中国にある書店に並べられている「三体」の小説(2019年7月19日撮影、資料写真)。(c)CNS/張煒 【5月30日 東方新報】中国・上海市の復旦大学(Fudan University)の研究チームが、18か月間も冷凍保存されていた人間の脳を蘇らせるという快挙を成し遂げた。このブレークスルー的な偉業は、これまでの冷凍保存技術の記録を塗り替え、権威ある米国の科学雑誌「セルリポーツ(Cell Reports)」にも掲載された。 邵志成(Shao Zhicheng)特任教授が率いる研究チームは、「MEDY」と名付けた革新的な凍結保存法を開発し、神経細胞の構造的完全性と機能性を保持することで、さまざまな脳組織やヒト脳標本の保存を可能にした。この画期的な前進は、神経疾患の研究のみならず、人体凍結保存技術の未来に大きな扉を開いたものと言える。 英国バーミンガム大学(University of Birm