今年で18回目を迎えるM-1グランプリ。私にとって一番印象深いのは、フットボールアワーさんが優勝した2003年の第3回大会である。だがそれは、2003年のM-1が歴代で一番素晴らしかったから、というわけではない。 私はその年のM-1を、日本から遠く離れた異国の地、オーストラリアで見た。 異国で見た“中学の後輩”りあるキッズの勇姿 当時、私は騎手を夢見てゴールドコーストの競馬学校に通っていた。日本から競馬番組や、流行りのドラマを録画したビデオテープを母に頼んで送ってもらっており、その中に2003年のM-1の映像も含まれていた。それを私が母にリクエストしたのには理由があった。決勝に進んだ最年少コンビ・りあるキッズの安田善紀さんが、中学校の1年後輩だったのだ。 安田さんはとある番組で、「未来のダウンタウン」として11歳で世間の脚光を浴びた。そんな人物が同じ中学校に入学してくることになり、「芸能人