富士経済が昨日に発表した「Welfare関連市場の現状と将来展望 2016」の抜粋によると、2021年における介護福祉関連機器/用具・用品/サービスの国内市場規模は、2014年と比べて38.0%増の1兆879億円に達する模様だ。 介護福祉関連機器、用具・用品、サービス市場の2015年の市場規模は8,268億円となる見込みで、2015年の介護保険法改正における市場への影響は現時点では軽微にとどまっているものの、福祉用具の購入や貸与で高額な品目への影響が懸念されるという。 カテゴリー別に見ると、機器・器具・システム市場で最も構成比が高い品目は介護用電動ベッドであり、4割を超えているとのこと。徘徊・転倒防止機器や服薬支援ロボットは認知症対策で需要が増加しているという。介護福祉ロボットは市場成長期に移行していると同社は見る。 消耗品・用具・用品市場では、大人用紙おむつの構成比が6割を超えており、ま
【動画】医療・介護現場での実用化が始まったホンダの「歩行アシスト」。「アシモ」の技術を元に開発された=井手さゆり撮影 人口減と高齢化が加速する日本で、人手不足の介護を支えるロボット技術や、公共交通網の衰退をカバーする自動運転など、さまざまな技術が独自の進化を遂げはじめた。こうした技術開発は、日本を追うように高齢化していく世界の市場も見据えている。 接客などで人気を集める日本のロボットを介護に生かす技術開発が進む。 11月上旬、大分市の大分東部病院。リハビリ中の姫野成見(なるみ)さん(55)が、理学療法士に付き添われて廊下をゆっくり歩いていた。 腰に白いポーチのような機械を付け、そこから延びた2本のL字形の棒状の部品が太ももに巻かれた布地につながる。ホンダが開発した歩行訓練の支援ロボット「歩行アシスト」だ。姫野さんは10月に脳血管障害で倒れ、しばらく歩くのもままならなかったが、「今はだいぶ足
日本リハビリテーション工学協会主催の福祉機器コンテスト2015において、総合理工学研究科ヒューマンインタフェース研究室の横田光弘さん(博士前期課程2年)と金子和弘さん(博士前期課程1年)が最優秀賞(学生部門)を受賞しました。本賞は全34件の応募があったうちの最高賞となります。授賞式は2015年10月9日,東京ビッグサイトで行われた国際福祉機器展内で行われました。受賞作品のタイトルは「Eye Mot~ローコスト視線入力装置利用の視線入力訓練ソフトウェア~」。当研究科の伊藤史人助教が重度障害者支援研究の一環として企画したものです。本コンテストでは、視線検出装置を利用した視線入力の訓練を、ローコストでありながら楽しく効果的に実施できることが高く評価されました。これにより、ALSや筋ジストロフィー等の重度障害者の視線入力によるコミュニケーション環境の改善に大きく貢献できると見込まれています。なお、
Microsoftが英国の慈善団体Guide Dogsと協力し、同社が提供する視覚障害者向け支援技術をアップデートした。新たにスマートヘッドセットとアプリをリリースし、音を使って視覚障害者が周囲を移動しやすくすることを目指す。 この技術を使った最初のプロトタイプは2014年に公開されており、連続する音を出して装着者を正しい方向に導く仕組みになっていた。Microsoftによると、同技術の第2段階では設計も刷新されたと同社は述べている。 Microsoftは、Guide Dogsとの協力により、視覚障害を抱える人々が自立し、外に出ても自信を持てるようにするため、同技術の潜在的な可能性を追求できるようになるとしている。 Microsoftが当初この技術の開発に思い至った背景には、同社従業員Amos Miller氏の存在があった。自身も視覚障害を抱えるMiller氏は、娘の誕生をきっかけに、子ど
