6月24日、政府が今月7日に閣議決定した経済・財政運営の指針「骨太の方針」について、与党・自民党が日本自動車工業会(自工会)に配慮して文案を修正し、ハイブリッド車(HV)も電動車に含まれることを明確にしたことが分かった。写真は2009年7月都内で撮影(2022年 ロイター) [東京 24日 ロイター] - 政府が今月7日に閣議決定した経済・財政運営の指針「骨太の方針」について、与党・自民党が日本自動車工業会(自工会)に配慮して文案を修正し、ハイブリッド車(HV)も電動車に含まれることを明確にしたことが分かった。自民党の会合で行われた修正議論のやり取りをロイターが確認した。 欧米や中国メーカーが純粋な電気自動車(EV)に舵を切る一方、水素やバイオ燃料などと組み合わせれば内燃機関も脱炭素技術として活用でき、充電インフラなどが整っていない国や地域には必要だとする多くの日本車メーカーの主張を反映し
現在、世界の主要自動車メーカーが販売する量産EVは、大容量のリチウムイオン電池を搭載し、長距離走行に耐えうる航続距離を確保しているのが主流だ。EVでは電池が車両コストの3~4割を占めるとされ、電池容量の増加は価格上昇に直結する。 永守氏は「車両価格は200万~300万円でも高い」と主張する。中国・上汽通用五菱汽車が同国で約50万円で販売し、大ヒットした格安EV「宏光MINI EV」を例に挙げ「EVは安く造れる」(同氏)と強調した。 日本電産社長の関潤氏は「金銭的に余裕があるユーザーは、充電などの不便さを嫌がる。今は、自動車メーカーがこうしたユーザーに向けてEVを造っているから、価格が高い」と分析する(図3)。そのうえで、関氏は「日常的なクルマ使いにおいて、9割以上のユーザーの平均運転距離が30km未満」とのデータを示し、今後は「航続距離が短くても、価格の安いEVを欲しがるユーザーが出てくる
上海の地下鉄には、スマートフォンのアプリ上に表示されたQRコードを改札で読み取る決済方法が導入されている/Ding Ting/Xinhua/Getty Images (CNN Business) 中国の上海で先週末、2月1日の春節(旧正月)に向けて、地下鉄運賃の支払いに使うQRコードが赤い色に切り替わり、新型コロナウイルスの感染リスクを示す「健康コード」を連想した乗客らが一時、騒然となった。 上海の地下鉄には、スマートフォンのアプリ上に表示されたQRコードを改札で読み取る決済方法が導入されている。 中国のオンラインメディア「ザ・ペーパー」によると、このコードが通常の黒から、春節を祝う赤い色に変わったことが、SNS上で話題になった。 国内で過去2年間、新型コロナ対策に使われてきた「健康コード」のスマートフォンアプリでは、赤いQRコードが「感染者」を意味するためだ。 中国版ツイッター「微博(ウ
JR北海道は6月16日、函館本線七飯(ななえ)~大沼間で保線作業用機械が逸走したトラブルについての詳細を明らかにした。 このトラブルは6月7日23時54分頃に発生。軌道モーターカー1両と「砕石」と呼ばれる軌道の砂利を散布する保線作業用機械(通称「ミニホキ」)2両が、七飯(ななえ)~大沼間のうち、仁山(にやま)駅手前(大沼方の峠下道路踏切手前)から、七飯駅手前(中須田道路踏切手前)までの約7kmの間を、社員が乗車したまま速度50~80km/hほどで逸走した。 途中には仁山、新函館北斗の2駅と3つの踏切があったが、怪我人や通行車両との接触はなかったという。 トラブルが起きた区間は、峠下道路踏切の手前から新函館北斗駅の手前までがおよそ1000分の20(20‰)の下り勾配となっており、日付を跨いだ6月8日0時2分頃、勾配が緩んだ中須田道路踏切手前で停車。ブレーキ性能を確認した後に最徐行で七飯駅に入
ショッピングモールで展示されるテスラのモデル3の車内。中国・北京にて(2021年5月26日撮影)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP 【5月30日 AFP】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)の車がオートパイロット機能で幹線道路を走る中、若い男性3人組がビールを脇に座席で踊っている。近くでは別の車も走っているにもかかわらず、誰もいない運転席のスピードメーターは時速105キロを指している──。 動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」に投稿されたこの動画には200万近くの「いいね」が付き、シェア回数は10万5000回に上った。AFPが確認しただけでも、ソーシャルメディアには類似動画が数多く存在する。 こうした行為は完全に違法である上、テスラの指示を無視している。同社製品には周囲の交通状況に合わせて速度を調整し、車線内でハンドル操作をアシストする「オートパイロット
