11日付で就任した福島地検の早川幸延検事正(56)が18日、就任会見に臨み、「復興の途中にある県民が安心安全に暮らせるよう、全力を尽くしたい」と抱負を語った。 早川検事正は千葉県出身で専修大法学部卒。平成2年の検事任官後、名古屋地検次席検事や宮崎地検検事正などを歴任した。西日本での勤務が多く、県内勤務は初めて。福島県については「実直な方が多いというのが印象だ」と述べた。 検事を志望した理由を、「素朴な正義感を実現できると思った」とし、座右の銘を問われると、預金保険機構出向中に知ったという「おごらず、気負わず、ひるまず」を挙げた。