伊がタリバンに「わいろ」=交代の仏軍、治安状況誤認で被害−英紙 伊がタリバンに「わいろ」=交代の仏軍、治安状況誤認で被害−英紙 15日付の英紙タイムズ(電子版)は、西側軍事筋の話として、アフガニスタンのサロビ地区にイタリア軍部隊が駐留していた2008年7月までの間、同国情報機関員が部隊の安全確保を目的に、イスラム原理主義勢力タリバン側に数万ドルの「わいろ」を渡していたと報じた。 首都カブール東方65キロのサロビ地区の治安担当はフランス軍部隊に交代したが、同年8月、仏兵10人がタリバンの攻撃を受けて死亡した。イタリア軍はそれまで死者1人を出しただけだったため、仏軍は情勢が比較的落ち着いていると誤認。パトロールの際、十分な警戒と装備を怠っていたという。 わいろを贈った疑惑は、米情報当局による電話傍受により発覚。北大西洋条約機構(NATO)軍幹部は「地元勢力を買収したことを同盟国に知らせない