タグ

政治とbookに関するbt-shouichiのブックマーク (643)

  • 西谷修 「ショック・ドクトリン」のインパクト[『図書』2024年4月号より]

    「ショック・ドクトリン」のインパクト ──『ショック・ドクトリン』現代文庫化に寄せて ナオミ・クラインは二十一世紀に入った世界でもっとも重要な著作を発表し続けている著述家であり、ジャーナリストというより思想家である。 二十一世紀というより、マルクス主義の失効以後と言った方がよい。階級闘争、唯物史観、左右の対立、それを資主義経済論が支えるといった議論は、市場のグローバル化でまったく場違いになり、仲間うちでしか意味のない閉塞に陥っている。 そこにナオミ・クラインは新しい世界の稜線を描き始めた。『ブランドなんかいらない』(原著一九九九年、邦訳二〇〇一年、はまの出版)は、その最初のマニフェストだった。このは、PRによるブランド価値の創出が、一方で先進国の消費者マインドを煽りたて、他方で低開発国の社会をい物にし、人びとをいかに搾取しているかを暴いて、反グローバル化(=もうひとつのグローバル化)

    西谷修 「ショック・ドクトリン」のインパクト[『図書』2024年4月号より]
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2024/04/13
    “要するに「新自由主義」とは、たんにひとつの経済思想なのではなく、市場の自由のために人びとの人格や社会(共同性ないしは公共性と言ってもいい)の破壊を要請する「ショック・ドクトリン」なのである。”
  • 国立国会図書館デジタルコレクション

  • 陸軍将校たちの戦後史 角田 燎(著) - 新曜社

    紹介 戦後、親睦互助を目的として戦友会を結成した旧陸軍のエリートたちは、戦争を指揮したことに自責の念を抱いていた。その彼らがなぜ「歴史修正主義」に接近し、政治団体として会を先鋭化させていったのか。陸軍将校たちの戦後史と戦争観の変容に迫る。 *これまでの軍隊経験者の戦後史研究はおもに、末端の兵士や下士官(準エリート)を扱ってきた。書は、旧陸軍の上級者であった者たちに焦点を絞り、彼らの戦後史と戦争認識を明らかにしている。 *戦友会を対象とした従来の研究群においても、戦友会の非政治性や、戦後世代へ会を継承することの困難さが指摘されてきた。一九九〇年代に会の政治化を遂げ、元自衛隊幹部へ門戸を開いた書の事例は、戦友会研究の蓄積にも一石を投じるものである。

    陸軍将校たちの戦後史 角田 燎(著) - 新曜社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2024/01/29
    “戦後、親睦互助を目的として戦友会を結成した旧陸軍のエリートたちは、戦争を指揮したことに自責の念を抱いていた。その彼らがなぜ「歴史修正主義」に接近し、政治団体として会を先鋭化させていったのか”
  • 没後100年を迎えるレーニン その思想と生涯を俯瞰する|じんぶん堂

    記事:平凡社 1920年5月5日、モスクワのスヴェルドロフ広場でポーランド-ソビエト戦争に向かう兵士たちに向けて演説をするレーニン 書籍情報はこちら 平凡社ライブラリー『レーニン・セレクション』 ウラジーミル・レーニン著・和田春樹編訳 なぜいま、レーニンなのか 書は、1977年10月、「世界の思想家」(平凡社)シリーズの1冊として刊行された『世界の思想家 23レーニン』を改訂したものである。1977年は、ロシア革命の60周年にあたり、共産党国家ソ連は世界文明の一方の柱、軍事的超大国として健在であり、レーニンはソ連社会主義国家の創設者、世界共産主義運動の創始者としてあがめられていた。 もとより、1956年のスターリン批判とハンガリー事件以来、ソ連社会の現実に批判的に向き合ってきた私としてはレーニンを「一個の生きた矛盾として、変化の相の中でとらえる」という姿勢をつらぬいて、レーニンの生涯をえ

