タグ

ブックマーク / apeman.hatenablog.com (59)

  • メディアの及び腰が歴史修正主義を支えている - Apeman’s diary

    digital.asahi.com ただ、日側の狙いは後年になって、意外な形で明らかにされた。 「韓国は、日との関係の基盤を損なう対応をしてきたわけです。(中略)私は『国と国との約束が守れない中において、貿易管理は当然だ』とも述べました」 安倍晋三元首相は、死去後の23年に出版された回顧録の中で、経産省と首相官邸が徴用工問題の対抗措置として輸出規制強化を発案したと認めた。 よくもまあこんな白々しいことが言えたものです。当該の時期の右派論壇誌、特に2019年9月号あたりをみていれば安倍政権の「岩盤支持層」が「歴史戦」の一環として「ホワイト国」からの除外を要求、歓迎していたことは一目瞭然です。いまさら回顧録を根拠にして書くようなことではないでしょう。記事からも安倍政権の狙いが「公然の秘密」とすら呼べない、公知の事実だったことがわかります。 日政府は当初、世耕弘成経済産業相(当時)が「信頼

    メディアの及び腰が歴史修正主義を支えている - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2024/03/31
    “体裁を取り繕うふりをする安倍政権の茶番に協力したのが主流メディアだったわけです。”
  • 「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary

    SNS等でさんざん話題になっているのですでに皆さんご存知のことでしょうが。 www.fnn.jp  (アーカイブ人もツイッターで“自白”していました。 【日外務省がチェック含めしっかりしないと。昨日、外交部会長として外務省と頻繁にやりとりしたが、外務省は約1ヶ月動画を放置した反省と再発防止対策が必要→ウクライナ政府、日に外交ルートで謝罪。昭和天皇の写真を「ファシズム」と… 外務省が動画に削除要請】 https://t.co/lVTimO9leH — 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2022年4月25日 いくつもある記事の中からこれを選んだのは、「歴史戦」の関連タームである「情報戦」が佐藤議員の口から出ている、という理由です。「情報戦で負けている」って、いったいどこと戦っているという認識なのでしょうか? 「ウクライナ政府のSNSなどをチェックする担当者を設けるよう求めた」

    「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2022/05/10
    “吉田裕さんは日本社会の戦争責任認識について、内向きと外向きを使い分ける「ダブルスタンダード」をかつて指摘しました。しかし(中略)内向きの論理が外向きのポーズを侵食してしまったように思われます”
  • 「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」 - Apeman’s diary

    先日、11月14日に NHK 総合の「目撃!にっぽん」枠で放送された「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」を録画して視聴しました。 www.nhk.jp まだ存命のへのインタビューや帰国の翌年に録音された横井さんの証言を軸とした構成。 タイトル 証言から、軍の上層部にとって自分の存在は都合が悪いと横井さんが考えていたことがわかります。 参謀は終戦前に脱出 「わしが出てきて困る人」 当初、グアム戦について積極的に証言するつもりだった横井さんが口を閉ざすようになった横井さん。 「戦争の後始末」 その横井さんが口を閉ざすようになった経緯について、当時取材にあたった中日新聞の元記者が証言。横井さんが「民兵を射殺した」と証言したのです。 民兵射殺の証言 当時の紙面 しかしこの証言が報道されると横井さんは発言を翻します。県の援護課が介入した可能性を否定できません。 発言撤回 元記者は当時の自分の取材姿

    「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2021/12/12
    当初横井はグアム戦について積極的に話すつもりだったそうだが/民兵を射殺したと証言するも撤回。“厚生省援護局による聞き取り記録の開示を求めると、民兵を射殺した時期に当たる部分は黒塗りでした。”
  • 2020夏の戦争番組 - Apeman’s diary

