全労連・国民春闘共闘委員会は24日、厚労省で会見し、新たに調査した兵庫、高知両県を加えた全国の最低生計費試算調査結果を発表しました。兵庫、高知で25歳が1人暮らしをするには時給1600円以上が必要となり、東京と差がなく、最低賃金を全国一律で時給1500円にする必要性を示しました。 最賃1500円は参院選の争点となっており、全労連・春闘共闘は最賃大幅引き上げと参院選での政治転換を訴えて、厚労省前行動をおこないました。 最低生計費調査は、労働者へのアンケートで生活必需品を集計し、月額や時間額で換算。兵庫の25歳単身で男性が時給1626円、女性1582円、高知で男性1665円、女性1669円となりました。東京都北区(2019年調査)の男性1664円、女性1642円とほとんど差がありませんでした。 高知県労連の牧耕生書記長は、「高知は最賃額が全国最下位の820円で、東京の1041円とは221円の格