10月20日、メキシコ国内で最も「麻薬戦争」が激しい場所の1つである北部チワワ州で、20歳の女子大学生の警察署長が誕生した(2010年 ロイター) [プラセディス・G・ゲレロ(メキシコ) 20日 ロイター] メキシコ国内で最も「麻薬戦争」が激しい場所の1つである北部チワワ州で、20歳の女子大学生の警察署長が誕生した。 米テキサス州エル・パソとの国境に近いプラセディスでは麻薬犯罪が多発しており、数日前に当局者が銃撃を受けて殺害されたばかり。シウダフアレスの大学で犯罪学を学び、1児の母親でもあるマリソル・バジェスさんが、係官13人を率いる警察署長に就任した。 治安改善のために強力な麻薬組織と対抗することになるが、係官13人のうち9人が女性で、警察署にはパトカー1台と自動小銃3丁、拳銃1丁しかないという。 バジェスさんは20日、ロイターのインタビューに「自分たちを信じ、望みがあると信じ