障害者らでも使いやすい「ユニバーサルデザイン」のコンサルティングを手がけるミライロ(大阪市)は遠隔手話サービス事業に参入する。不動産の賃貸契約など専門用語が多用され、内容が伝わりにくい場面での活用を見込む。まず5月にも福岡市内の不動産会社などと契約。今後も保険会社などに売り込み、1年以内に20社からの受注を目指す。ミライロの東京支社に手話通訳士2人を配置する。不動産会社などの企業が聴覚障害のあ
高齢者の生活を豊かにしようとスタートアップ企業が奮闘している。使うのはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用した電子機器。生活情報の通知や家族との対話を支援する。音声やボタンで簡単に操作できる工夫を凝らす。人口の3割が高齢者となる2025年まであと7年。高齢者対応IoT機器の市場も拡大しそうだ。「おはよう。今日はいい天気ね」「午後から雨が降るから傘を忘れないで」横浜市内でひとり暮らし
観光庁は、ホテル・旅館などの宿泊施設や旅行会社、観光案内所など観光関係従事者向けに、「高齢の方・障害のある方などをお迎えするための接遇マニュアル」を作成した。観光庁のホームページで公表した。 マニュアルでは、「宿泊施設編」「旅行業編」「観光地域編」の3編を作成。マニュアル作成の背景から活用方法、ユニバーサルツーリズムを推進する必要性や社会的背景、基本的情報などに加え、業種ごとの対応シーンに分けたポイントも整理した。例えば旅行業編では「情報提供」「申し込み・相談」「ツアー催行時」「緊急時・非常時の対応」などのシーンが想定されている。 同マニュアルは2017年2月策定の「ユニバーサルデザイン2020行動計画」で、取りまとめることが定められた。超高齢化が進展するなか、人口に占める高齢者や障害者の割合は3割以上を占めており、今後の対応がさらに増加することが予想される。また、2020年の東京オリンピ
国土交通省はエレベーターの新設など、駅のバリアフリー化にかかる費用の一部を鉄道会社が運賃に上乗せできる制度の導入を検討する。今夏以降に運賃の値上げ幅や負担を求める利用者の範囲に関する基本計画を取りまとめる。上乗せ分が実際にバリアフリー化に使われているか、国がチェックする仕組みについても議論する。駅のバリアフリー化の費用は原則、国や自治体が費用の3分の2を、残りの3分の1を鉄道会社が負担している
パナソニックが「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」で、パラスポーツ観戦ソリューションと情報配信サービスの実証実験を実施 パナソニックグループ(パナソニック株式会社、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社、以下、パナソニック)は、2018年3月21日(水・祝)~25日(日)に東京・品川区立天王洲公園で開催される「IBSA(※1) ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」において、(1)多視点映像で観戦を楽しめる「スポーツ観戦ソリューション」と、(2)配電地上機器(※2)を活用した情報配信サービスの実証実験を実施します。 ※1 国際視覚障害者スポーツ連盟 ※2 電線網の地中化に伴って、電柱に設置した変圧器や開閉器を地上のボックスに納めた電気設備 「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ
上: 車椅子対応という項目を検索機能に追加したGoogleマップ Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat 米国国勢調査のデータによると、米国市民の2割近くは何かしらの障害を抱えており、そのうちの半数以上が「深刻な」障害があることを報告しているという。これは、英国など他国の状況ともほぼ同じ割合だ。 こうした背景もあって、テック企業はさまざまな障害を持つ人々向けにサービスをアクセシブルなものにすべく尽力している。 今月15日、Airbnbはそのプラットフォームをアップデートし、21のアクセシビリティフィルターを新たに追加した。障害を持つユーザーが、特定の検索フィルターを使って滞在先を見つけやすくすることを目指したものだ。 それ以前も、旅行者は「車椅子対応」といった検索をすることが可能だったが、今回の変更に伴って、障害者用駐車場があるか、部屋まで階段がない
