健闘です。今年からトヨタをドライブするロ

    2020年WRC第3戦 ラリー・メキシコ ”グラベル初戦”
  • 2020年WRC第2戦スウェーデン“何やら混戦模様”

    モーター スポーツ コラム 2020年2月10日 2020年WRC第2戦スウェーデン“何やら混戦模様” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する WRC唯一の純雪上ラリーですが、世界的暖冬の影響はここにも及んでいます。68回目を迎える伝統的なイベントですが、過去には暖冬で凍土が溶け出して人間の歩行も困難な年もありましたが何とか続いています。年もかなりの暖冬のようで数週間前からFIA委員の査察が入り、委員のレポートをベースにFIA、主催者、プロモーター、メーカーチームが協議の上開催が決定されました。主催者はホッとしていることでしょう。原因が何であれイベント中止は不名誉なことであり、ラリー業界の地位を下げることになりますから。 通常は圧雪の道路と除雪の雪壁に守られてラリーフィンランドに次ぐ110km/h以上のSS走行の高速ラリーですが今年はどうなるでしょうか。

    2020年WRC第2戦スウェーデン“何やら混戦模様”
  • 2020年WRC第1戦 ラリー・モンテカルロ “混戦の幕開け”

    モーター スポーツ コラム 2020年1月20日 2020年WRC第1戦 ラリー・モンテカルロ “混戦の幕開け” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する ラリーファンの皆様。年もよろしくお願い致します。 昨シーズンはトヨタのタナックが初タイトル獲得。2005年以来フランス人ドライバーが独占していたドライバータイトルを奪取しました。ヒュンダイは最終戦オーストラリアが大森林火災のため中止となりマニュファクチャラータイトルをとって逃げ切りました。トヨタとしては理論的に逆転可能まで追い詰めましたがイベント中止ではやむを得ません。いつヒュンダイがタイトルを取るのかここ数年注目されていましたが、一番ホッとしたのはヒュンダイのドイツにあるチームの首脳部だったと思います。何しろチーム創設以来の監督ミシェル・ナンダンを解雇してまで頑張ったのですから。 さて、年は更に大変

    2020年WRC第1戦 ラリー・モンテカルロ “混戦の幕開け”
  • WRC2020ナビ

  • 2019年WRC第14戦ラリー・オーストラリア “最終戦でのメーカー・タイトル争い”

    モーター スポーツ コラム 2019年11月11日 2019年WRC第14戦ラリー・オーストラリア “最終戦でのメーカー・タイトル争い” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 前戦のスペインではトヨタのタナックが見事な勝負でドライバーズタイトルを獲得しました。僅か0.4秒差で2位を獲得、加えてパワーステージ1位を勝ち取っての年間チャンピオンです。周りがハラハラするような目一杯の見事な走りでした。ヒュンダイはストップ・タナックのためヌーヴィル、前チャンピオンのローブ、それに地元のソルドの3名でトヨタ勢を囲い込む作戦でした。ラリー後半までその効果は充分に発揮されヒュンダイが1―3位独占でしたが最後にタナックがその一角を破り、2位に浮上しタイトルを獲得。長い間続いたローブ、オジェ時代が終わり、新しいチャンピオンの誕生です。 一方でメーカー・タイトルの方はまだ決

    2019年WRC第14戦ラリー・オーストラリア “最終戦でのメーカー・タイトル争い”
  • 2019年WRC第13戦ラリー・オブ・スペイン “終盤の年間チャンピオン争奪戦‘

    モーター スポーツ コラム 2019年10月23日 2019年WRC第13戦ラリー・オブ・スペイン “終盤の年間チャンピオン争奪戦‘ Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する このラリーは正式名称が“55 Rally RACC Catalunya-Costa Daurada,Rally de Espana 2019”という長~い名前です。最終戦のオーストラリアが荒っぽいグラベルなのに比べWRC唯一のミックス路面の戦いになります。ターマックとグラベルの独立したラリーをひとつにまとめてWRC参入したいきさつを継続したものです。WRC入りが1991年、その当時はデイ1と4がターマック、2と3がグラベル(当時は4日制でした)ということで 車両の仕様を現地で2回変更するものでした。チームの負担が重いのでFIA方針によりその後ターマックの単一路面に変更されました。201

    2019年WRC第13戦ラリー・オブ・スペイン “終盤の年間チャンピオン争奪戦‘
  • 2019年WRC第12戦ラリー・ウエールズGB “時期ズレのGB戦“

    モーター スポーツ コラム 2019年9月30日 2019年WRC第12戦ラリー・ウエールズGB “時期ズレのGB戦“ Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する ベテランのラリーファンの方々はシーズン最終戦がGBで、過去に色々なドラマを生んでいた印象が強いと思いますが、時には最終戦の一戦前のこともありました。最終戦は年間チャンピオンがこの1戦で決まることもあり、主催者にとっては世界中の注目を集める意味で美味しいイベントなのです。シトロエン+ローブやVW+オジェの全盛期には最終戦は消化試合の印象でしたが、今年のようにドライバーポイントやメーカーポイントが接近している状況では最終戦の意味合いが違ってきます。それなのに昨年からはGBの後に更に2つのイベント、スペインと最終戦オーストラリアがあります。晩秋の英国は天候不順の可能性が高く、そこでの高速グラベルは大変特徴

    2019年WRC第12戦ラリー・ウエールズGB “時期ズレのGB戦“
  • 2019年WRC第11戦ラリー・ターキー(トルコ) “シーズン終盤のハード・グラベル”