耳が不自由な人向けに、会議中の発話をリアルタイムに識別する「Transcense」のようなアプリをはじめ、最新のテクノロジーを活用し、体の不自由な人をサポートするツールを開発しようという試みも、このところ見られるようになった。 ・聴覚障害者をサポートするツール 「The Live-Time Closed Captioning System(LTCCS)」もそんな1つで、もともとGoogle Glassのアイデアをもとに、開発者の1人Daniil Frants氏が着想したウェアラブルツールだ。 「LTCCS」は、メガネに装着するディスプレイ、マイクロコンピューター、高性能マイクの3つのパーツで構成されている。 ・ディスプレイに、キャッチした会話をテキスト表示 ディスプレイはメガネのフレーム部分にクリップして装着し、マイクがキャッチした周辺の会話を、キャプションとして随時表示する。ユーザーは、
多言語字幕への対応も進めており、映像配給会社は海外をターゲットに映像作品を売り込みやすくなる。映像コンテンツ市場全体の中で考えると聴覚障害者向けの割合は小さいかもしれないが、海外を含めれば一定層のマーケットが存在することから、対応する端末やサービスを用いたビジネス展開の可能性が広がる。 現在の映像コンテンツ市場では、字幕データの管理が一元化されておらず、管理が不十分という課題も抱えている。この未開拓の分野でどのようなビジネス展開が可能か、今後も映画配給会社と協議を重ねていくという。 もともと聴覚障害のバリアフリーを前提に開発を進めてきたUDCastだが、その利用シーンの想定を変えることで「言語の壁を超える」という健常者を含めた新しい市場の可能性が開けてきた。 昨今のインバウンド需要は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会、2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向けてさらに盛り
従来の福祉機器とは一線を画した「超福祉機器」の展示を行う「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(以下、超福祉展)」(主催:NPO法人ピープルデザイン研究所)が、東京渋谷区の渋谷ヒカリエ8階「8/(ハチ)」で2015年11月10日から始まった。 超福祉展は、思わず手に取って使ってみたくなる「カッコいい」「カワイイ」デザインの福祉機器や、大きなイノベーションを期待させてくれる「ヤバイ」テクノロジーを備えた福祉機器を展示し、これらを通して、障害者をはじめとしたマイノリティの人々や、福祉というイメージそのものに対する「意識のバリア」を取り除くことを目的に開催されている。昨年11月に同会場で第1回が行われ、渋谷ヒカリエ「8/」の最高来客数も記録した、いま、注目を浴びているイベントだ。
「2020年渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」開催 本展示会に協力、視覚障がい者支援のお知らせAR技術を使った音声読み上げアプリ「聞こAR」、テキスト情報を音声で読みあげ サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、NPO法人ピープルデザイン研究所(代表理事:須藤 シンジ氏、以下「ピープルデザイン」)主催の「2020年渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」に協力し、聴覚AR システム「聞こAR(キコエール)」を出展することをお知らせします。 サイバネットは、プランナーであるProton2 Design Associates代表の堀内陽子さんの声掛けにより、一般の印刷物の上に透明な点字や触図を重ねて印刷する技術を持つ欧文印刷株式会社(以下「欧文印刷」)とともに2014年に「聞こAR」を開発し、視覚障がい者支援を行ってまいりました。 =======
上記の中で脱毛を防ぐ「守り」タイプは、プロペシアとザガーロです。 対して、ミノキシジルが発毛を促す「攻め」タイプとなります。 それぞれ薄毛へのアプローチが異なるため、プロペシアやザガーロとミノキシジルを併用することで相乗効果が期待できます。 AGA治療薬を詳しく確認する 施術による治療 AGAクリニックでは、AGA治療薬の他に以下の施術と呼ばれる治療を行っています。 育毛メソセラピー HARG療法 自毛植毛 その他の施術 それでは詳しく確認していきましょう。 育毛メソセラピー 育毛メソセラピーとは、クリニックごとに独自に調合した「カクテル」と薬剤を頭皮に注入する施術です。 以下はカクテルに配合される主な有効成分となります。 成長因子 ミノキシジル フィナステリド ビタミンなどの栄養 など 育毛メソセラピーは、髪細胞を活発にすることで発毛スピードが向上する効果が期待できます。 AGA治療薬に