毎朝8時15分には、デイサービスを提供する専門店内でスタッフと一緒にラジオ体操を行う。病院の処方箋を受け付ける「イオン薬局イオンスタイル君津」には、血圧計や血管年齢計を設置する。測定結果をもとに薬剤師などのスタッフが健康に関するアドバイスを行う。 各種健康セミナーも充実している。「いきいき! 健康講座」「今日からできる口腔ケア講座」「シニアライフ健康塾」「転びにくい身体をつくる体操教室」をイートインコーナーなどで実施する。 高齢者向けの特別な買い物カートを全国のイオンタウンで初めて導入する。名称は「楽々カート」。カートに体重を傾けながら歩く構造になっており、足腰の負担が軽減できる。買い物支援とリハビリを融合させたサービスを提供するという。 ショッピングセンター内の専門店も健康応援メニューを提供している。カラオケまねきねこは「歌って健康!朝うた」という朝だけのプランを用意する。ヤマハ音楽教室
Airbnb(エアービーアンドビー)は同社に登録の世界中の民泊施設等から、障害者でも利用可能な施設を簡単に見つけられるように、同社プラットフォーム全体で21種類の新しいフィルタリング機能の搭載を発表した。 本フィルタリング機能により、Airbnbの掲載施設への宿泊者は事前に、施設がバリアフリーかどうか、車椅子を利用するのに十分な入り口面積があるかなど、特定の機能を備えた部屋の検索ができるようになる。 これまでのAirbnbサイトでは、障害者各個人のニーズにまで応えることが出来ておらず、車椅子でのアクセスが可能かどうか、と言ったような大枠での検索しかできなかった。 国際連合によると、世界人口の約15%にあたる10億人がなんらかの障害を持って暮らしているが、今回の新機能の搭載で、Airbnbの障害者向けサービスは飛躍的に向上する。 Airbnbは新しいフィルタリング機能が実用的で正確な情報提供
「目でも指でも読める文字」を、デザイナーのKosuke Takahashi(@ootori_t)さんがTwitterで公開しました。点字の点から線を引き、墨字(すみじ、点字に対して「書かれた文字」)としてデザインしたもの。目で見ても指でなぞっても読める、画期的なアイデアだと注目を集めています。 点字に墨字を重ねて「Braille Neue」(新たな点字)に 目でも指でも読めます 作成されたのはカタカナと数字、大文字のアルファベット。点字として読める例文も試作されています。投稿主は「点字を学ぶ機会や触れるきっかけになれば」とコメントしています。 点字の点から線を延ばして文字を書くイメージ ツイートには「スタイリッシュなユニバーサルデザイン」「福祉の現場に広まってほしい」「点字を覚えるうえでも有用」など好評のリプライが。ディスレクシア(難読症)でも読みやすいという声もありました。 その一方で、
2020年の東京五輪を契機に、国土交通省は宿泊施設のバリアフリー客室基準を見直す。訪日客を含めて利用者増が見込まれる宿泊施設では、障害者団体をはじめ、国際パラリンピック委員会(IPC)や日本パラリンピック委員会(JPC)から、バリアフリーに対応した客室の不足が指摘されていた。 国交省は17年10月から12月にかけて実態調査を実施。18年2月27日に、障害者団体や施設管理者関係団体、特定行政庁などからなる「ホテル又は旅館のバリアフリー客室基準の見直しに関する検討会」(座長:高橋儀平・東洋大学ライフデザイン学部教授)で結果を報告した。調査対象にした国内のホテルや旅館といった宿泊施設で、通路などをバリアフリー化している施設は全体の8割近かった。その一方、客室の状況は相対的に十分ではないという実態が浮き彫りになった。 国土交通省が実施したアンケート調査結果の一部。施設管理者関係団体に属すホテル
視覚に障がいを抱える人も、健常者と同じように周辺の情報を得ながら町歩きできるようになってほしい。マイクロソフトの「Soundscape」は、そうした思いで開発が進められてきた。 そしてこのほど、4年間の開発を経て無料ガイドアプリ(iOS)をリリースした。スマホとヘッドフォンを使うことで、視覚障害者がリアルタイムに周辺の情報を得ることができるというものだ。 まずは米国と英国で利用可能となっている。 ・ビーコンの情報を受信 このシステムは、アプリをダウンロードしたスマホ、ヘッドフォン、そして店舗などに設置したビーコンで構成される。 アプリを立ち上げると、スマホがビーコンからのシグナルをキャッチし、それを元に音声で「右手にGAPのお店があります」「バス停は○メートル先です」などとユーザーにリアルタイムに情報を提供する。 つまり、私たちが町を歩く時、「カフェがある」「こんなところに大学のキャンパス
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