東武鉄道は,持続的な鉄道運行を目的に,東武大師線(西新井—大師前間・1.0km)において,添乗員付き自動運転(GoA3)の実施に向けた検証を開始すると発表した. これは,将来にわたる少子高齢化や沿線人口・労働人口の減少が進む中で,安全かつ利便性の高い輸送サービスを維持継続する目的で実施するもの.添乗員付き自動運転(GoA3)は,現在一部のモノレール路線で導入されており,列車に乗務する係員は,おもに避難誘導などを行なう. 鉄道の自動運転については国土交通省などの関係各所と検討を進めており,今後,2023(令和5)年度以降に東武大師線において,夜間を中心に検証運転を実施し,その結果を踏まえて自動運転の実施を目指す.さらに「鉄道における自動運転技術検討会(国土交通省鉄道局)」での議論を踏まえつつ,将来的には添乗員付き自動運転の実現を目指すとしてる. 写真はいずれも東武鉄道のニュースリリースから
米アリゾナ州テンピで発生した配車サービス大手ウーバーの自動運転車による死亡事故の瞬間を捉えた画像。車載カメラの映像より。テンピ警察提供(2018年3月18日撮影、21日公開)。(c)AFP/TEMPE POLICE DEPARTMENT 【11月6日 AFP】米配車サービス大手ウーバー(Uber)の自動運転車が昨年、アリゾナ州で女性(49)をひき死亡させた事故で、米運輸規制当局は5日、交通規則を無視して道路を横断していた女性を、自動運転車のソフトウエアが認識できなかったことを明らかにした。 【関連記事】動画:ウーバー死亡事故、車載カメラの映像公開 米運輸安全委員会(NTSB)の発表によると、フェニックス(Phoenix)郊外のテンピ(Tempe)で起きた事故で死亡した女性は「横断歩道がない場所を渡っていた」が、自動運転車のシステム設計は交通規則を無視する歩行者を考慮していなかったという。
仏パリ市内を走る地下鉄(2019年6月28日撮影、資料写真)。(c)Christophe ARCHAMBAULT / AFP 【9月19日 AFP】フランスの首都パリで17日、無人運転の地下鉄が停車するはずの駅3か所で止まらずに通り過ぎ、利用者の間に無人運転車両に対する不安が広がっている。 パリ交通公団(RATP)は、17日夜に地下鉄1号線の完全自動運転の列車が3駅を飛ばして走行したことを認めた。停車しなかったのは、パリ中心部のコンコルド(Concorde)駅、シャンゼリゼ(Champs-Elysees)駅、フランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)駅の3駅。 この事件におびえた乗客らはソーシャルメディアに次々と投稿。ある乗客はツイッター(Twitter)に「人生で一番怖かった」「前の電車にぶつかるところだった」と投稿した。 パリ交通公団はツイッターの投稿で、
リニア中央新幹線の「奈良市附近」駅と関西空港を直結しようという「リニア支線」構想が浮上しました。奈良県五條市に設ける大規模広域防災拠点と表裏一体のこの構想、背景にはどんな事情があるのでしょうか。 奈良県が調査・検討費2500万円を計上 奈良県は2019年度補正予算で、リニア中央新幹線の名古屋~新大阪間開業時に開設予定の奈良県新駅から関西空港までをつなぐ「リニア支線」の調査・検討費として2500万円を計上しました。 拡大画像 常電導方式のリニアモーターカーである中国の上海トランスラピッド(2018年1月、草町義和撮影)。 このリニア支線構想は4月の奈良県知事選で4選を果たした荒井正吾知事が公約に掲げていたものです。単線・常電導方式のリニア新幹線を建設し、リニア中央新幹線の奈良県新駅から、奈良県大和高田市、御所市、五條市、和歌山県橋本市を経由し、関西の玄関口である関西空港まで20~30分で接続
京急電鉄が、朝ラッシュ時の快速・特急列車の混雑緩和を目的に、普通列車利用者にポイントを付与する「KQスタんぽ」サービスを始めます。車掌が車内放送で流す「ほぼ聞き取れない音」をアプリで認識させる仕組みです。 「ほぼ聞き取れない音」を車掌が放送 京急電鉄は2019年6月24日(月)、平日朝ラッシュ時に、各駅に停車する普通列車の利用者へポイントを付与するサービスを7月から始めると発表しました。 快特や特急列車が混雑することから、ポイント付与の取り組みを通じて、比較的混雑度合いの低い普通列車の利用を促します。 自動放送と同時に非可聴音を流す区間(画像:京急電鉄)。 ポイント付与は、スマートフォン向けアプリの「KQスタんぽ」を使用。平日朝7時半から9時までの時間帯に上り普通列車で、車掌がタブレット端末を操作し、人間の耳ではほぼ聞き取れないという非可聴音を自動車内放送と同時に流します。普通列車の乗客は
