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縫えたんじゃない、縫ったんだ! Ruby biz グランプリ 2022 で大賞を受賞した JUKI 松江株式会社の「楯縫(たてぬい)プロジェクト」について、グループ事業カンパニー開発部 松江開発分室の土江 正人氏にお話を伺った。 〈 グループ事業カンパニー開発部 松江開発分室 土江 正人氏 〉 JUKI松江株式会社は創業が大正12(1923年)年、今年創業100年を迎える。 島根県松江市に「中島ミシン製作所」として創立され、1944年に株式会社中島製作所となり、2006年にJUKI松江株式会社に社名変更した。 設立当初はミシンの部品を作っていたが、現在では工業ミシンでは世界の30%のシェアを持つJUKIのグループ企業として、ミシンの開発から機械加工、塗装、梱包出荷まで一貫して行っている。 さらに、ミシンを使用している製造ラインの自動化に関する支援なども行っている。 ミシンは大きく家庭用ミシ
2022年10月5日に『深掘りRubyKaigi 2022 with ko1 & kateinoigakukun~ RubyKaigiどうでした&RubyのWASI/並列どうなるの? ~』を開催しました。イベントでお話した内容を3部作でお届けします。こちらはvol.3です。 実行環境がいろんなところにあるかもしれない未来 fujimura:全員での質疑応答コーナーを始めます。では、僕から笹田さんに質問です。kateiさんの発表をコンカレンシー、パラレリズムをやっている笹田さんから見てどうだったか、及びWasmをどう見ているかを、ぜひお聞かせいただきたいです。 ko1:並行処理をやってる人から見たkateiさんっていう、なかなか難しい質問ですね。 一同:(笑) ko1:ファイバーにいきなり対応しちゃったのは、すごいですよね。そこからやるんだと思って、びっくりしました。まずスレッドの話をすると
Ruby Advent Calendar 2022 part2 15日目の記事です🎄 昨日は@rsym1290さんによる「AWS SDK for Ruby V3のスタブを使ってみる」でした。 まえがき 2020年11月25日に発売された udzuraさん著・Webで使えるmrubyシステムプログラミング入門 (mrubyシスプロ本) の読書記事です。 実は本書の執筆中、レビューに参加させていただくという大変貴重な機会をいただいていたのですが、出版当時はまだわたしが自ブログを持っていなかったためにブログ記事を書くことができていなかったのでした… 時は流れて今年、mruby組み込みWiresharkを作ろうと思い立った(参考: RubyKaigi 2022に現地参加 & 登壇しました)際、その実装の参考にしようと再読してみたところ改めてめちゃめちゃたのしく勉強になったため、この機会に大変大変
mruby/cが工業用ミシンの不良率を8割削減、ローコード開発環境への展開も:ET&IoT 2021 しまねソフト研究開発センターは、「ET&IoT 2021」の「フクオカしまねmruby×IoTパビリオン」において、軽量の組み込み機器向けプログラミング言語「mruby/c」の採用事例や、プログラミングに詳しくない初学者や製造業の技術者向けのローコード開発環境などを紹介した。 しまねソフト研究開発センターは、「ET&IoT 2021」(2021年11月17~19日、パシフィコ横浜)の「フクオカしまねmruby×IoTパビリオン」において、軽量の組み込み機器向けプログラミング言語「mruby/c」の採用事例や、プログラミングに詳しくない初学者や製造業の技術者向けのローコード開発環境などを紹介した。 mruby/cは、軽量Rubyとして知られるmrubyをさらに小型化した組み込み機器向けプログ
2021年3月5日に、mruby 3.0.0 のリリースがされました。おめでとうございます! mruby.org これに関連してなのか、mrubyをこれから始めようとか、ここのところどうなっていますかという質問をちょくちょく受けたり、ツイートを拝見したりするようになりました。 一方で、どうしても情報が古い、あるいは多くのmgemのメンテナンス状況が悪いように見える、などの初学者にとっては難しい状況が広がっており、厳しい気持ちになったり、厳しい感想を述べたりされている方もいるように思います。そして、その感想中には誤解も含まれているようです。 ここでいったん、少しでも「心構え」ができるように、これから触ってみる方々に対しての自分の考えをまとめておこうと思いました。 (さらにいうと、基本的に本原稿はいちユーザ、それもWebインフラに関わるユーザとしての解釈なので、Matzをはじめとした他のmru
はじめに 2021年1月にv1.0がリリースされたWasmerにRuby Gemが存在することに触発されて調べてみました。RubyとWebAssemblyが関わっているものについてわかる範囲でまとめ、軽くどのようなものかを書いていきます。 僕自身、業務はおろかプライベートでもWASMを書いたことはなく浅い理解しかしていないですが…… WebAssembly (WASM)とは WebAssembly は最近のウェブブラウザーで動作し、新たな機能と大幅なパフォーマンス向上を提供する新しい種類のコードです。基本的に直接記述ではなく、C、C++、Rust 等の低水準の言語にとって効果的なコンパイル対象となるように設計されています。 この機能はウェブプラットフォームにとって大きな意味を持ちます。 — ウェブ上で動作するクライアントアプリで従来は実現できなかった、ネイティブ水準の速度で複数の言語で記述
