総務省が4月19日に公表した消費者物価指数によると、24年3月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比2.6%(2月:同2.8%)となり、上昇率は前月から0.2ポイント縮小した。事前の市場予想(QUICK集計:2.6%、当社予想は2.7%)通りの結果であった。 エネルギーの下落幅は縮小したが、食料(生鮮食品を除く)、家具・家事用品の伸びが鈍化したことがコアCPI上昇率を押し下げた。 生鮮食品及びエネルギーを除く総合(コアコアCPI)は前年比2.9%(2月:同3.2%)、総合は前年比2.7%(2月:同2.8%)であった。 コアCPIの内訳をみると、ガソリン(2月:前年比4.5%→3月:同4.3%)、灯油(2月:前年比4.3%→3月:同4.7%)の上昇率は前月とほぼ変わらなかったが、電気代(2月:前年比▲2.5%→3月:同▲1.0%)、ガス代(2月:前年比▲9.4%→3