    モーター スポーツ コラム 2019年9月9日 2019年WRC第11戦ラリー・ターキー(トルコ) “シーズン終盤のハード・グラベル” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する シーズンも終盤に入って今年のタイトルが気になるところですが、ドライバーもメーカーも上位が激戦を続けています。ドイツ戦でトヨタがポディウム独占したところで大夫様子が変わってきました。ドライバー・ポイントではトヨタのタナクが205Pでリードを広げ、ヒュンダイのヌーヴィルが172、シトロエンのオジェが165Pで追っています。 メーカーポイントの方ではヒュンダイが289Pでリードしていますがドイツでのトヨタのフルポイントで281となり逆転寸前です。3位シトロエン216、4位フォードは168で大夫離されました。 昨年8年ぶりにWRC復帰したトルコは海岸線に美しい保養地が多くバカンス客が集まると

    2019年WRC第11戦ラリー・ターキー(トルコ) “シーズン終盤のハード・グラベル”
  • 2019年WRC第10戦 ラリー・ドイチェランド

    モーター スポーツ コラム 2019年7月24日 2019年WRC第10戦 ラリー・ドイチェランド Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する “3種類のターマック路面” シーズン後半に入り早くも第10戦を迎えます。グラベル主体のWRCシリーズですがターマックはドイツスペイン(ミックス)を残すだけとなりました。 これから最終戦に向けてのイベントは年間チャンピオンを目指す作戦に各メーカーチームはできるだけリタイアを減らしてポイントゲットを目指すことになります。トップ争いの中で2台目、3台目のサポートが重要になります。前戦フィンランドではやはり北欧勢が上位を独占、その中でもタナックが圧勝し、ポイントリーダーで一歩前に出ました。フィンランド終了時のドライバーポイントはタナック(トヨタ):180pt、オジェ(シトロエン):158 pt、ヌーヴィル(ヒュンダイ):15

    2019年WRC第10戦 ラリー・ドイチェランド
  • 2019年WRC第9戦フィンランド “真夏の祭典”

    モーター スポーツ コラム 2019年7月24日 2019年WRC第9戦フィンランド “真夏の祭典” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する フィンランドは自他ともに許すラリー王国。スキーのジャンプと共にラリーは国技扱いです。昔、ケッコーネンという首相が就任時記者団にスポーツの趣味は何ですか?と聞かれ‘若い頃ラリーをやっていたよ’と答えたそうです。今年で69回目の開催となる歴史あるイベントです。1973年のWRC創設のメンバーで何千もの湖と森林に囲まれた岩盤に支えられた固く締まったグラベル、それに加えふんだんに出てくるジャンピングスポットが特徴でSSの平均スピードはWRCで最も高く120km/hを超えます。これまでの優勝ドライバーの合計SS平均速度記録は2016年クリス・ミークの126.26km/hでした。このようなラリーですから別名フィンランド・グランプ

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  • 2019年WRC第8戦イタリア・サルディニア・ラリー“ヨーロッパのハードグラベル第2弾”

    モーター スポーツ コラム 2019年6月11日 2019年WRC第8戦イタリア・サルディニア・ラリー“ヨーロッパのハードグラベル第2弾” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する サファリやアクロポリスのない今、路面が悪いのはポルトガル、サルディニアそして第11戦トルコと言われています。地中海に浮かぶイタリアのサルディニア島は富豪の別荘が立ち並ぶ観光地で、季節はバカンスシーズンですから天候も快適、やや高温気味です。SSは狭く、うき砂利のため、初回走行はスタート若い順に不利、2回目走行は石が露出するのでコーナーカット時に注意を要します。コースにはウオーター・スプラッシュやミッキー・ジャンプと呼ばれる周期の短い、そして角度の大きいジャンプが多数ありこのラリーの特徴になっています。南ヨーロッパですから観客は熱狂的です。 WRCの歴史の中では創設の1973年からの

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  • 2019WRC第7戦 ポルトガル “伝統的なヨーロッパグラベルラリー”

    モーター スポーツ コラム 2019年5月28日 2019WRC第7戦 ポルトガル “伝統的なヨーロッパグラベルラリー” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する 今年53回目の開催を迎える名門ラリーの一つです。ポルトガル航空(TAP)のスポンサーとなり1967年より開催され1973年に創設されたWRC(当時はメーカー選手権のみ)のオリジナルメンバーとなりました。その後は長いあいだWRCの発展に寄与していましたが2000年頃からWRCのローテーションの影響を受けたり、熱狂する観客安全の対策等の問題もあり一時休んでいました。その後安全問題の再検討や開催地の選定など体制を整えて2007年に拠地を南部の保養地アルガルベに移して再開しました。2015年にはポルトを中心に里帰り、有名なファフェのSSも再開して今日に至っています。 コースは表面がややソフト、反復使用の

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  • 2019年WRC第6戦ラリー・チリ “歴代32番目の新入り”

    モーター スポーツ コラム 2019年5月7日 2019年WRC第6戦ラリー・チリ “歴代32番目の新入り” Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄 印刷する WRC歴代一回でも開催した国は31か国ありました。ここで32か国目の新規登場です。一昨年あたりからラリー・ジャパン復活の際にはサファリの復活やコルシカの脱落の可能性など種々噂されていましたが、今年新規参入のチリは当時それほど話題には上がっていなかったのです。しかし、昨年秋のカレンダー発表で開催を実現したのはチリでした。 南米ではアルゼンチン、ブラジル、パラグアイそしてチリなどがモータースポーツに熱心な国です。先回のアルゼンチンではチリの選手が2名(兄弟の様ですが)WRC2で上位を占めました。その他パラグアイは昔からトランス・チャコという過酷なラリーで有名です。アルゼンチンのWRC2クラスで上位に入ったガランテ

    2019年WRC第6戦ラリー・チリ “歴代32番目の新入り”