Webで使えるmrubyシステムプログラミング入門 作者:近藤宇智朗発売日: 2020/11/25メディア: Kindle版 この手のミドルウェア・プログラミング言語の入門・解説書、ひたすら語り口を優しくしているだけだったり、単にリファレンスをなぞっているかのどちらかで、教科書的な硬さとかが鼻につくんだけど、この『Webで使えるmrubyシステムプログラミング入門』は全然違う。次元が違う。 明らかに、”現場で経験値の高い先輩から指導を受けている”ような錯覚を感じさせる内容、流れになっている。 今後、この手の入門書は全部こんな感じでお願いします(あとは公式リファレンス読むんで!)と言いたくなるくらいの良書。マジで良い。 環境がmacOSを使いつつ実際のプロセスはVirtualBox上のLinuxで進む(ちゃんと両方使う前提になっている) 冒頭でmrubyのビルドの解説をする際に、さらっと「デ
Webで使えるmrubyシステムプログラミング入門 作者:近藤宇智朗発売日: 2020/11/25メディア: Kindle版 久しぶりの読書感想です。どうやら読書感想はブクログとかも含めて4年ぶりぐらいっぽくて、ここ数年の読書しなさが表れています。 本書はmrubyとシステムプログラミングの発展に大きく貢献する良書であると確信します。 本書ではmrubyを利用していますが、そもそものLinux環境でのエンジニアリングについての基礎知識が多く解説されています。mrubyについて学びたい人にとってもシステムプログラミングは良い題材ですし、システムプログラミングを利用したい人にとってもmrubyが助けになるかもしれません。 特筆すべきは丁寧さです。本書の謝辞にもある通り、ハンズオンのための資料を下地にしているため、まるで筆者が隣についていてくれているかのような錯覚を覚えます。本当に一歩一歩丁寧に
はじめに mrubyから入るシステムプログラミング入門 に参加するための事前環境構築を行いました! ちなみに、その手順リポジトリはこちらです。 github.com 振り返りがてら行なった内容を記します!! ※ ハンズオン当日の実施内容を記した記事はこちら 以下の記事の実施内容は本記事の VagrantとVirtualboxのインストール から下の章を全て実施した前提になりますので、なぞって動かしてみたい方はセットアップを最後まで行ってみてくださいませ! fuqda.hatenablog.com VagrantとVirtualboxのインストール Vagrant macOS 64-bitを選択 www.vagrantup.com VirtualBox 6.0.10 platform packages OS X hostsを選択 www.virtualbox.org ローカル(Mac)での作
この記事はmruby Advent Calendar 2013の16日目です。 はじめに 少し前にRubyKokubanというものを作りました。 ongaeshi/rubykokuban-gem このライブラリを使うと、簡単にグラフィックやアニメーションを使ったアプリケーションを書くことが出来ます。 RubyKokubanとは RubyKokubanはopenFrameworksにmrubyを組み込んだものです。Rubyを使って簡単にグラフィックスやアニメーションを利用したプログラムを書くことが出来ます。 以下のように、(関数定義を除けば)2行で画面に文字と円を表示することが出来ます。 def draw text 'Hello, rubykokuban!', 100, 100 circle 350, 100, 50 end たくさん書いてみます。 def setup set_window_
Ruby 2.0ではNaCl対応するらしいですが、もともとNaCl自体が実行ファイルのサイズが肥大化しやすいうえに、Rubyという巨大なコードを載せてしまっては、実用上厳しいのではと感じていました。実際、20MB位になるらしいです。 そこで、組み込み用途として開発されたmrubyなら少しはましになるんじゃないかと思い、ビルドを試してみることにしました。そのまますんなりとはいかないのですが、とりあえずビルドは成功したので手順を掲載します。 前準備 mrubyとNaClのビルド環境を準備してください。 Windows 7 mrubyのビルド環境(MinGW, msys)*1 NaClのビルド環境を作る ちょっと面倒です。こちらを参照してください 手順の概要 mrubyは、ビルド環境さえ整えればmakeをたたくだけでビルドできるという親切設計です。NaClでビルドする際、障害になるのはCコードを
4/28追記:まだ正式ではないけど公開されたよ! https://github.com/mruby/mruby 神よ 未だ生まれぬ神よ 御身への想い押さえがたきに 我が身は今やはりさけぬ 古橋秀之「ブライトライツ・ホーリーランド」 そろそろ軽量Rubyが公開されるらしい、との話なので、現状見つかる情報を調べてみました。 ほんとは2月の東京Rubyプレゼンテーション2012に行けていれば色々分かったと思うのですが、行けなかったのでネットにある情報を検索してみた次第です。 以前は"Armadillo9でRubyを動かす。"とかやってたりしたこともあり、組み込みスクリプト言語には色々期待してるので、楽しみ。 公開されたら色々遊んでみる予定。 構成 mruby コンパイラ、RiteVM、ライブラリなどを含めた総称 RiteVM YARVに相当する部分 Rubyチップ VM自体をハードウェア化するの
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