    没後100年を迎えるレーニン その思想と生涯を俯瞰する|じんぶん堂
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2024/01/28
    “もはやレーニンは「未完の革命」ではない。レーニンの社会主義革命論の中にあるスターリン主義国家をみちびく負の要素に目をむけなければならない。レーニン最後の闘争は、自分の引いたレールの上を進む列車から飛
  • 統帥権の独立 手嶋泰伸(著/文) - 中央公論新社

    紹介 帝国陸海軍の作戦行動の指揮・決定権限である統帥権。天皇大権に属し、その「独立」は内閣からの干渉を阻止した。そのため満洲事変以降、陸軍の暴走をもたらした最大の要因とされてきた。しかし近年、通説の見直しが進む。明治政府はなぜ「独立」を必要としたのか。否定論者がいながら、なぜ「独立」は維持されたのか。海軍の役割とは。書は、軍事の特殊専門意識に着目、明治からアジア・太平洋戦争敗北までの通史を描く。 手嶋泰伸 (テシマヤスノブ)  (著/文) 手嶋泰伸 1983年宮城県生まれ。2006年東北大学文学部卒業。11年同大学院文学研究科博士課程後期修了。日学術振興会特別研究員、東北学院大学非常勤講師、国立高専機構福井工業高等専門学校講師などを経て、20年より龍谷大学文学部講師。専攻・日近現代史。著者に『昭和戦時期の海軍と政治』(吉川弘文館、2013年)、『海軍将校たちの太平洋戦争』(吉川弘文館

    統帥権の独立 手嶋泰伸(著/文) - 中央公論新社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/12/30
    “近年、通説の見直しが進む。明治政府はなぜ「独立」を必要としたのか。否定論者がいながら、なぜ「独立」は維持されたのか。海軍の役割とは。本書は、軍事の特殊専門意識に着目”
  • ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か さとうしんさんの感想 - 読書メーター

    登録日2014/01/19(3594日経過)記録初日2014/01/19(3594日経過)読んだ1454冊(1日平均0.40冊)読んだページ412799ページ(1日平均114ページ)感想・レビュー1278件(投稿率87.9%)棚8棚性別男外部サイトTwitterURL/ブログhttp://blog.goo.ne.jp/xizhou257/自己紹介歴史関係のを主に読んでます。

    ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か さとうしんさんの感想 - 読書メーター
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/11/14
    “ただ、衣服を自分の手で作ることにこだわっていたとなると、トレードマークとなる眼鏡の使用についてはどう考えていたのだろうか?”
  • 政治家 石橋湛山 -鈴村裕輔 著|全集・その他|中央公論新社

    見識ある「アマチュア」の信念 鈴村裕輔 著 戦前日を代表する自由主義者、言論人だった石橋は、戦後、活動の場を政界に移す。大蔵大臣、通産大臣などを歴任し、1956年には自民党総裁に当選、首相になるも、病気のため、65日で辞任した。石橋は、自らの政治理念を現実政治の中で実現できたのか。没後50年、その真価を問う。 書誌データ 初版刊行日2023/9/7 判型四六判 ページ数320ページ 定価2200円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110141-9 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    政治家 石橋湛山 -鈴村裕輔 著|全集・その他|中央公論新社
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/10/29
    読了。46年の落選、蔵相になるも公職追放、派閥の効用を見せつけた56年総裁選の死闘、退陣、日中交渉の意義/朝鮮戦争を機に再軍備を支持するように。背景に西側の盟主としての振る舞いをしない米国への不信
  • 「盧溝橋事件から日中戦争へ」書評 戦火拡大なぜ 中国側史料から|好書好日

