IT Leaders トップ > テクノロジー一覧 > システム開発 > 技術解説 > 累計1億人が利用する「pixiv」のタイムリーな開発を支えるRuby on Rails─ピクシブ システム開発 システム開発記事一覧へ [技術解説] 累計1億人が利用する「pixiv」のタイムリーな開発を支えるRuby on Rails─ピクシブ Ruby開発最前線─Ruby bizグランプリ2023大賞サービスを紹介(1) 2024年4月2日(火)Ruby bizグランプリ実行委員会 リスト 日本発のオープンソースのプログラミング言語「Ruby」と、その開発フレームワーク「Ruby on Rails」。これらを用いて開発されたアプリケーションやサービスは数多あるが、その中から、特にすぐれたものを表彰するのが年次アワードプログラム「Ruby bizグランプリ」だ。本稿ではRuby biz グランプリ20
創作活動を、もっと楽しくする 今回はRubyBizグランプリで大賞を受賞したpixivとpixiv関連サービスについて、ピクシブ株式会社CTOの道井 俊介氏に話を伺った。 〈 CTO 道井 俊介氏 〉 ピクシブ株式会社は2005年に設立され、現在では従業員数約600人、そのうち約180人がエンジニアである。 コーポレートミッションとして「Accelerate creativity. 創作活動を、もっと楽しくする。」を掲げ、イラスト、マンガ、小説といったポップカルチャーのコンテンツに根ざして事業を展開している。 ピクシブではイラスト、マンガ、小説の投稿プラットフォームである「pixiv」というサービスをメインの事業としている。 pixivは2007年にサービスを提供開始し、現在、累計ユーザー数が1億人以上、約1.3億作品が投稿されている。 国内だけでなく海外からも積極的に利用されており、約2
「Rubyビジネスセミナー 大阪」開催報告 下記のとおり「Rubyビジネスセミナー 大阪」を開催しました。 ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 日時: 2024年1月29日(月) 14:45 〜 16:50 会場: BREEZE PLAZA 803+804号室 基調講演1: Better Ruby 講演者: まつもとゆきひろ(一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長) まつもとさんの基調講演では、Rubyをもっと良くしたいをテーマにお話がありました。 講演資料 水産業をアップデートする挑戦 with Ruby 講演者: 土谷太皓(株式会社ウーオ 取締役CPO) 土谷さんからは、専門性が高く複雑なドメインの水産業において、 スタートアップがどうRubyを利用し成長しているかという お話をしていただきました。 講演資料 ピクシブにおける技術選択 講演者: 道井俊介(ピクシブ
フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。 11月8日、島根県松江市で「Ruby biz Grand prix 2023」の表彰式が開催されました。プログラミング言語「Ruby」を使った商品・サービスなどの事例を表彰する大会で、今回で9回目の開催です。合計で29件のエントリーがあり、大賞には水産業のDXを支援する株式会社ウーオ(広島市)と、クリエイター向けにさまざまなサービスを展開するピクシブ株式会社(東京都渋谷区)が選ばれました。 Rubyは国産のプログラミング言語として知られ、1993年に誕生。「生みの親」であるまつもとゆきひろ氏が市内に在住していたことをきっかけに、2006年から松江市がIT産業振興として始めたプロ
ピクシブは2023年9月より、社員一人一人の生活に合った多様性のある働き方をサポートする「ピクシブワークスタイル」を開始しました。 www.pixiv.co.jp 今回、なぜ新制度の導入に至ったのか、その背景や狙いについて、当プロジェクトの責任者であるbashさんにインタビューを行いました。 まず、自己紹介をお願いします ピクシブには2013年11月にエンジニア職として中途入社しました。当時の社員数は70名ぐらいで、入社3ヶ月目ぐらいから技術開発マネージャーとして、エンジニア採用やインターンの企画などの業務を担当してきました。その後、関連会社のCTOや、VPoEなどの経験を経て、2020年からは社内IT部署の立ち上げを行い、2023年からは経営企画補佐という名前でソルバー&右腕型スタッフエンジニア的な業務を行っており、この11月からはEngineering Office活動も新規で始めてい