    社会が急に戦争を思い出す8月も今日で終わりです。この夏に放送されたアジア・太平洋戦争に関連した番組中、地上波で18(1は7月30日放送、またレギュラー報道番組中の特集も含む)を録画し、BSでは5(過去の番組の再放送を除く)を録画しました。 そのほとんどはすぐに視聴したのですが、NHKスペシャルの「渡辺恒雄 戦争政治〜戦後日の自画像」は放送予定をはあくした時点でゲンナリしてしまいまだ見ることができずにいます。 もはや指摘するのもゲンナリしますが、20を超えるこれらの番組のうち旧日軍の加害や連合国および戦場になった国々の人々の被害を正面からテーマにしたものは一つもありませんでした。8月2日放送のテレメンタリー2020「揺れる平和都市〜被服支廠は残るのか〜」と8月3日放送のNNNドキュメント「煉瓦の記憶 広島・被爆建物は語る」がいずれも旧被服廠の保存問題をあつかっており、「軍都

    2020夏の戦争番組 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2020/09/06
    “「戦争中の青春をアニメで」というアプローチ、若い世代を意識して題材やメディアを選ぶ手法の問題点は「ひろしまタイムライン」ツイッターアカウントによって露呈した、と言えるでしょう。”今年は底が抜けた感が
  • 鼎談「「マッカーサー証言」と戦後アカデミズムの退廃」 - Apeman’s diary

    歴史修正主義にコミットしている学者のなかでも近現代史分野でのアカデミックな業績を残している数少ない例の一人が伊藤隆ですが、このひとは自分の業績に泥を塗る恐れのあるような“汚れ仕事”は慎重に避けているという印象があります。南京事件については否定派とも距離を置く一方、「慰安婦」問題については否認論のリーダーを西岡力とともに買って出ている秦郁彦とは対照的です。その伊藤隆が渡部昇一、小堀桂一郎と『正論』の2012年7月号で鼎談しているので図書館で複写してきました。東京都教委制作の教材『江戸から東京へ』に「マッカーサー議会証言」が掲載されたのを受けて行われた鼎談です。 ここでも伊藤隆は“進行役”的な発言が目立ち放言的な部分は残りの二名がもっぱら担っています。たとえば「どういう経緯でマッカーサーがこういう証言をしたのか、皆さん、そこが気になるところだと思います」と、「証言」の文脈という重要な論点を持ち

    鼎談「「マッカーサー証言」と戦後アカデミズムの退廃」 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2019/05/04
    “伊藤隆の著作がネットの修正主義者に引用されることは殆どないため私もあまりとりあげることはこれまでなかったのですが、彼が果たした役割も一度きちんと調べなければならないと改めて思いました。”
  • 『読売新聞』の限界を露呈した「陰謀論」対談 - Apeman’s diary

    『読売新聞』の2018年8月20日朝刊に「「陰謀論』蔓延 ゆがむ歴史」と題した細谷雄一×呉座勇一のゆういち対談が掲載されていました。細谷氏が「どちらかといえば、保守の側にアカデミックなトレーニングを受けた歴史家が少ない。一方でそれを求める読者は多く、アマチュアの書物があふれているのが問題です」と指摘している点は、細谷氏の政治的な位置を考えればフェアな評価と言えるでしょう。しかし細谷氏が「特に気になります」としているのは近著『自主独立とは何か』(新潮選書)でもとりあげた「対米従属批判」系陰謀論とのことで、対談中で触れている具体例もその系統のものだけです。専門が国際政治学だから彼自身の問題意識としてその種の陰謀論に関心を持つこと自体はおかしくないのでしょうが、しかしいまの日の社会情勢として陰謀論の蔓延を危惧するのであれば、おそらく記者によってまとめられた「主な陰謀論・陰謀説」リストにもあがっ

    『読売新聞』の限界を露呈した「陰謀論」対談 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/09/01
    “細谷雄一×呉座勇一のゆういち対談”この組み合わせ、そして読売とくれば、当然ながらコミンテルンなどの保守系陰謀論には踏み込まず
  • 「戦争の狂気」だけでなく - Apeman’s diary

