熱狂的なファンの中には、まれに常軌を逸した行動をとる者が存在する。しかしタレント側も「ファンが起こしたことだから。」と、公にしないことが多い。しかし、『笑撃!ワンフレーズ』(TBS)の中で、京本政樹やマリエが話した体験談は、命の危険さえあった事件なのである。 京本政樹はテレビ時代劇『必殺シリーズ』で大人気になり、その頃に出演した舞台での出来事だ。 カーテンコールに応えるために京本が舞台に出ようとしたとき、舞台の中央に白いドレスの女性が花束を持って立っていた。何となく「おかしいな。」と感じたが、熱狂的なファンが舞台に上がってきたのかもしれない―と、その女性に近づき正面に立った。すると花束の下に、光る鋭い刃先が見えた。“ナイフ”だった。女性は観客に背を向けているし、京本以外の芝居関係者は舞台の袖にいるので誰もその事態に気付いていない。京本は直ぐにナイフを手で払い落とし、泣き崩れる女性を抱え舞台