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economic_policyとreviewに関するprisoneronthewaterのブックマーク (11)

  • 安倍晋三氏が批判を受け入れてなお助言を求めた「経済ジャーナリスト」の一冊 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    著者は日の経済ジャーナリストを代表するひとりだ。個人的には「最も優れた」という形容詞をつけたい。日の政官財の欲望渦巻く世界、ワシントンでの覇権国家アメリカの生々しさ、打算に秀でた中国政治家たち、そして長期停滞の舞台裏までを、現場での取材を豊富に交えて描き、現代史の証言として面白い。 田村氏が経済ジャーナリストとして最も優れているのは、現場体験を踏まえ、客観的なデータとそれを的確に読み解く経済学の基礎がしっかりしているからだ。当たり前のようでいて、経済学を適切に現場で応用できる記者は日にはほとんどいない。日の経済記事の後進性はひどいものなのだ。 取材対象との距離感も素晴らしい。日の記者たちはしばしば取材対象と懇意になりすぎてしまい、忖度を重ねる「御用記者」が多い。いまでも財務省のご機嫌をとるかのような緊縮財政記事ばかり書いている。このような安易な姿勢とはきっぱり決別しているところ

    安倍晋三氏が批判を受け入れてなお助言を求めた「経済ジャーナリスト」の一冊 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
  • 『ル・モンド』紙から精選された弱者のための経済学 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    何百億円もする豪華なヨットや数兆円の個人資産を有するオリガルヒ(ロシアの新興財閥)の存在が、ウクライナ戦争を契機にして注目を集める。西側社会はその資産の没収を制裁措置に加えているが、そもそもなんでロシアにはこの種のスーパーリッチが多く生まれるのだろうか。その理由は所得の高低に関係なく所得税が均しく13%だからだ。 歪んだ税制が、ロシアの深刻な経済格差を生み出している根源だ、とピケティは書で教えてくれる。そして税制や経済対策が公平さを保たないと、ロシアだけでなく、同じ権威主義国家の中国でも、あるいはハイパー資主義と化した米国や欧州でも社会は不安定化し、国民は不幸になる、と断言している。 書は、フランスの新聞『ル・モンド』に連載された論説から精選された時論の書である。日でもベストセラーになった『21世紀の資』以降のピケティの発言を知る上では最適だ。特にロシア中国のようなポスト共産主

    『ル・モンド』紙から精選された弱者のための経済学 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
  • 高橋洋一『日本はこれからどうするべきか?』(かや書房) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    新型コロナ危機の前後では、世界の経済と政治情勢は激変している。これからも大きな変容は続くだろう。その時に経済・政治・安全保障を多角的に、自分の頭で考えていくことが必要だ。マスコミの世論誘導、政治の誘導、それらに煽られないで客観的なデータを単純明快な論理的推論で、さまざまな事象を見ていかないといけない。ただしこれらをひとりでやることは不可能だろう。その時の先導役のひとりとして、高橋洋一氏の貢献はやはり日ではきわめて有益だ。書はその高橋洋一氏の最新啓蒙書として断トツにお勧めできる。 まず導入をわかりやすいマンガで解説しているのがいい(多少、高橋さんと思われるマンガキャラが美化されてる点は突っ込みなしだw)。マンガ部分だけでもかなりわかりやすく、現在の国内・国際的な話題が網羅されている。 また個人的に超便利なのは、新型コロナウィルスの感染とそれをめぐる国内外の対応たこと細かに書かれているカレ

    高橋洋一『日本はこれからどうするべきか?』(かや書房) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 片岡『円のゆくえを問い直す』:異様な密度でアンチョコにさせていただきます。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    円のゆくえを問いなおす―実証的・歴史的にみた日経済 (ちくま新書) 作者: 片岡剛士出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/05メディア: 新書購入: 76人 クリック: 1,625回この商品を含むブログを見る 異様な密度の新書。企業が円高で悲鳴を上げる中、一面的な容認論も聞かれる。書は為替レートの根を解説、金位制から変動為替制への推移などの歴史をたどり、購買力平価やマンデル=フレミングなど為替の基礎理論を押さえ、近年の円高がなぜ有害かを堅実に説明。そして、理論的な理解をベースに、いまの円高の原因や、それが各種対応策でも改善されない理由が明快に説明され、根底にある今の日のデフレ経済という大問題へと議論が展開する。 理論、歴史、政策と、これほど盛りだくさんの内容を、手抜きなしで新書につめこめたのは驚き。各種メディアの評論家や学者たちによる変な円高容認議論のおかしさもわかるし

    片岡『円のゆくえを問い直す』:異様な密度でアンチョコにさせていただきます。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 松尾匡のページ: 新春書評:レフト3.0がわかる本(その2)

    松尾匡のページ17年1月7日 新春書評:レフト3.0がわかる(その2) (追記:読者のかたからのご指摘で、「檄を飛ばす」の「檄」を「激」と誤記していたことに気づきました。お恥ずかしいミスで失礼しました。ご指摘ありがとうございました。わざとではありません、みかこさん。訂正線を引いて残さず、きれいに直しておきました。それから、ネット書店へのリンクを忘れていたので、つけておきました。ちなみにサイトはアフィリエイトはしておりません。そもそもやり方がわからないし。2017年1月10日) 『週間ダイヤモンド』誌新年合併特大号の「2016年ベスト経済書」20位に拙著『この経済政策が民主主義を救う』がランクインしました。投票して下さった経済学者・エコノミストのみなさん、当にありがとうございました。同書は、田中秀臣さんの「2016年心に残る経済書ベスト20」では、12位にランクインしました。投票して下

