見知らぬ相手に電話をかける まずはタウンページを開き、会いに行ける範囲内で見知らぬ相手を探す。 しかし、「勝手に似顔絵を描いて持って行く」という基本的には失礼な行為なので、ここは慎重に相手を選ばないといけない。なるべく優しそうな人がいい。そこで思い付いたのが、保育園の先生と獣医さん。 子供と動物を愛する人たちだったら許してくれそうだ。 そして、今回似顔絵を描くのは、弊社スタッフの多田。僕と2人で相手の声を聞きながら、見知らぬ人を想像し、似顔絵にしていく。 電話の会話をモニタリングしながら録音する用意をして、まずは獣医さんから攻めてみることにした。 緊張しながらダイアルをプッシュすると、3コールくらいで相手が出た。 「はい、●●病院です」 割と年配の男性の様だ。院長先生だろうか? 企画を説明する。 「ああ、なるほど。面白そうですけど、ちょっとこっちもバタバタしてまして……」 と断られてしまう