松本陽子 《光は荒野のなかに拡散しているⅡ》 1993年、アクリリック/カンヴァス、188x273cm、愛知県美術館蔵 野口里佳 《太陽#23》 2008年、Cプリント、40.3x60.3cm 「光」というタイトルのもとに、現代日本を代表する二人のアーティスト、松本陽子(絵画)と野口里佳(写真)による二人展を開催いたします。 松本陽子(b. 1936)は、1960年頃より抽象絵画の制作を始めますが、1960年代末に滞在したアメリカ合衆国でアクリリック(アクリル絵具)に出会い、新しい絵画の可能性を認識します。これは1980年代から1990年代にかけて実を結び、ピンクを主調とした独自の抽象絵画のスタイルを完成させました。近年では、緑の油彩画連作により、新しい境地を開いています。 1990年代初めより写真による制作活動を開始した野口里佳(b. 1971)は、《フジヤマ》(1997-)などの完