三省堂国語辞典は8年前の7版で「美人が7人もいなくなった」と話題になりました。「古めかしく感じられたり、昔の男性目線で書かれたりした用例だった」という考え方で用例から「美人」という語を削除したのです。今回の8版でも、そうした考え方をさらに進めています。 8年ぶりに改訂された「三省堂国語辞典」(三国)8版の校閲記者注目ポイントを紹介しています。 8年前に7版が出た際は「三国から美人が7人もいなくなった」と話題になりました。つまり、「古めかしく感じられたり、昔の男性目線で書かれたりした用例だった」(三省堂辞書出版部の奥川健太郎さん)という考え方で用例から「美人」という語を削除したのです。 今回の改訂でも、そうした考え方をさらに進め、削除したり、説明を加えたりしています。