(写真=PIXTA) はじめに 2015年7月末に公表された総務省の「平成27年版情報通信白書」では、特集テーマとして「ICTの過去・現在・未来」と題して、「社会全体のICT化」に向けた中長期な未来像を展望している。 近年、IoTやIndustry4.0などの新たな技術革新により、介護ロボットを初めとする各種ロボットがICTの端末として位置づけられるようになっていることを受けて、「情報通信白書」においても、「第2部第4章暮らしの未来とICT」の「第1節ICT端末の新形態」の第3項「3パートナーロボット」で、「介護用ロボット」、「コミュニケーションロボット」、「子育て支援ロボット」の3分野のロボットなどについて、利用意向のアンケート調査結果(*1)が示されている。 本稿では「パートナーロボット」のうち、主に「介護用ロボット」の利用意向に触れ、今後の介護ロボットの普及啓発について簡略な考察を加
先の大戦の「玉音放送」から70年が過ぎ、各メディアはさまざまな戦争関連の特集を組んだ。取材対象となる人たちの年齢は80歳以上、介護施設からの映像、画像も多かった。厚生労働省の報告によると、この3年間の要介護認定者数は、高齢者数の伸びを上回る勢いで増加しており、中でも要支援・要介護1という軽度の要介護者の増加が著しいという。 軽度の要介護認定者の場合、特別養護老人ホームなどへの入所は後へ送られるため、在宅サービスの利用者数が増加している。介護施設内にはさまざまな福祉用具が備えられており、それらを機能的に活用できる体制が整っているが、在宅介護の現場では人手で対処せざるを得ない場面も多い。現在開発が盛んな「介護ロボット」は、そのような現場で役立つ可能性がある。 ホンダは2015年7月21日、歩行障害などのリハビリテーション(リハビリ)を支援する歩行訓練機器「歩行アシスト」を発表した。全国の病院や
神奈川県川崎市は、同市が推進するウェルフェアイノベーションの一環として実施している研究開発事業において、JTB総合研究所の「五感を刺激する『お出かけ介護予防プログラム』」と、岩手電機製作所の「介護者及び被介護者の移乗に対する肉体的・精神的負担を軽減する『普及型移乗補助具』の製品開発および事業化」の2事業を採択したと発表した。 この研究開発事業は、民間企業と福祉施設などが連携して製品・サービスの開発や研究、改良を行い、次年度以降の実用化や事業化を目指す取り組み。今回は、2015年7月に実施した今年度2回目の公募を受け、応募のあった6事業の中から採択したもの。 なお、今年度1回目の公募では、ソフトバンクロボティクスの「感情認識パーソナルロボットPepperによる口腔ケアサービス」、ダンウェイの「ICT治具を用いた障がい者等向け教育サービス」、富士通川崎支店の「タブレット端末を利用した高齢者健康
IoTで変わる福祉機器、階段を上る車いすも登場:「NIWeek 2015」リポート(1/2 ページ) 「NIWeek 2015」の3日目の基調講演では、医療や福祉の分野に貢献する技術として、階段を上れる電動車いすや、高齢者の歩行を助ける下肢用パワードスーツなどが登場した。単に医療機器・福祉機器を開発するのではなく、それらの機器から集めたデータを生かす仕組みが考えられており、IoT(モノのインターネット)と医療・福祉の世界を結び付けるような開発事例が紹介された。 歩行を助ける下肢用パワードスーツ National Instruments(ナショナルインスツルメンツ/以下、NI)の開発者向けイベント「NIWeek 2015」(2015年8月3~6日、米国テキサス州オースチン)、3日目の基調講演では、開発中の福祉機器や医療機器がいくつか紹介された。 なかでも注目を集めていたのが、高齢者や、足が不
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