はじめに 初めまして。プラットフォーム開発部にてデータ基盤を整備しているkashiraと申します。 ピクシブではデータガバナンス強化のために、Google Cloud Platform(GCP)のDataplexのデータリネージ機能を本番運用で使い始めました。 この記事では、「どのように導入したのか?」「導入によってどんな効果が出たのか?」について話していきます。 cloud.google.com データリネージとは? データリネージとは、データの流れを可視化する機能です。 BIやDWHで分析するデータは、各所に散らばった複数の処理を経て生成されます。 複数の散らばった処理を1つずつ追いかけるのには時間がかかり、何かデータに障害が発生した場合のデバッグや、データ変更をしたい場合の調査に対するコストが大きくなります。 こうした課題を解決するための仕組みの1つがデータリネージです。 具体的には
pixiv事業本部の丸山(alitaso)です。 ピクシブはこの度 Rails Girls Japan の2023年 年間スポンサーとして協賛します。 Rails Girls Japan とは Rails Girlsはより多くの女性がプログラミングに親しみ、アイデアを形にできる技術を身につける手助けをするコミュニティです。Rails Girls は世界各国にあるコミュニティで、Rails Girls Japan は日本での活動支援や海外とのサポートしています。 Rails Girls Japan は初めてプログラミングをする人、Rails を使う人を対象にしたワークショップを行うことが多く、直近では Rails Girls Tokyo 15th、Rails Girls Nagasaki 1st が開催予定です。 railsgirls.com railsgirls.com なぜ Rails
pixiv事業本部の丸山(@alitaso)です。 ピクシブは 2023年5月11日〜5月13日に渡って開催される RubyKaigi 2023 に Platinum Sponsor & Music Event Sponsor として協賛します。 RubyKaigi 2023 RubyKaigi はプログラミング言語 Ruby に関する世界最大級の国際カンファレンスです。今年は長野県松本市まつもと市⺠芸術会館 にて開催されます。昨年同様オフライン、オンラインのハイブリット開催となっています。 ピクシブからは10名前後のメンバーがオフライン参加予定で、合わせて企業ブースも出展します。 Music Event Sponsor ピクシブは Music Event Sponsor として RubyKaigi の夜をより楽しくする音楽中心懇親会「RubyMusicMixin 2023」を併催イベント
こんにちは、CTOの @harukasan です。2023/02/24をもってプログラミング言語Rubyが30周年を迎えたとのこと、大変おめでとうございます。 Rubyに支えられている企業の一社として感謝を示したいと思い、この記事を書くことにしました。 ピクシブとRuby ピクシブでは多くのサービスでRuby on Railsを利用しています。2012年にリリースされた国際版pixiv β(現在は提供終了)を皮切りに、pixivコミック、BOOTH、pixiv FACTORY、pixiv Sketch、Palcy、VRoid Hub、pixiv Adsと数々のプロダクトでRuby on Railsが採用されてきました。 2012年6月にリリースされたpixivコミックはRails 3.2でリリースされ10年以上にわたり同じコードベースで開発が続けられています。余談ですが、pixivコミック
こんにちは、3Dビジネス室のwatasukeです。 3Dビジネス室は3Dモデルクリエイターの創作活動を支援することをミッションにしたチームです。 この記事では、その一環としてBOOTHの「3Dモデル」カテゴリに関する取引データをかいつまんで公開いたします。 3Dモデルカテゴリの取引推移 まず、3Dモデルカテゴリの取扱高と注文件数の推移をご覧ください。 取扱高、注文件数ともに急速に右肩上がりに伸びていることがわかります。 2022年の3Dモデルカテゴリの取引実績は、取扱高が約24億円、注文件数が約148万件でした。 それに比例して注文者数も増えており、市場が拡大していることが見て取れます。 2022年における3Dモデルカテゴリの注文者数は約12.9万人でした。 3Dモデルカテゴリの伸びた要因 3Dモデルカテゴリの取引は、内部要因と外部要因それぞれに支えられて伸長したと認識しています。 内部要
pixiv事業本部の丸山(alitaso)です。 12月3日(土)に中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2022 in Mitakaの最終審査会が三鷹産業プラザで開催されました。ピクシブは本コンテストに Platinum スポンサーとして協賛しており、エンジニア職統括の店本がスポンサー賞審査員として、スポンサー担当としてわたし丸山が現地参加しました。 昨年大会を上回る116件の応募があり、ゲーム部門6組、Webアプリ・IoT部門3組が最終審査に選出されていました。物理開催ならではの発表アクシデントに見舞われる場面もありつつ、参加者のみなさんの熱意を間近で感じ取ることのできる、とても良いプレゼンテーションでした。 ピクシブ賞 今回の最終審査会ではスポンサー賞を提供させていただきました。ピクシブ賞として選出させて頂いたのは松江工業高等専門学校 3年生 木島 陽斗さんの作品「!DANMAK
