NHKは20日、2025年度前期の連続テレビ小説の題名を「あんぱん」に決めたと発表した。高知県出身で「アンパンマン」を生んだやなせたかしさんと、妻の小松暢(のぶ)さんをモデルにしたフィクション。ヒロイン(主演)の朝田のぶ役は後日、オーディションで決定する。脚本は連続テレビ小説「花子とアン」や大河ドラマ「西郷どん」などを手がけた中園ミホさん。撮影は24年秋に開始予定。 物語は、「男勝りの女性」を意味する「ハチキン」と呼ばれるのぶと、のちに漫画家となる柳井嵩(たかし)の夫婦が主役。戦前から戦後の激動の時代、2人がさまざまな苦難を乗り越え、「アンパンマン」にたどり着くまでの日々を描く。