独り歩きする世間の臆測に苦しんでいるはずだ。ソフトバンクは11日に国内FA権を行使して加入した山川穂高内野手(32)の人的補償で甲斐野央投手(27)が西武に移籍すると発表。舞台裏では、プロテクトリストから外れたレジェンド左腕・和田毅投手(42)が獲得候補に挙がっていたことが判明した。現役最後の「松坂世代」で日米通算163勝の実績ゆえに野球界のみならず、社会的に大きな反響があった。 10日までに西武側から和田の身分照会を求める動きがあったとみられるが、甲斐野に最終決定がなされたのは両軍から正式発表された11日。指名方針を決定する最終段階から本人通知までの間に選択選手の変更があったとしても、その経緯などが、つまびらかになることはルール上この先もあり得ない。語られない、というより明かすことができないからだ。 ネット上ではさまざまな臆測が飛び交っている。「ゴネ特」「安心した」といった当事者を置き去