    去る8月15日、毎日新聞は九大生体解剖事件の関係者の証言を掲載しました。 毎日jp 2012年08月15日 「九大生体解剖事件:「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る」 記事中に次のような一節があります。 「軍人と医者が残虐非道なことをしたが、これは事件質ではない」。東野さんは独自に調査中、気が付いた。「当時の心理状態は平和な時代には考えられないほど、おかしな状態だった」。戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた。 かなり短くまとめられているため、証言者の言わんとすることがかなりわかりにくくなっています。ただ、記事のタイトルとあわせ、「戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた」が記者の伝えようとするメッセージであることは明らかです。 生体解剖を目撃した証言者が長年の思索の果てにたどり着いた結論であるのならば、それには相応の敬意が払われねばなりませんが、他方で戦後世代が簡単に「戦争の狂気」と総

    「戦争の狂気」だけでなく - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/04/05
    「陸軍軍医学校防疫研究報告」掲載の論文をまとめた、細菌戦に関する論文集は、東京大学に学位請求論文として提出され、元軍医は1949年1月、医学博士を授与されている。「戦争の狂気」で片づけられない
  • 臨陣格殺の現場 - Apeman’s diary

    先日紹介した『司法官の戦争責任』より、臨陣格殺の現場を目撃した法律家の回想を紹介する。今回も引用文の中に長い引用文が含まれていてややこしいのでご注意いただきたい。〔 〕内は引用者の注記。 (…)前野〔東京地裁判事から転じて「満州国」総務庁人事処長、司法部次長などを務めた前野茂〕によれば、前記二つの治安法は、「匪賊討伐という戦闘行動中の緊急的措置として許容されたものであるにかかわらず、軍警は司法制度を無視し、この法規を乱用して事を処理しているのであった。すなわち彼らは『犯罪捜査』の結果逮捕したこの種犯人でも、犯罪の証拠ありと認めれば、『現地処分』ないし『厳重処分』と称し、取り調べ終了後直ちに銃殺または斬殺していたのである。しかも、それが匪団の横行する地帯で行われるのならまだしも、私が刑事司長就任後首都新京に於いてすら実行されているのを知ったときは、肝のつぶれる驚きであった。新京の南郊南嶺は文

    臨陣格殺の現場 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/04/03
    『司法官の戦争責任』/「リーガル・マインドの薄い組織ではタダでさえ「緊急的措置」を名目に法的手続きが軽視されがちなのに、明文によってその「緊急的措置」にお墨付きが与えられればそれが濫用されるのは必至」
  • 『満鉄調査部の軌跡』ほか - Apeman’s diary

    小林秀夫、『満鉄調査部の軌跡 1907-1945』、藤原書店 上田誠吉、『司法官の戦争責任 満州体験と戦後司法』、花伝社(発売、共栄書房) 正月に解消できなかった「積ん読」の一冊をようやく読了。『満鉄調査部の軌跡』は満鉄調査部*1の歴史を大きく4期に分けている。創立期(1907-1916)、ロシア革命勃発から満州事変まで(1917-1931)、満州事変から満鉄産業部設立まで(1931-1936)、日中戦争から敗戦まで(1937-1945)。著者自身によれば、従来満鉄の初代総裁 後藤新平の個性と結びつけて論じられることが多かった満鉄調査部は、後藤およびその後継者中村是公の退任後急速に影響力を低下させている。再び調査部が重視されるようになるのはロシア革命以降のことで、それゆえ書は満鉄がおかれた地理的、政治的な位置を重視した分析となっている。 当ブログで普段扱っている話題との関連で言えば、興味

    『満鉄調査部の軌跡』ほか - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/04/03
    上田誠吉『司法官の戦争責任 満州体験と戦後司法』/保安矯正法…「保安処分の名を借りて強制労働の体制を法律化」「「法治主義に徹」するための努力がその実恣意的な「行政措置」にお墨付きを与えたに過ぎない」
  • 横山エンタツ、南京訪問時の日記発見 - Apeman’s diary

    もう一月ほど前のニュースですが、「わらわし隊」の一員として1938年の1月に南京を訪問した漫才師、横山エンタツの日記の写しが発見されたことを『朝日新聞』が報じました(1月19日朝刊)。1月23日に南京に到着していますので、まだ埋葬の終わっていない遺体が多数あった時期です。また、東京裁判での判決によれば虐殺が収束したとされている時期でもあります。記事では次のような記述が紹介されていました。 その当時は敵の死体で一ぱいだったそうだが凡(すべ)て我軍の制理であとかたもなし しかし川にはあちこち浮んで居る 皆ハンゴウをあけてかき込みの最中 兵隊さんの足許(あしもと)に十五六の死体が並んで居る 死体の浮んで居たクリークの水 揚子江の水を呑(の)んだと新聞でよく見たがそれを僕達は始めて体験した 否定論者はよく「死体など見なかった」という参戦兵士の証言を引き合いに出しますが、それがいかに無意味なことであ

