菅、麻生氏の対立激化か 派閥存否で主導権争い―自民刷新本部、波乱含みの幕開け 2024年01月12日07時05分配信 自民党「政治刷新本部」の初会合であいさつする岸田文雄首相(中央)。左は菅義偉前首相=11日、東京・永田町の同党本部 自民党が派閥の政治資金規正法違反事件を受けて11日に開いた政治刷新本部の初会合では、菅義偉前首相ら複数の無派閥議員から早速、派閥解消論が噴出した。派閥存続を前提に議論を進めようとしていた麻生太郎副総裁ら執行部には波乱含みの幕開け。「解消派」と「維持派」の党内対立が激化する可能性もある。 菅氏ら「派閥解消」訴え 政治改革、集約不透明―自民刷新本部が初会合 「1989年の政治改革大綱には派閥解消のスケジュールが明記されていたのに、できていない。派閥解消が最低限必要だ」。出席者によると、菅氏は初会合で首相にこう主張。「自民党に国民の疑惑の目が向けられていることを認識