エアバスがA321neoファミリーの「超長距離型」であるA321XLR型機をローンチ。同社が単通路機で最長というその航続距離は、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸をノンストップ飛行可能な、約8700kmです。 運航開始は2023年の見込み エアバスは2019年6月18日(火、現地時間17日)、A321XLR型機をローンチしたと発表しました。 エアバスA321XLR型機のイメージ(画像:エアバス)。 A321XLR型機は、A321neoファミリーの最新派生型です。XLRは「エクストラ ロング レンジ(超長距離)」を意味します。航続距離は約8700km(4700海里)で、A321neoファミリーの長距離型であるA321LR型機よりも15%距離が伸び、単通路型の機種としては最長といいます。東京からだとシドニーやデリー、アンカレッジ(アラスカ)までノンストップで飛行が可能とのこと。また、欧米大陸間もノン
インドで、列車の乗客に飲み水を売る行商人(2014年5月7日撮影、資料写真)。(c)Chandan KHANNA / AFP 【6月12日 AFP】2週間にわたって熱波に見舞われているインド北部で、列車で移動していた乗客4人が「耐え難い」暑さで死亡した。当局と乗客らが11日、明らかにした。 【特集】地球温暖化 4人は10日、観光名所のタージマハル(Taj Mahal)があるアグラ(Agra)から同国南部コインバトール(Coimbatore)へ移動する際に死亡した。 インド鉄道(Indian Railways)の広報担当者はAFPに対し、「暑さが原因だとみられる」「本当に不運だ」とコメント。 列車が北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州ジャンシ(Jhansi)に近づいた頃、「乗車していた職員から、乗客の一人が意識不明になっているとの連絡があった」とし、「医療スタッフが駅に駆け
東武日光線と東武宇都宮線に導入される20400型電車が公開されました。地下鉄直通車両が北関東エリアの通勤通学輸送に転身します。 東武初のドアボタンを設置 報道公開された東武20400型(1分0秒)。 東武鉄道は2018年7月19日(木)、南栗橋車両管区の春日部支所(埼玉県春日部市)で20400型電車を報道陣に公開しました。 拡大画像 報道公開された東武20400型(2018年7月19日、伊藤真悟撮影)。 20400型は、東京メトロ日比谷線への直通運転に対応した20000系電車を改造した車両です。東武は日比谷線直通に対応した新型車両として70000系電車を導入し、20000系の置き換えを進めています。そこで、余った20000系をローカル輸送用の電車に改造し、形式も20400型に変更しました。 20000系は8両編成ですが、20400型は半分の4両編成に。東武鬼怒川線で運行されているSL列車「
都営バスの新型車両「フルフラットバス」が登場し、半年が経ちました。車内後方に段差が存在する従来型「ノンステップバス」の課題を解決し、最後部付近まで床面をほぼフラットにしたこのバス、都内で増えています。 「段差なし」「奥まで詰めやすい」がメリット 都営バスで、「フルフラットバス」と呼ばれる新型車両が徐々に増えつつあります。前扉から最後部座席付近まで通路の段差をなくしたバスで、2018年12月に東京都交通局が日本で初めて導入したものです。 拡大画像 小滝橋車庫と新橋駅前を結ぶ「橋63」系統のフルフラットバス(2019年4月、乗りものニュース編集部撮影)。 都営バスで主流の「ノンステップバス」は、前扉から中扉付近までは段差がないものの、そこから車内後方にかけては段差があり、床が少し高くなっています。エンジンなどの位置関係によるものですが、フルフラットバスはエンジンルームを車体の背面へ垂直に配置す
編成両数や扉数の情報が「QRコード」に格納されます。 設置されるホームドア開閉制御システムのイメージ(画像:デンソーウェーブ)。 デンソーウェーブは2019年5月22日(水)、新型のQRコード「tQR」を用いたホームドアの開閉制御システムが初めて都営浅草線で採用されたと発表しました。 東京都交通局と共同開発したもので、車両にはQRコードラベルを扉に貼るだけ。ホームドア制御のための機器を車両に搭載する必要がないため、安価で、かつ車両の改修工期が短いのが特長といいます。 QRコードには列車の編成両数や扉数の情報が格納されており、列車が駅ホームに入ると、ホーム上部に設置されたスキャナーが、このQRコードの動きから車両扉の状態を検出します。 車掌は、車両扉の開閉操作のみでホームドアの連動開閉が可能。そのため、ホームドアを別途操作することで駅停車時間が延びることを抑制するメリットもあるといいます。
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