    横山エンタツ、南京訪問時の日記発見 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/02/14
    「わらわし隊」の一員として1938年の1月に南京を訪問した横山エンタツの日記。「その当時は敵の死体で一ぱいだったそうだが凡(すべ)て我軍の制理であとかたもなし しかし川にはあちこち浮んで居る」
  • 『昭和天皇の戦争』 - Apeman’s diary

    山田朗、『昭和天皇の戦争―「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』、岩波書店、2017年1月 昭和天皇の政治や統帥への関与については、著者にはすでに『昭和天皇の軍事思想と戦略』(校倉書房)などの著書があり、著者自身断っているように内容的には過去の著作との重複も少なくない。昭和天皇の軍事指導に対する著者の評価は「統帥部のような強引なやり方は困るが、結果として領土・勢力圏が拡大することは容認する」(125ページ)といった具合に要約できるが、これも過去の著作から踏襲されたものである。 しかしながら、サブタイトルにもあるように、現存する資料と『昭和天皇実録』の記述を突き合わせることにより「残されたこと・消されたこと」を明らかにしようとするのが書の狙いであって、この点については―十分予想されたことであるが―極めて明確な結論に到達している。すなわち、昭和天皇の「戦争・作戦への積極的な取り組みに

    『昭和天皇の戦争』 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2017/06/28
    裕仁の「戦争・作戦への積極的な取り組みについては一次資料が存在し、それを「実録」編纂者が確認しているにもかかわらず、そのほとんどが消された」
  • 新任最高裁判事の答弁を否定していたネトウヨ - Apeman’s diary

    この4月から最高裁の判事になった元外交官の林景一氏については、2013年10月13日の『朝日新聞』の報道(「慰安婦問題の拡大阻止 92~93年、東南アで調査せず」)において、次のようなかたちで登場したことがあります。 インドネシア政府が日政府の 慰安婦問題の調査は不十分などと抗議する声明を出したことについて、外務省 の林景一南東アジア2課長(現駐英大使)が92年7月1 4日にインドネシアの在京公使に申し入れた内容を記す文書もあった。 林氏は「信用できないと断定されたに等しく、残念」と抗議。両政府間で戦争賠償は決着しており、慰安婦への補償を求められることは「ありえない」と批判した。さらにインドネシア政府の担当者が声明を発表した際、旧日兵の処罰を求める発言をしたことに触れ、「韓国ですら問題にしていない。かかる発言は驚き」と非難した。 当時、この記事には言及しそびれていたのですが、別のか

    新任最高裁判事の答弁を否定していたネトウヨ - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2017/04/17
    4月から最高裁の判事になった元外交官の林景一。東京裁判は「受諾したのは判決だけ」だという見方を国会で否定した政府参考人はこの人だったのね
  • 『読売新聞』連載[時代の証言者] - Apeman’s diary

    お読みになっている方もおられることと思いますが、『読売新聞』の連載「時代の証言者」で去る㋂14日から秦郁彦氏が取り上げられています。相変わらず「慰安婦」問題についてはアレですが、旧軍関係者に聞き取りをしていた時のエピソードなどはなかなか興味深く、また丸山眞男を高く評価しているといった意外な一面を知ることもできました。 個人的に興味深かったエピソードを二つばかりご紹介いたします。 ・3月28日「(11)陸軍 対米戦の知恵乏しく」 田中へのヒアリングで一番印象に残ったのは、1941年12月8日という開戦日は、翌年に対ソ戦を発動する時期から逆算して決めた、という点です。表向きは12月中旬になると、マレー半島沖の海が荒れ、上陸作戦が困難になるので、その頃が米英と開戦する期限だったといわれますが、どうもそうじゃないんです。 田中の願望では翌年春には、対ソ戦を始めたかった。南方作戦を終え、兵力を再び満

