歳を重ねても質の高い睡眠をとり、長生きするにはどうすればいいか。三代にわたって90年以上睡眠研究を続ける睡眠医療専門家の遠藤拓郎さんは「睡眠研究をしていた私の父やチューリッヒ大学の研究・実験データは『睡眠時間が短い方が、深い睡眠の量が増える』ということを明らかにしている。実際、世界から『働き過ぎ』『睡眠不足』とされてきた日本は、『日中にがんばって働くこと』と『質の良い短い睡眠』がセットになって、世界一の長寿国となっている。裏を返すと長く寝る人ほど、早死にする」という――。(第1回/全3回) ※本稿は、遠藤拓郎『75歳までに身につけたいシニアのための7つの睡眠習慣』(横浜タイガ出版)の一部を再編集したものです。 歳を取ってからも「深い睡眠」を増やす方法 中高年になるにつれて、深い睡眠の量はどんどん減っていきます。 深い睡眠が減ると、睡眠の質が落ちるだけでなく、脳や体のメインテナンスに欠かせな
先週の回診で「おばけが見える」という患者さんがいらして,私は「はっきり見えますか?」「足はありましたか?」「いつ出ました?寝たときですか?」と質問し,周囲のドクターを驚かせてしまいました.実は日本に伝承されるおばけ話のうち3分の2は神経疾患に伴うもの(121/183話)であるという報告があります(Dreaming 19;232-8, 2009).高知大学脳神経内科の古谷博和教授による論文です(下記リンクの(5)を参照).おばけ話は表のように4タイプに分かれ,①ナルコレプシーに伴う入眠時幻覚,②てんかん,③レム睡眠行動障害,④レビー小体型認知症(DLB)に伴う明瞭な幻覚に分類されています.睡眠との関連の有無(①と③が関連あり),見え方が明瞭かどうか,おばけが話をするかどうか,が決め手です.代表的なおばけとして,お岩さんは足がなくて不明瞭なため②,座敷わらしは④と考えられています(コメント欄に
ヒプナゴジア(hypnagogia)とは、覚醒(英語版)から睡眠状態への移行(入眠)時における半覚醒状態のことである。逆に睡眠状態から覚醒状態への移行時(起床時)の半覚醒状態をヒプノポンピア(英語版)(hypnopompia)というが、広義にはこれもヒプナゴジアに含まれる。この「閾値意識」の段階で起こる可能性のある精神現象として、幻覚、明晰思考、明晰夢、金縛り(睡眠麻痺)などがある。ヒプナゴジアの状態における幻覚を入眠時幻覚(にゅうみんじげんかく、hypnagogic hallucination)という。 定義[編集] 「ヒプナゴジア」という言葉は、狭義には入眠時について使われ、フレデリック・マイヤースが提唱した起床時の半覚醒状態を指す「ヒプノポンピア」の対義語として使われる[1]。しかし、広義には、入眠時と起床時の両方の意識状態、すなわち、ヒプノポンピアを含めた意味としても使われる。どち
長時間労働がメンタルヘルスに悪影響を与えるといわれるが、残業自体ではなく、長時間労働による睡眠不足と不規則な食事がメンタルヘルスを害していることが、東京医科大学精神医学分野の渡邉天志医師、志村哲祥医師らの研究で明らかになった。 その結果、長時間労働は心身のストレス反応に直接影響しないことが分かった。しかし、長時間労働が食事の不規則さや睡眠時間の短縮を招き、それらがうつや心身のストレス反応を引き起こしていた。 研究グループは労働時間の短縮が実現しても、睡眠不足や不規則な食事が続けば症状が改善しないが、長時間労働が続いても睡眠時間が確保され、食事が規則正しく摂取できれば、メンタルヘルスへの影響を限定的な範囲に抑えられるとみている。 ただ、今回の研究では因果関係の証明はできていない。研究グループは後続の研究で因果関係の解明を期待している。 論文情報:【International Journal
