ESA=ヨーロッパ宇宙機関の小型探査機が着陸に成功したすい星は、その表面が氷点下170度の硬い氷で作られていることが分かり、地球上の水や生命の始まりを解明するうえでの手がかりになるのか注目されます。 ESAが2004年に打ち上げた無人のすい星探査機「ロゼッタ」は、すい星の表面で探査を行う小型探査機「フィラエ」を放ち、「フィラエ」は今月12日、世界で初めてとなるすい星への着陸に成功しました。 ESAとともに探査機の制御や科学的な分析を行っているドイツ航空宇宙センターは18日、「フィラエ」の電源が切れる前に集めたデータを分析した結果、すい星の表面が氷点下170度の極めて硬い氷で作られていることが分かったと発表しました。 また、氷は厚さ10センチから20センチほどのほこりのようなものでおおわれていて、ほこりの一部は氷の中に混ざり込んでいるとみられるということです。 すい星の表面からは、有機物が検
ロゼッタは現在、地球から5億950万キロの火星軌道と木星軌道の間にある。2004年3月の打ち上げから総距離60億キロの旅を経て、今年8月にチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着した。 日本時間の12日午後5時35分にロゼッタからフィラエを分離し、彗星への降下を開始。7時間かけて着陸に成功した。 ドイツ・ダルムシュタットのESA管制センターでは、着陸成功の信号が届くと歓声が上がり、公式Twitterアカウントは成功を祝った。 関連記事 ようこそ彗星へ フィラエ着陸地の様子、初公開 フィラエの着陸地点の様子を撮影した写真が公開された。 着陸直前の彗星表面、写真公開 フィラエが撮影 史上初の彗星着陸に成功した着陸機「フィラエ」が、着陸直前に撮影した彗星表面の様子が公開された。 探査機ロゼッタ、彗星への着陸機分離に成功 ロゼッタが着陸機フィラエの分離に成功。人類初の彗星着陸を目指し、フィラエが降下を始
英宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)の最初の商用宇宙船「スペースシップ2(SpaceShipTwo)」の残骸。米ロサンゼルス(Los Angeles)のKABC Newsが提供した動画から(2014年10月31日撮影)。(c)AFP/HANDOUT/KABC News 【11月1日 AFP】英ヴァージン(Virgin)グループ傘下の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)の最初の商用宇宙船「スペースシップ2(SpaceShipTwo)」が10月31日、米カリフォルニア(California)州で試験飛行中に墜落し、少なくともパイロット1人が死亡した。当局者が明らかにした。 テレビ映像は、ロサンゼルス(Los Angeles)から北東へ車で数時間のモハベ砂漠(Mojave Desert)のやぶの中に散乱したスペースシッ
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)との契約で打ち上げられた無人ロケット「アンタレス」が爆発した事故で、同ロケットを運航する米民間企業オービタル・サイエンシズ社は30日、打ち上げ時に問題が生じたために同機を自爆させていたことを明らかにした。 オービタル広報幹部のバーロン・ベネスキ氏は電子メールで、アンタレスのフライト終了システムを作動させていたことを確認した。 これについてNASAの元宇宙飛行士でスペースX社顧問のマーク・ケリー氏は、オービタル社の判断は正しかったと述べ、「軌道に到達できないと分かった時点で、人が住む地域への墜落を防ぐため破壊システムを作動させた」と解説している。 アンタレスは28日夜、バージニア州から打ち上げられた直後に爆発した。同機は国際宇宙ステーション(ISS)に届けるはずだった2トンあまりの物資や実験機材を積んでいた。
「新情勢下の党の軍事力強化目標をしっかりと押さえ、部隊の革命化、近代化、正規化を全面的に強化し、空と宇宙を統合し、攻撃と防御を兼ね備えた強大な人民空軍の構築を加速して、中国の夢、軍事力強化の夢の実現を揺るぎない力で支えなければならない」 これは、2014年4月、習近平主席が空軍某機関を訪問した時の言葉である。 第18回党大会において中央軍事委員会副主席に初めて空軍出身の許其亮上将が任命されたのも、現在から振り返れば、軍の改革を推進する上で空軍が重要な役割を担うことを暗示していた。 中国人民解放軍が目指す改革の方向は、情報化条件下の局地戦争を戦い勝利することである。それは米軍が2001年の9.11テロ以降戦ってきたアフガンやイラクにおける戦闘において、無人偵察機や人工衛星からの情報を駆使し、ピンポイントで敵の拠点に打撃を加える軍事態勢に倣ったものと理解し得る。換言すれば、中国版の「RMA(R
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