    『読売新聞』連載[時代の証言者] - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2017/04/17
    『読売新聞』の連載「時代の証言者」に秦郁彦/田中信一、柳川平助
  • 『シベリア出兵』 - Apeman’s diary

    麻田雅文、『シベリア出兵―近代日の忘れられた七年戦争』、中公新書 日の近代史に占める重要性に比して知られることの少ないシベリア出兵についての、近年の研究成果が新書で紹介される意義はきわめて大きいものと思われる。終章で著者が指摘している日中戦争との類似性(と相違)は非常に示唆的で、私自身もシベリア出兵への関心を新たにした。 ただ、「当時の日人すべてを断罪するような勧善懲悪の史観では、歴史の一面を照らすだけである」(249ページ)などという主張はかなり違和感がある。「当時の日」のすべてを美化しようとする政治運動は猖獗を極めているのに対して、「当時の日人すべてを断罪するような勧善懲悪の史観」なんてどこでお目にかかれるのだろうか? 著者は1980年代生まれとのことだが、この世代の近現代史研究者にこんな藁人形が刷り込まれているのだとするとちょっと今後が心配である。 なお、当ブログのシベリア

    『シベリア出兵』 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2017/03/22
    面白そう。著者は「当時の日本人すべてを断罪するような勧善懲悪の史観では、歴史の一面を照らすだけである」なんて書いちゃう麻田雅文(1980年生まれ
  • ちょっと羊頭狗肉気味な「ザ・スクープスペシャル 終戦企画」 - Apeman’s diary

    敗戦後71年目の8月が終わりましたが、テレビ戦争特集は(いくつか良番組はあったものの)やはり加害の側面にきちんと向きあったとはとうてい言えなかったですね。 さて、8月14日に放送された「ザ・スクープスペシャル 終戦企画 大平洋戦争最後のミッション 緑十字機決死の飛行〜誰も知らない“空白の7日間“〜」をいまごろになって観ました。自社コンテンツの価値を過大に喧伝するのはメディアの常とはいえ、タイトルだけで「ああ、河辺虎四郎がウィロビーからウィスキーもらってご機嫌になったミッションね」と予想しつつ観ていたら、ディテールはともかくとして大筋ではやっぱり既知のはなしでした。 それはまあいいとして、番組の最後の最後で緑十字機1号機の復路における不時着の原因について突然陰謀を示唆する説明が出てきたのはちょっとびっくり。断定こそ避けたとはいえ、テレビで放送するには根拠薄弱ではないかと。細かなところで気に

    ちょっと羊頭狗肉気味な「ザ・スクープスペシャル 終戦企画」 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2016/09/02
    「戦争を終らせるために危険な任務に挑んだ男たち」みたいなノリだった。一昔前だったら、みていて思わず苦笑いがうかぶドタバタ悲喜劇という感じだったろうな
  • 2・26事件から80年 - Apeman’s diary

    80年前の今日は2・26事件が勃発した日ですが、このクーデター未遂事件(ないしクーデターを利用したカウンタークーデター事件)は翌年の南京大虐殺にも影を落としています。 上海派遣軍〜中支那方面軍の司令官松井石根は予備役から復帰して就任しましたが、その背景には2・26後の皇道派のパージで(軍司令官になることのできる)陸軍中大将が不足していた事情があることを、日中戦争勃発当時に参謀部で戦争指導課長だった河邊虎四郎が証言しています(『河邊虎四郎少将回想応答録』)。また第十軍の司令官だった柳川平助もこの粛軍で予備役に編入されていた皇道派の1人でしたが、松井石根は大谷敬二郎の『日憲兵史』(みすず書房)所収の資料「陸軍派閥一覧表」では「初期統制派」と位置づけられ、皇道派とは「相互排撃」の関係にあるとされていました。軍司令官人事のうちにすでに軍紀崩壊の種がまかれていたと考えることができます。 さらに、

