新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経て世界中の人々が以前の生活を取り戻したことで、清涼飲料業界に大きな勝ち組が生まれた。エナジードリンクのレッドブルだ。 シンガポールで4年ぶりに開催された音楽フェスティバル「ズークアウト」でレッドブルが飛ぶように売れ、ロンドンでは朝の満員電車でコーヒーよりもレッドブルが通勤客に選ばれるなど、レッドブル人気を物語る光景が世界各地で見られる。 非公開企業のレッドブルは昨年、計110億缶余りを販売し、過去最高の売上高を記録。エナジードリンク市場で最大のシェアを獲得した。