現代では「夜になったらベッドに入り、朝までぐっすり眠る」というのが睡眠として当たり前のスタイルになっています。しかし、まとめて睡眠を取るようになったのは産業革命以降のことであり、それより前は途中に目覚めを挟みながら2回に分けて睡眠を取る「二相睡眠」の習慣があったといわれています。そんな二相睡眠について、アメリカの月刊誌であるThe Atlanticが解説しています。 Can Medieval Sleeping Habits Fix America’s Insomnia? - The Atlantic https://www.theatlantic.com/ideas/archive/2022/01/medieval-sleeping-habits-insomnia-segmented-biphasic/621372/ 歴史家のRoger Ekirch氏は、産業革命以前の睡眠習慣について研究
ここ10年の脳に関する研究で明らかになったのは、脳神経細胞のシナプスというのは信号を伝達するたびにレセプターがリン酸化してゲインが落ちノイズが上がっていくのに対し、その劣化したレセプターを酵素によってリフレッシュする機能があり、それが睡眠中に行われるのだということ。
<深い眠りの状態にあると、脳脊髄液の流入が増え、脳内の老廃物を洗い流していることが明らかになった......> 睡眠は、私たちの認知機能や脳機能のメンテナンスに不可欠なものである。このほど、ノンレム睡眠のうち、脳波に振幅の大きくゆるやかな波が多く出現し、深い眠りの状態にある「徐波睡眠」において、脳脊髄液(CSF)の流入が増え、脳内の老廃物を洗い流していることが明らかとなった。 脳圧を安全なレベルに保つため? 米ボストン大学の研究チームは、高速撮像技術を用いて、ノンレム睡眠中における脳脊髄液の律動を初めてとらえ、脳脊髄液の動きと脳波の活動、血流が密接に結びついていることを示した。この研究成果は、2019年10月31日、学術雑誌「サイエンス」で公開されている。 マウスを対象とした2013年の研究結果では、脳脊髄液の流れと徐波睡眠が脳内の老廃物の除去に重要な役割を果たしていることが明らかにされた
浙江省杭州のイケアの店舗で、ベッドに横になって眠る男性(2017年7月24日撮影)。(c)AFP PHOTO 【4月13日 AFP】宵っ張りで、朝に無理して起きる人は、早寝早起きの人よりも早死にする確率が高いことが、12日に発表された研究論文で明らかになった。 【編集部おすすめ】照明やテレビをつけたまま寝る女性は太りやすい可能性 米研究 英国で43万人以上を対象に行われた6年半の研究調査によると、夜型人間は朝型人間よりも死亡リスクが10%高いことが分かった。 同調査論文の共著者で英サリー大学(University of Surrey)のマルコム・フォン・シャンツ(Malcolm von Schantz)氏は「これはもう無視できない健康問題だ」と述べ、「夜型人間」は仕事の開始時間と終業時間を遅くできるようにすべきだと論じている。 共著者のノースウェスタン大学(Northwestern Uni
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
なぜかなかなか眠れないまま朝を迎えてしまうことがありますが、休日でもない限りそのまま眠るわけにはいきません。そんな寝不足のヒドイ状態でも1日を乗り切ることができる「徹夜明けでも元気に1日を過ごすための方法」がムービーで科学的に説明されています。 How To Recover From an All-Nighter: "The Science of Us" Episode 3 - YouTube たまに訪れる「眠れない夜」。 一睡もできなかったり、睡眠不足な朝はすぐにでもベッドに潜り込みたいところですが…… これから長い長い1日が始まり、なんとか予定をこなさなくてはいけません。 考えるだけでもゆううつな1日の始まりですが、心配することはありません。科学的にそんな日を乗り切る方法があるのです。 睡眠不足を解消する方法の1つは、目覚まし時計の「スヌーズボタンを使わない」こと。 「あと5分だけ……
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く