    2・26事件から80年 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2016/02/27
    226と南京大虐殺/皇道派のパージ後の人事。皇道派とは「相互排撃」の関係だった「初期統制派」の松井石根と、皇道派の柳川平助/「軍司令官人事のうちにすでに軍紀崩壊の種がまかれていたと考えることができます」
  • そんな重大な機密が漏洩! - Apeman’s diary

    みなさん、大変です! 自衛隊に震撼すべき弱点があることが暴露されてしまいました。スーパーの前で反戦平和の歌を歌ったり、核兵器廃絶の署名活動をしたりすると自衛隊の戦力が損なわれるんだそうです! こんな弱点が中国北朝鮮ロシアに伝わったら大変です。誰だ、そんな重大機密を漏洩させたのは! ……えっ? 陸自の情報保全隊長? 法廷で喋った? 中国かどこかでスパイ容疑で捕まったのか。……えっ? 仙台高裁? 陸上自衛隊が2002〜04年、イラク派遣に反対する運動をしていた人たちを監視し、個人情報を集めていたのは違法だとして、東北6県の91人が損害賠償を国に求めた訴訟の控訴審判決が2日、仙台高裁であった。古久保正人裁判長は、一審・仙台地裁判決の一部を取り消し、原告1人についての情報収集の違法性を認めた。情報収集の差し止めは一審に続いて却下した。原告は上告する方針。 (中略) 控訴審では、陸自の当時の情報

    そんな重大な機密が漏洩! - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2016/02/03
    輝きは飾り ガラスの自衛隊
  • もう講和条約からやり直すしかないね - Apeman’s diary

    産経ニュース 2015.9.7 菅官房長官、「言葉遊びに受け取れる」と不快感 国連事務総長「国連は中立ではない」発言受け 国連の説明は「言葉遊び」でもなんでもなく、客観的に見れば日政府が火遊びをしているだけです。枢軸国と連合国の間で「中立」を保て、と要求しているわけですから。与党議員ならともかく、内閣の一員がこれほどまでにサンフランシスコ講和条約の枠組みをぶち壊しかねないような発言をしたことって、ありましたっけ?

    もう講和条約からやり直すしかないね - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/09/08
    率直な物言いをする保守の人たちが数人、米欄に現れている。なんか懐かしい
  • ニッポソの歴史戦もそろそろ終戦 - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150508/1431108978 http://d.hatena.ne.jp/davs/20150509/1431174026 ↑こちらで言及されている問題です。 日政府の「歴史戦」ごっこでマグロウ・ヒル社の歴史教科書にクレームをつけてアメリカ歴史学者19人による抗議声明を引き出したことは記憶に新しいわけですから、日研究者たち(アメリカ人が中心ですが国籍はさまざま)187人が「日歴史家を支持する声明」(強調引用者)を出した意図は誤解の余地なく明らかです。しかしそれをこともあろうに日政府へのエールだと曲解しようとする企てが。事態の深刻さは、極右連中がそんな曲芸に挑んでいるだけでなく、昨夏の朝日バッシングから距離を置いていたメディアの一つである『東洋経済』のオンライン版で、しかも元アジア女性基金関係者(浅野豊美氏)

    ニッポソの歴史戦もそろそろ終戦 - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/05/13
    「昨夏の朝日バッシングから距離を置いていたメディアの一つである『東洋経済』のオンライン版で、しかも元アジア女性基金関係者(浅野豊美氏)が一枚噛んで187人の日本研究者たちの意図を捻じ曲げている」
  • 極右が何人寄ってもアメリカ人に「理解」してもらえるための知恵なんて出ない - Apeman’s diary

    自民党の「日の名誉と信頼を回復するための特命委員会」委員会と称する事実上の「ジャパンディスカウント」特命委員会の様子が佐藤正久公式ブログで紹介されてます。 http://ameblo.jp/satomasahisa/entry-11986431344.html ある意味、「ぜひ最後までやり通してほしい」と思います。レイシズム丸出しの発想ですから。日の極右の実態をアメリカ人に理解してもらういい機会になるでしょう。

    極右が何人寄ってもアメリカ人に「理解」してもらえるための知恵なんて出ない - Apeman’s diary
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2015/02/07
    保守の叡智に期待