FIFA疑惑もみ消し「何が悪い」 電通出資先の「贈賄疑惑」最終報告書を改竄。17年目のブラッター会長が驚異の居直り。 2015年4月号 GLOBAL 電通が一部出資し、2001年に倒産したが、その後も国際サッカー連盟(FIFA)幹部への巨額の贈賄疑惑で世界のサッカー界を揺るがしたFIFAのマーケティング代理店、インターナショナル・スポーツ&レジャー(ISL)は、チューリヒに本拠を置くFIFAにとっていまだに頭痛の種となっている。面目丸つぶれのFIFAは3年前、組織改革のために改革推進グループを設置したが、ドイツのシュピーゲル誌が最近、FIFAの法律責任者マルコ・ヴィリジャーが、その最終報告書を現FIFA会長ヨーゼフ・ブラッターに有利になるよう改竄した、と報じたのだ。ヴィリジャーは、ブラッターの贈賄疑惑の関与に関わる重要な部分をすべて削除しようとした。 シュピーゲル誌が暴露 スポーツ界でいま
電通沈黙「W杯チケット」の暗部 FIFA幹部らが盛大に甘い汁を吸う巨大利権の構図。リオ逮捕劇で明るみに出た。 2014年9月号 LIFE 7月10日、FIFA (国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)準決勝で開催国ブラジルがドイツに1-7と歴史的な大敗を喫した翌々日の正午、リオデジャネイロの海沿いにある高級ホテル、コパカバーナ・パレスで、電通が関係者を招いてガラ(感謝宴)を開いていた。サッカー界のセレブやFIFA事務局長のジェローム・ヴァルケら理事全員が揃う華やかな会場に出入りする客に、地元ブラジル警察が目を光らせていたはずだ。FIFAの公式パートナー、マッチ・ホスピタリティーAGのCEO(最高経営責任者)レイモンド・ウィーラン(64)が姿をくらましていたからだ。彼は観戦チケットをダフ屋組織に横流しした疑いで3日前に逮捕されて釈放されたが、この日朝、ホテルの裏口から逃げたのだ。警察はウィ
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