ドイツ首都ベルリンで閣議に臨むアンゲラ・メルケル首相(2021年3月3日撮影)。(c)Tobias Schwarz / various sources / AFP 【3月15日 AFP】ドイツ2州で14日行われた地方選で、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相の国政与党・キリスト教民主同盟(CDU)が大敗を喫した。連邦政府の新型コロナウイルス対応への批判と受け止められており、総選挙を半年後に控える中、党内には危機感が広がっている。 公共放送のARDとZDFの得票予想によると、中道右派のCDUは南西部バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wuerttemberg)州とラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州で、得票率が党史上最低に沈んだ。 この大敗を受け、今期限りで退任するメルケル氏の後任の首相選びがかかる9月26日の総選挙で、CDUが政権を維持