中国報道団体、異例の当局批判 事故現場で取材妨害 2024年03月14日20時32分配信 13日、中国河北省の爆発事故現場で取材を妨害される放送局関係者(前列の2人)(中国のSNSより・時事) 【北京時事】中国報道機関の団体、中華全国新聞工作者協会は13日、河北省で発生した爆発事故の現場で国営中央テレビの記者が取材を妨害されたとして、当局への抗議声明を発表した。中国メディアは共産党の見解を忠実に代弁する「党の喉と舌」と呼ばれ、当局に対する批判は異例だ。 習政権、際立つ内向き姿勢 体制の「安全」重視―個人に権限、増す不確実性 河北省三河市燕郊では13日朝、飲食店などが入る雑居ビルで爆発事故が発生。7人が死亡、27人が負傷した。SNSでは同日、事故現場で治安要員とみられる男性が中央テレビの中継を遮ったり、大勢で記者を取り囲み移動させたりしている様子を捉えた映像が拡散した。 同協会は声明で「正当