展示されている「まんが新九州」創刊号(右)。当初は1色印刷だった=北九州市小倉北区の北九州市漫画ミュージアムで2022年9月15日午後7時20分、成松秋穂撮影 300点超の資料で解説 北九州はなぜ大勢の漫画家を輩出する「漫画の街」になったのか――。北九州市漫画ミュージアム(小倉北区)の開館10周年記念特別展「<新聞>がつないだ漫画家たち~北九州の漫画文化を育てたもの~」が同館で開かれている。戦後まもない北九州で刊行された漫画新聞「まんが新九州」を起点に捉え、大小さまざまな「新聞」メディアが育てた北九州の漫画文化の歴史を300点以上の資料で明らかにする。11月6日まで。 「まんが新九州」は戦後、旧門司市(現門司区)を拠点に夕刊紙を発行していた新九州新聞社が刊行。「旬刊」(10日に1回の刊行)のタブロイド判で、1948年3月1日発行の創刊号は1色印刷、8月1日の第16号からは1面と4面は2色印