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中世と書評に関するusataroのブックマーク (2)

  • 本郷和人『武力による政治の誕生』 - taronの日記漂流先

    選書日中世史 1 武力による政治の誕生 (講談社選書メチエ) 作者: 郷和人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/05/07メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 51回この商品を含むブログ (12件) を見る うーん、なんと言ったらいいのか。他の著作を読んでみないとなんともいえないが、枠組みと実証の間が弱いように思う。史料編纂所勤務で史料の扱いには長けているのだろうけど。 「権門体制論」批判が主体のようだが、どうも批判し切れていないように思う。このあたりの学説史は完璧に門外漢だが、それなりに当を得た枠組みだと思う。著者の認識は、「暴力」をどう捉えるかと、「文」と「武」を対置する二元論の二点で限界をはらんでいるように思う。 これまで何度か書いてきたことだが、わたしはこの権門体制論を受容することができない。天皇が将軍を、朝廷が幕府を。いわば「文が武を」おさえこむ、という図

    本郷和人『武力による政治の誕生』 - taronの日記漂流先
    usataro
    usataro 2010/07/15
    「「暴力」をどう捉えるかと、「文」と「武」を対置する二元論の二点で限界をはらんでいる」「著者は、権威、公、あるいはイデオロギーといったものに対して、感度が鈍いのではないか」
  • [書評]武士から王へ - お上の物語(本郷和人): 極東ブログ

    武士から王へ - お上の物語(郷和人)」(参照)は、日中世において武士が王に変遷していく過程と体制を新視点から議論ししている。「王」を主題に据えた、日の王権論でもあるが、読後の印象としては、そうした特定のテーマより、コンサイスな日史概説として優れた叙述になっていた。 通常の意味で日史概説なら通史的であるべきだが、書は古代史と近代史・現代史は除外され、時代区分では中世史のみを扱っている。テーマも時代も限定されるがゆえに、現代人の知的な関心としても限定されるだろうが、その核心を背理的に言うなら、日史の理解にしばしば必然的に仕組まれる右派及び左派の天皇幻想を解体する点で極めて現代的な知的課題でもある。 例を挙げよう。書は、中世以降、皇位は誰が決めたのかと問い、武家であると答える。義務教育の範囲の歴史知識でも単純に答えられることだと単純に思う人もいるだろう。しかし、では、承久の乱

    usataro
    usataro 2009/06/15
    本郷さんの本の書評。
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