    ISBN: 9784130203142 発売⽇: 2023/09/01 サイズ: 22cm/274,28,6p 「盧溝橋事件から日中戦争へ」 [著]岩谷將 1937年の盧溝橋事件は、発砲事件として始まった。では、なぜそこから戦火が拡大し、日中戦争に至ったのか。これまで、日が侵略に踏み切った理由については多くの考察があるが、中国が早めに停戦に持ち込まなかった理由は謎だった。一見、侵略に抵抗するのは当然だが、蔣介石政権にとってはそうではない。日との全面戦争による国民党の消耗は、戦後の内戦で共産党に敗北する原因となった。書は、この問題に中国側の史料から接近し、日側から見るのとは異なる形で戦争への道を描く。 まず事件当初、現地の北平(現・北京)では日中双方とも穏便な事件の処理を目指し、交渉を開始した。だが、中国側の指揮官がいくら停戦を命じても、対日感情の悪化した前線部隊が新たな衝突を起こし

    「盧溝橋事件から日中戦争へ」書評 戦火拡大なぜ 中国側史料から|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/10/27
    “ 以上の本書の記述は、戦時のリーダーシップの分析としても興味深い。毅然(きぜん)と敵に立ち向かう指導者は称揚されがちだが、本書はむしろ、味方を抑えて不要な戦いを避けることの重要性を説いている。”
  • 妥協を通じた民主化 ――ロバート・A・ダール著『ポリアーキー』

    【連載】前田健太郎「政治学を読み、日を知る」(4) 二〇世紀における民主化の条件 民主化論の締め括りとして、今回はロバート・A・ダールの一九七一年の著作『ポリアーキー』(高畠通敏・前田脩訳、岩波文庫、二〇一四年)を取り上げる。書は、二つの点で政治学に絶大な影響を与えた。 ロバート・A・ダール 著, 高畠通敏・前田脩 訳『ポリアーキー』(岩波書店) 第一に、書は二〇世紀の歴史に根ざした政治体制の分類法を提唱した。民主主義とは、全ての市民に平等に応答する政治体制の理念である。だが、そのような体制は現実には存在しない。そこで、ダールは現存する体制の中で相対的に民主主義に近いものを「ポリアーキー」と呼ぶ。それは、野党による公的異議申し立てを認める「自由化」と、選挙への幅広い参加を認める「包括性」という二つの要素から成り立つ。一九世紀の民主化は、自由化が早くから進んだ欧米諸国における包括性の向

    妥協を通じた民主化 ――ロバート・A・ダール著『ポリアーキー』
  • 農村から近代に至る道──バリントン・ムーア著 『独裁と民主政治の社会的起源』

    【連載】前田健太郎「政治学を読み、日を知る」(3) 政治体制の比較歴史分析 今回は、リプセットの近代化論に対する最大の挑戦を取り上げよう。それが、バリントン・ムーアの一九六六年の著作『独裁と民主政治の社会的起源』(宮崎隆次・森山茂徳・高橋直樹訳、岩波文庫、二〇一九年)である。書は、経済発展が民主主義をもたらすどころか、独裁体制を生み出す場合もあると論じた。 バリントン・ムーア 著, 宮崎隆次・森山茂徳・高橋直樹 訳『独裁と民主政治の社会的起源』(岩波書店) それによれば、近代に至る道は大きく分けて三つある。第一は、民主主義に至る「ブルジョワ革命」の道である。イギリス、フランス、アメリカの三カ国では、ブルジョワジーが権力を握って代議制を打ち立てた。これは一見、近代化論のシナリオに似ているが、政治勢力としての地主の消滅が決定的な条件となる。 第二は、ファシズムに至る「上からの革命」の道であ

    農村から近代に至る道──バリントン・ムーア著 『独裁と民主政治の社会的起源』
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/09/16
    “リプセットの近代化論に対する最大の挑戦を取り上げよう。それが、バリントン・ムーアの一九六六年の著作『独裁と民主政治の社会的起源』(宮崎隆次・森山茂徳・高橋直樹訳、岩波文庫、二〇一九年)である。”
  • リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書

    リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか 作者:マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング原書房Amazon はじめに どのように人々は集まってきたのか? 自由な町にヤバいやつらが集まってくる。 リバタリアンらは町を良い方向に変えたのか? おわりに はじめに 他者の身体や私的財産を侵害しない限り、各人が望むすべての行動は自由であると主張する、リバタリアンと呼ばれる人たちがいる。すべてを自由にすべきと考える原理的な人から、条件的に制約を認める人まで無数の思想的内実があるわけだが、そうした思想を持つ人々にとっては多くの国家・地域は制約だらけにみえるだろう。 自分たちの思想を社会に反映させるためには、民主主義の場合にはリバタリアン的思想を持つ候補者に票を投じたり、自分自身が立候補して国の方針を地道に変えていかなければいけないわけだが、それは当然ながらなかなかに大変な

    リバタリアンが集まる町を作ったら、そこは熊の巣窟になった──『リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか』 - 基本読書
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/27
    “リバタリアンの話をメインに期待して読み始めたのに実際は熊の話ばかりなので期待外れなのだが(邦題にも熊入れてくれ)、一方で町の成立、発展過程。熊に関連した話もちゃんとおもしろく”
  • 竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな

    実は書の著者は大学時代のゼミも一緒だった友人で、いつか書いたを読んでみたいものだと思っていたのですが、まさか「あとがき」まで入れて761ページ!というボリュームのを書き上げてくるとは思いませんでした。 タイトルからもわかるように三木武夫の評伝なのですが、タイトルに「戦後政治」と入っているように三木武夫を中心としながら三木が亡くなるまでの戦後政治をたどるような内容になっていることと、「政局」と「政策」の双方を追っているとことが、書がここまで厚くなった理由でしょう。 「バルカン政治家」という異名からもわかるように、三木武夫というと「政局の人」というイメージが強いですが、書はその「政策」をきちんと追うことで、三木の行動原理のようなものがわかるようになっています。もちろん、その判断は権力闘争と密接に絡まっているわけですが、権力闘争と政策が渾然一体となっているところが三木の面白さかもしれま

    竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/01
    “「非推薦で当選」という看板は戦後の三木にとって大きな資産となりました。三木は当選後には翼賛政治会に参加し、鈴木貫太郎内閣では軍需参与官に任命されていますが、戦後に公職追放されずにすんだのです(”
  • 【書評のようなもの】『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』 - Ingsoc

    あべぴょんはドラマ『第5共和国』の世界に転生して朴正煕になっていた。「統一協会=国際勝共連合の生みの親ともいうべき前韓国大統領朴正煕は、腹心に射殺されるという皮肉な末路をたどったが、日に"輸出"された勝共連合は、日の反共反動勢力の庇護のもとに、いまなお謀略的な反共策動を続けている」(p.3)。 「統一協会は朴政権およびKCIA(韓国中央情報部)に再組織され、彼らの擁護の下に組織を拡大してきた」(p.15)。「フレーザー委員会が数かずの公的資料で明らかにしたように、統一協会はKCIAによって政治的道具として使われたという指摘はその通りである。彼らは組織をあげて朴政権に奉仕しその見返りに強力な庇護をうけて勢力を伸ばしてきたのだ」(p.22)。 プエブロ号事件のとき「アメリカはさまざまな思惑から"報復行動"に出なかった。そのため朴政権はいずれはアメリカに見捨てられるのではないかという強い不安

    【書評のようなもの】『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』 - Ingsoc
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/07/01
    “「CIA(米中央情報局)の秘密報告(1973年2月16日付)は、統一協会の"実力者"朴普煕について」…「はげている」(p.11)。また髪の話してる。 引用文献「赤旗」社会部(1980)『仮面のKCIA 国際勝共連合=統一協会』新日本出版社”
  • 「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 国家像と揺らぎ 根源から問う 朝日新聞書評から|好書好日

    ISBN: 9784326303281 発売⽇: 2023/05/01 サイズ: 22cm/306,41p 「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 [著]中山俊宏 基的価値及び戦略的利益を共有する同盟国。外務省HPによる日米関係の説明だ。今日、公的な場で日米関係が言及される際、必ず掲げられる「価値の共有」。だが私たちは「共有」を自明視できるほど、米国的な価値を理解しているだろうか。そもそも米国的な価値とは何か。 米国にとってすら、自国が体現する理念や価値は自明ではなく、絶えず論争になってきた。 『アメリカ知識人の共産党』は、戦後米国で「異物」として排除された共産党をめぐる論争の分析を通じ、そうした「理念国家」の質に迫る。米国共産党の党員は全盛期でも8・5万人ほどだったが、実態とは不釣り合いな論争を巻き起こし、知識人のアイデンティティーや自国理解に深く刻まれた。著者はここに