こんにちは、インフラ部の id:sue445 です。 先日ピクシブ社内で利用しているGitLabをオンプレミス環境からGCPに移行しました。 とても長いので全3回にわけて紹介したいと思います。 全体の構成 前編:前置きとアーキテクチャ検討 中編:環境構築 後編:実際の移行作業とその前後の対応。移行後の所感など 今回の目次 全体の構成 今回の目次 tl;dr; 移行の理由 筆者略歴 GitLab移行の時系列 やったこと1: アーキテクチャ検討 構成図 GitLabをクラウドに移行するための障壁をまとめた URLをどうするか Cloud IAP利用時の通信のオーバーヘッドをなくしたい 実際にGCP移行した後の構成 AWSでPoC環境を作った時の構成 LDAPからの依存をやめたい&複数のログイン方法を統一したい ssh接続時にあるLDAP依存を不要にしたい 余談 AWS移行案 GCP移行案 Gi
皆さん、こんにちは。技術広報室のkamikoです。本日はBOOTHチームで活躍するバックエンドエンジニア3名のインタビュー記事を皆さんにお届けいたします。 BOOTHとは、クリエイターが作品やグッズを販売し、それをファンが購入できる、創作のためのマーケットプレイスです。2013年12月にWebサービスをリリースし、現在では累計登録ショップ約45万件、MAU約720万人の規模にまで成長しています。 そんなBOOTHを支えるバックエンドエンジニアたちが、普段どんな技術を駆使してどんなことを考えながら日々の業務にあたっているのか、詳しく話を聞いていきたいと思います。 自己紹介と業務内容について教えてください RND )クリエイター事業部BOOTH部のサービス開発チームでバックエンドエンジニアをしているRND(らんど)です。2019年4月に新卒入社し、3年間BOOTH部でアプリケーション開発に携わ
アドプラットフォーム事業部テックリードのsakiです。 先日のRubyKaigi 2022にピクシブのエンジニアは9名が参加し、私も多くのセッションを聞きました。 どれも興味深かったのですが、今回は特に型情報の話に注目しました。業務ではRubyと並んでGoを使うことも多く、Rubyの型情報は今後の技術選択にも強く関わってくるのではと考えています。 型情報に関するセッション 私が見た中で型情報に関わるセッションは下記のものでした。 RBS generation framework using Rack architecture (ksss) Let's collect type info during Ruby running and automatically generate an RBS file! (osyo) Adding Type Signatures into Ruby Doc
こんにちは、CTOのharukasanです。CTO以外にImageFluxのプロダクトオーナーもやっています。 ピクシブは三重県津市で開催されたRubyKaigi 2022にMusic Lounge Sponsorとして参加しました。 Ruby Music Mixin ピクシブでは最終日2022/09/10 (土)にRuby Music Mixinというラウンジを提供させて頂きました。Ruby Music Mixinについては別にalitasoが記事を書いてくれたのでそちらをご参照ください。 inside.pixiv.blog Ruby Music Mixinのトリをつとめる弊社若手の様子 RubyKaigi 2022は感染症対策のため三重県津市の会場とオンラインのハイブリッドで開催されました。これにあわせ、Ruby Music Mixinも物理ラウンジに加え、オンラインラウンジとして配信
pixiv事業本部の丸山(@alitaso)です。 RubyKaigi 2022 にピクシブからは8名がオフライン参加、1名がオンライン参加をしました。 どの発表も非常にエキサイティングで、特に WASM や YJIT のキーノートは非常に高度な内容でした。Ruby を前に進めるために多くの方が知恵と腕を振るっている姿を間近で見ることができてより Ruby を好きになり、自身もコミュニティのために活動していきたいと思えるようになりました。 弊社からは配信技術部のマネージャーでありコアコミッターの中村(@unak)が Ruby Committers vs The World に登壇し、 Ruby 2.X 系の終了宣言をしていました。備えていきましょう。 Ruby Music Mixin 2022 RubyKaigi 2022 の最終日夜、弊社主催の音楽中心懇親会 Ruby Music Mix
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