30年前、中国を修学旅行中に列車事故に巻き込まれて死亡した高知市の高校の28人を悼む慰霊式が学校で行われました。 慰霊式には遺族や在校生など、およそ400人が出席して黙とうをささげ、橋本和紀校長が「異国の地で亡くなった生徒たちが思い描いていた夢に思いをはせると痛恨の気持ちです。事故を忘れず語り継いで、教訓を生かしていきたい」と述べました。 そして、生徒たちを悼んで作られた歌「さよならは言わない」をコーラス部の生徒が合唱したあと、参列した一人一人が献花台に花を手向けて祈りをささげていました。 事故で亡くなった宮地寿和さんの母親の俊子さん(69)は「記憶にある娘の姿は16歳のままで、成長した姿を思い浮かべることができず、年月がたつにつれて悲しみは深まります。こうした悲しい事故が二度と起こらない社会になってほしい」と話していました。 高知市の高知学芸高校では30年前の3月24日、中国の上海を修学