「運用はもう限界」専任担当がいない医療機器メーカーがセキュリティ対策を刷新できた理由:ディープラーニング技術を活用して負荷を削減 中堅中小企業であってもセキュリティ対策が欠かせない時代になった。しかし、ほとんどの企業で人手が不足している現状では、製品選定や導入後の運用も容易ではない。そうした課題を抱えていた医療機器メーカーの事例を基に、課題解決の糸口を探る。 中堅中小企業を狙うサイバー攻撃は年々増加している。特に、自社だけでなく関連企業や取引先まで巻き込む可能性のある「サプライチェーン攻撃」の激化を背景に、取引先からセキュリティ対策の強化を求められるケースもある。 しかし、中堅中小企業がセキュリティ対策を進める上で障壁となるのが、セキュリティ専門人材の不足だ。例えば、ウイルス対策ソフトウェアを導入する場合でも、事前に複数の製品を比較する余裕がなかったり、PCやスマートフォンへのインストール