脚本の設定をポストアポカリプスのモスクワからワシントンD.C.に変更することが難しいという理由から、小説『メトロ2033』の映画化の制作が中止された。 VG247でのインタビューによると、映画の権利は著者であるドミトリー・グルホフスキーに返却されたという。MGMは2012年に権利を取得しており、『トリプルX:再起動』のF・スコット・フレイザーによる脚本で映画化する予定だった。 ワシントンD.C.という設定は『メトロ2033』をアメリカの観客によりアピールできるようにするためのものだったが、作品内の政治派閥は新しい設定ではうまくいかないであろうとグルホフスキーは考えた。また、ゼノフォビアを扱ったメタファーは間違った解釈をされてしまうだろうとも同氏は考えた。 「彼らはモスクワに設定するのを、ある意味、恐れているのです。アメリカ人はアメリカに関連したストーリーを評価しますから。『メトロ ラストラ