『1日外出録ハンチョウ』が面白い 賭博破戒録カイジの地下帝国編スピンオフ漫画である『1日外出録ハンチョウ』が面白い。地下帝国と呼ばれる強制労働施設においてイカサマチンチロリン、給料前借り金融、嗜好品の物販等を取り仕切る大槻班長がその資金で1日外出権を行使した際の行動を描く。単発ネタから連載されて現在は2巻まで刊行されている。 地下帝国(漫画版だと地下王国)とは、大手サラ金である帝愛グループが建設している地下核シェルター。借金の返済が見込めない劣悪債務者が地下帝国建設の強制労働に住み込みで従事させられている。 長時間労働と低賃金のタコ部屋を連想するし実際劣悪な労働環境だけど、莫大な借金の利息支払いが停止するうえ、衣食住が保証され、各種ガス抜き制度が認められている。参加者が次々と死んでいったビルの鉄骨渡りを考えるとむしろ良心的とすら思えてしまう絶妙な底辺感。少なくとも強制労働後のビールと焼き鳥