インドではモディ首相就任後の10年間に貧富の差が急激に拡大し、上位1%の富裕層が国の富の40%を所有するようになったことが、新たな調査で分かった。 格差問題の著名専門家トマ・ピケティ氏を含むエコノミストの研究によると、上位1%に相当する約920万人が総所得の22.6%を稼いでおり、1920年代にさかのぼるデータでは最高のシェア。また、上位1%は、世界第5位の経済大国であるインドの富の40%以上を所有している。エコノミストらは主に中産階級の犠牲の上に成り立っている成長だと述べた。 エコノミストらはインドの現代のブルジョアジー主導の「ビリオネアによる支配」が、英国によるインド植民地支配時代よりも不平等になっていると指摘。貧富の差がさらに拡大すればインドの社会不安をあおりかねないと警告した。 Richest 1% in India Control 40% of Wealth in the Cou