    「アメリカ知識人の共産党」/「理念の国がきしむとき」 国家像と揺らぎ 根源から問う 朝日新聞書評から|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/06/25
    “中山氏は日米同盟に代わる「プランB」はないと言い切り、同盟コミット派を自認していたが、重要な存在だからこそ、米国が抱える本質的な不安定さ、関係構築の困難さから目を逸(そ)らさなかった。”
  • 憲法九条「戦争放棄」条項の発案者は、時の首相だった!|じんぶん堂

    記事:平凡社 日国憲法 第二章 戦争の放棄 第九条の条文 書籍情報はこちら 2023年4月14日刊、平凡社新書『憲法九条論争――幣原喜重郎発案の証明』(笠原十九司著) なぜ論争に結着がついていないのか 日国憲法が一九四六(昭和二一)年一一月三日(以下、西暦年は下二桁のみで表記)に公布されてからあと四半世紀で一世紀となるが、人類史上最初に戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を定めた日国憲法第九条(書では憲法九条と略称)の発案者が誰であったかをめぐっての論争にはまだ結着がつけられていない。「永遠の謎である」という論者もいるが、そのようなことはあり得ない。当時は大日帝国憲法改正案といういいかたをしたが、憲法九条の構想を発案して提案した人は間違いなく存在したのである。そしてそれを憲法九条の条項と条文とすることを決定した人も必ず存在したのである。それが「謎」であるかのようにされてきた理由

    憲法九条「戦争放棄」条項の発案者は、時の首相だった!|じんぶん堂
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/05/03
    笠原十九司著『憲法九条論争 幣原喜重郎発案の証明』/「三人の当事者」は裕仁、幣原、マッカーサー。引用されてる「はじめに」では、裕仁が積極的に憲法改憲草案を受け入れたことが語られる
  • イラク戦争20年 大国介入の過ち、教訓どこに 千葉大学教授・酒井啓子|好書好日

    日米首脳会談を前に、握手する小泉純一郎首相とブッシュ米大統領=2002年9月、米ニューヨーク イラク戦争から20年。43日間の(ブッシュ米元大統領が宣言した)「主要な戦闘」終了後も、1年2か月の占領統治、8年8か月の米軍駐留、その後IS対策として7年半の再駐留と、米国と国際社会にとって戦後のイラクは、桎梏(しっこく)であり続けた。 最初のイラク駐留中に死亡した米兵は、今年4月の米国防総省発表では4431人、駐留米軍に雇用された民間企業の死者は、米紙報道によると2012年時点で1569人だ。米以外の外国軍の死者は、英軍179人を含め全部で317人。日は、外交官2人を含む6人の命が失われた。 イラク国内では、過去20年間で20万人前後の民間人が命を落とした。06年半ばまでに65万人以上が死亡した、との医療専門誌の推計もある。 戦後も続く暴力 戦後もイラクの人々は内戦(06~07年)、ISの暴

    イラク戦争20年 大国介入の過ち、教訓どこに 千葉大学教授・酒井啓子|好書好日
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/04/12
    “小泉政権下で内閣官房副長官補の立場で自衛隊派兵決定の中核にいた柳澤協二の『検証 官邸のイラク戦争』は、当時の官邸の議論を記録した数少ない書物のひとつである。”
  • 極右のディスコースの恥知らずな常態化――批判的談話分析からのミクロ・ポピュリズム研究|じんぶん堂

