「記憶する道具」は、ライフログの第一人者と言うべき美崎 薫さんの書籍です。 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 ライフログというキーワードは、最近よく使われることが増えているように思いますが、一方でその定義は曖昧なまま明確なイメージを持っている人は少ないように思います。 この書籍では、自らの生活を淡々とライフログし続けている美崎さんならではの視点で、ライフログや記憶ということについて深く考察されていますので、ライフログの可能性を深く考えてみたい方には参考になる点がある本だと思います。 【読書メモ】 ■なぜ「ライフログは○×です」といわないかといえば、ライフログにはいまのところ確たる定義はないし、定義によって限定されるものでもないからだ ■わたしは、コンピュータのストレージは、過去数百年にわたって紙が占めていた位置を超えて、より人間の記憶に近いツールになっていくだろうと