  • 松尾匡:新春書評:レフト3.0がわかる本(その1)

    松尾匡のページ17年1月1日 新春書評:レフト3.0がわかる(その1) あけましておめでとうございます。プラベートな急な事情のため、11月の初めから、毎週のように週末久留米の家に帰る日が続いていて、いろんなことが滞りがちです。周りのみなさんにはご迷惑をおかけしているのに、ご理解、ご協力をいただいており、感謝にたえません。ありがとうございます。 このかん、10月23日のエッセーでお知らせした岩波さんの『世界』11月号に続き、文春さんの『2017年の論点100』、集英社さんの『イミダス』でも、拙論を発表する機会をいただいています。イミダスのは、バックナンバーがスマートフォン・携帯版imidasで読めるそうで、リンク先からお手続き下さい。 また、11月3日初回放送で、「デモクラTV」の「池田香代子の「100人に会いたい」」でトークを放送いただきました。池田さん、スタッフのみなさんにはお世話にな

  • ツイッターのhga02xxって、あれホントにあの日垣隆なのか??!!- Irresponsible Rumors 2011

    最近の噂 風の噂ではございますが…… なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。 2011/6 なぜかスタバの全店で、シナモンが引き上げられている。どうしてだろう? 毒入りシナモンでも出回ってるのか?(2011/6/22, id) ときどきツイッターって挙動がよくわからなくて困惑することがある。実は『ぼくらはそれでも肉をう』についてこんなご指摘 (画面) をいただいた。まちがっている箇所をうかがったところ、ツイート削除のうえご人のブログでご回答をいただき、二つほど例をもらった……はずが、ツイートはなぜか復活 (よいことです)、コメントも消えている (キャッシュには残っているので、夢ではないはず。これはこの人が意図的に消したんだろう)。ツイッターって消したコメント復活できるの?(付記:削除して

  • 広い意味での最低の組織・書評・田中秀臣『デフレ不況 日本銀行の大罪』

    田中秀臣著『デフレ不況 日銀行の大罪』を読むのには随分時間がかかった。文章は読みやすいし、とても良い内容なんだけど、書が批判している日銀行の言動にいちいちムカムカしてしまって読み進めるのが難しかった。 書は経済学であると同時に、経済学者がジャーナリスティックな視点から日銀行を批判しただ。なので、まず日銀の社会的に問題のある言動が紹介されて、その上で日銀の経済学的なおかしさが解説される。ので、経済学に馴染みのない人でも何がどう問題なのかよく分かると思う。 2009年11月4日に、白川日銀行総裁は「デフレリスクによって景気が上下動する可能性は少なくなった」(p.28) と述べている。ところが同じ月の30日には「デフレ克服のための最大限の努力を行っていく」(p.30) と正反対のことを変な言い回しで述べた。この変身イリュージョンの理由は、この間に日銀が否定してきたデフレを政府が

    広い意味での最低の組織・書評・田中秀臣『デフレ不況 日本銀行の大罪』
  • 片岡剛士『日本の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』(藤原書店)を読み経済政策について考える - 元官庁エコノミストのブログ

    片岡剛士さんの『日の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』(藤原書店)を読みました。どうして読んだかというと、著者の片岡さんからご著書を大学までお送りいただいたからです。こういう場合は何らかのレスポンスをしておくと、引き続き、別のエコノミストからもの寄贈を受けられると経験則で知っていますので、極めてマイナーは媒体ながら、私のブログで取り上げておきたいと思います。なお、左の画像は藤原書店のサイトから引用しています。まず、この著書は藤原書店主催の第4回河上肇賞を受賞した論文を大幅に加筆修正したものとなっています。河上肇賞受賞、誠におめでとうございます。恥ずかしながら、私はこの賞について知らなかったんですが、河上肇教授はいうまでもなく、我が母校の京都大学経済学部で真っ先に指を屈すべき大先生であり、少なくとも私が在学していた時は学部祭として「河上祭」が毎年開催されていました。私の

    片岡剛士『日本の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』(藤原書店)を読み経済政策について考える - 元官庁エコノミストのブログ
  • 「俺の邪悪なメモ」跡地

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/02/19
    「ブラックスワンがイノベーションで狭義のリークはないから俺が正しい」ワロタw
  • デフレファイターここにあり―『デフレと円高の何が「悪」か』 - 事務屋稼業

    いやはや、痛快痛快。 読んでいて思わずひざを打ちたくなるというのは、めったにお目にかかれるものではない。私が去年のベスト3にあげた『雇用大崩壊』『脱貧困経済学』『日銀行は信用できるか』はどれもそんな快著だった(ここを参照)。上念司氏の処女作である書も、すばらしい「ひざ打ち」だ。 『デフレと円高の何が「悪」か』は、ズバリ書名のとおり、デフレと円高が経済にどんな悪影響をもたらすのかを、格的な経済学の知識がない人でも理解できるように説明してくれる。文章は読みやすい。ユーモアも皮肉も利いている。なにより、マクロ経済というのは自然現象などではなく、政策担当者のふるまいによって改善できるんだという力強いメッセージが、あふれんばかりに伝わってくる。そう、「やればできる」のだ。書はそんなデフレファイター上念司氏による、宣戦布告の狼煙である。 さて、円高の害はわりとわかりやすいし、合意も得られ

    デフレファイターここにあり―『デフレと円高の何が「悪」か』 - 事務屋稼業
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/01/17
    買いたくなってきた。
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