元サッカー日本代表で、J1・FC東京の人気選手だった石川直宏さん(40)が本気で農場経営に取り組み、できあがった農作物を東京・築地市場とタッグを組んで売り出す計画を進行させている。このほど築地場外を訪れ、みずから丹精こめて育てあげた葉付き大根を持ち込んで「いろんなことができそう。農業から可能性が広がっていく」と意欲をみせた。 今月初旬、石川さんが築地場外に葉っぱの長い太い大根を両手で抱えて持ってきた。広く流通している「青首」とは別種で全体が真っ白な江戸伝統野菜の「大蔵大根」だ。鶏肉専門「鳥藤(とりとう)」では東京・あきる野市で育てている「東京しゃも」の解体を見学し、卵焼き「つきぢ松露」や練り物「紀文築地店」などを訪れ、店主らと積極的に意見交換した。 築地場外の調理のできるスタジオで、自作の大根と東京しゃもで煮物をつくってもらい、卵焼きに大根おろしを乗せて食べると「築地の商品とのコラボ、いい