    記事:明石書店 『右翼ポピュリズムのディスコース【第2版】――恐怖をあおる政治を暴く』(明石書店) 書籍情報はこちら ヨーロッパにおける極右ポピュリズムの伸張 ヨーロッパにおいて極右ポピュリズムの躍進が続いている。 2022年9月、高福祉国家として知られるスウェーデンの総選挙で、多文化主義反対を唱えるスウェーデン民主党が第二党へと躍進を果たした。初の国政進出からわずか12年で、閣外協力とはいえ政権を担うまでの存在となった。その2週間後に実施されたイタリア総選挙でも、ネオ・ファシズム政党として知られたイタリア社会運動の流れをくむ政党であるイタリアの同胞が勝利した。党首のジョルジャ・メローニがイタリア初の女性首相に就任し、主要7カ国で初の極右政権の誕生と話題をさらった。 また、これらの選挙に先立つ4月にも、フランス大統領選挙で、国民連合(旧国民戦線)のマリーヌ・ル・ペンが決選投票でエマニュエル

    極右のディスコースの恥知らずな常態化――批判的談話分析からのミクロ・ポピュリズム研究|じんぶん堂
  • 【報告】金子文子『何が私をこうさせたか』を読む | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    昨年度の授業では幸徳秋水のあとに鶴見俊輔を読んだが、そこには石川三四郎をあいだに挟めばアナキズムの流れでつながるとの見立てがあった。しかし、幸徳秋水のあとに大逆事件の系譜として朴烈事件を取りあげ、金子文子を経由しても鶴見俊輔にたどりつけるという視点は去年の自分にはなかったものである。それに気づいたのは、今年1月に「GYAO」で無料配信されていた映画「金子文子と朴烈」(韓国では2017年/日では2019年に一般公開)を観たことによる。 1923年9月1日に関東大震災が発生すると、「朝鮮人暴動」の流言が飛び交い、武装した自警団や警官によって多くの朝鮮人が虐殺された。9月16日には、憲兵大尉の甘粕正彦らがアナキストの大杉栄と伊藤野枝そして彼らの甥で若干6歳だった橘宗一を殺害している。朴烈は9月3日に保護検束の名目で、1922年から同棲生活をしていた金子文子とともに逮捕された。 朴烈(1902年

    【報告】金子文子『何が私をこうさせたか』を読む | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
  • 吉田真次 on Twitter: "本日はJOIN083大丸下関店で開催されている「わたしの本棚展」へ。 安倍晋三元総理の蔵書コーナーには約80冊が並んでいました。 読書が好きだった安倍先生であり、展示されているのはほんの一部だそうですが、その中に私も持っていた本を… https://t.co/BTWjUPnis0"

    日はJOIN083大丸下関店で開催されている「わたしの棚展」へ。 安倍晋三元総理の蔵書コーナーには約80冊が並んでいました。 読書が好きだった安倍先生であり、展示されているのはほんの一部だそうですが、その中に私も持っていたを… https://t.co/BTWjUPnis0

    吉田真次 on Twitter: "本日はJOIN083大丸下関店で開催されている「わたしの本棚展」へ。 安倍晋三元総理の蔵書コーナーには約80冊が並んでいました。 読書が好きだった安倍先生であり、展示されているのはほんの一部だそうですが、その中に私も持っていた本を… https://t.co/BTWjUPnis0"
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/16
    政治家本、北朝鮮や中国の本、エンタメ小説が多い。日本国紀ももちろんね/このラインナップを嗤う人もいるようだが、こんなに読んでたんだ~と改めて安倍を尊敬するという人は、ガチ保守以外にもかなりいると思う
  • 風行社

    遠山隆淑著 A5判/292頁/体4500円+税 「改革の時代」と言われるヴィクトリア朝時代の英国で、「ビジネス・ジェントルマン」こそが「良き統治」をもたらす政治的リーダーであるとしたウォルター・バジョットの思想を、旧来のウィッグの思想やJ・S・ミルらラディカルのそれとの異同を明らかにしつつ探求。 ISBN978-4-86258-062-7 (2011年7月25日刊行)

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/02/04
    “「ビジネス・ジェントルマン」の政治学──W・バジョットとヴィクトリア時代の代議政治 遠山隆淑著”