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ブックマーク / satoru-takeuchi.hatenablog.com (11)

  • 好きなの使って他のをけなさない - 覚書

    私が生業とするソフトウェア開発において、OSやコードエディタやプログラミング言語など、様々なソフトウェアを使います*1。これらについて私が使っているものを理由付きで書くと次のようになります。 OS: Ubuntu 22.04 細かい設定をしなくてもそれなりに使える。よく普及しているから色々な情報を得やすい コードエディタ: VSCode 細かい設定をしなくてもそれなりに使える。Remote SSH extensionを使ったリモートマシン上での開発が楽 プログラミング言語: 主にGo 使い慣れているから。システムプログラムをするから。覚えやすいから これらにそれなりの愛着はあるものの、今後置かれる状況によって、どんどん変わってくるでしょう。じっさい10年くらい前はGoはほとんど使っていなくて、Cプログラマでした。 私はこんな感じですが、中には特定のソフトウェアに愛情を注ぐ人もいます。それ自

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    june29
    june29 2022/12/28
  • 当たり前のことをやっているだけで凄い - 覚書

    IT業界で10年以上過ごしている中で、凄いと思う人達にたくさん出会ってきました。最初はとくに新卒で入社した会社の先輩方が中心でした。ここでいう凄さとは何かというと「仕事を片づけるのが早い」とか「成果物の完成度が高い」などです。当時、こんなふうに自分もなってみたいという思いが強くて必至で真似しようと試行錯誤したのですが、全然うまくいきませんでした。ありていにいえば、表面上の凄さだけを見ていたことが失敗の原因だったかと思っています。早く仕事を片づけようと焦り、結果完成度も下がり…と、さんざんでした。 その後はアプローチを変えて、彼らの日常の何気ない振る舞いなどを観察することにしました。すると、彼らのうちの多くの凄さの源泉は驚異的に頭の回転が速いとか、ほかの誰もが持っていない異能力を持っていたりするわけではなく、世間で当たり前と言われていることを息をするようにやっていることだとわかりました。たと

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    june29 2022/06/18
  • kindleの本が全部消えた話 - 覚書

    2022/5/27 変更 - 後述のアカウント統合後にamazon.comのアカウント削除によってkindleが全部消えるのは仕様である旨、追記 2022/6/1 変更 - 「サポートの指示によってamazon.comのアカウントを消した」のではなく、「使用していないamazon.comのアカウントを閉鎖してもいいのか」という趣旨の質問を私がしたのに対して「そうですね」と回答されたということがわかったので、訂正。 編集前の記述には取り消し線を引いて、編集後の記述は強調表示しました。 NOTE: 上記変更点にもあるように、「サポートの指示によってamazon.comのアカウントを消した」という私の認識は誤っていたことがわかりました。これについてはamazon.co.jpのかたがたにメールで謝罪いたしました。 ここに書いたことは2022年4月21日現在の話です。 サマリ kindleが全

    kindleの本が全部消えた話 - 覚書
    june29
    june29 2022/04/21
    ひえっ…。
  • 書籍を使った勉強のしかた - 覚書

    わたしがこれまでに書籍でなにか新しいことを学ぼうと思ったときにどういう手段で目的を達成してきたかについて書きます。生業にしているIT系のこともそうですが、それ以外も同じ方法を使っています。 はじめに書いておくと、これまでの自分自身の体験や優秀な人の観察などから、学習の原則コツコツと反復練習を続けることであり、近道は無いと思っています。原則を守るための典型的な方法の一つが「網羅的に書かれた決定版と呼ばれるを何度も精読する」です。これができる人はこうしたほうがいいと思いますし、ここから先を読む必要はないです。しかしながら、わたしはこの方法がうまくいったためしがないので、自分なりに工夫して、金銭的コストがやや高いながらそこそこうまくいく方法にたどり着きました。記事ではこの方法を紹介します。 わたしは何かを理解しようとするときには、まずは初心者向きのページ数が少なくて読みやすそうなをたくさん

    書籍を使った勉強のしかた - 覚書
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    june29 2021/11/03
    https://kentarokuribayashi.com/journal/2020/07/31/2020-07-31-003804 とだいぶ近い印象。よい方法っぽい。
  • 一時的に無職だったころを思い出す - 覚書

    前職を辞めてから今の会社で仕事をはじめるまでの数か月間、まったく収入の無い無職でした。ふとそのときのこと振り返ってみたくなったので書きます。とくに悲壮感に満ち溢れていたり、面白おかしかったりはしない話です、これから無職になりたい人とかなりそうな人にはもしかすると参考になるかもです。 無職になってから数か月は当に何も収入が無かったです。びっくりしたのは何も悪いことをしていないのに毎月お金が減ることでした。これはふざけて言っているんではなくて当時の偽らざる思いです。長期間っていくだけの貯金はあって金銭的には余裕があったはずなんですが、これまで毎月増えていた持ち金が突然減りだしたので「このままでは減っていく一方」「これが尽きたら死ぬかもしれない」という感覚が出て、なかなかスリリングでした。定期収入大事。 お金が減るスピードもなかなかのもので、前年の収入を基準に支払額決まる住民税や国保はえらく

    一時的に無職だったころを思い出す - 覚書
  • ソフトウェア技術者はなるべくソフトウェア技術で目立つほうがいい 2 - 覚書

    ↓の続きです。 satoru-takeuchi.hatenablog.com 何をするにも知名度の有無によって注目度は変わります。極端な話をすると、誰かがものすごいことを成し遂げたとしても、誰とも接点が無い人がやれば誰にも知られず、すでに名のある人がやれば注目されます。なので知名度があればそれだけでいいか…というとそうではないです。 知名度の高まりかたにはいろいろと種類があります。そのうち一つは名声を博することです。名声を博するには技術者としてのスキルや地道な実績の積み重ね、場合によっては自己プロデュース能力が必要です。とてつもなく凄いが目立つのを嫌う人もいるので一概に知名度があればいいというものではないですが、その話はここでは置いておきます。 その一方で、人から眉をひそめられるようなことをすると悪名がとどろきます。これには別に技術者としてのスキルは必要ないので名声を博するよりも簡単です。

    ソフトウェア技術者はなるべくソフトウェア技術で目立つほうがいい 2 - 覚書
    june29
    june29 2021/07/21
  • ヘタクソなコードを書いてもいい - 覚書

    プログラミング言語のお作法から外れたコードやメンテ性が悪いコードを書くのはダメとよくいわれます。わたしは学生の頃、そういう意見を過剰に気にしていました。コードを書くことそのものに慣れていないのに綺麗に書こうとして手が動かず、動かないがゆえにコーディングの練習が進まない、という悪循環になっていました。そうすると何もアウトプットしないまま知識だけが増えていって、自分がこれくらいできそうというイメージと実際のプログラミング能力とのギャップで苦しみました。 この意識が薄れたのは、あるときものすごく手が早い人のコードを偶然見たときでした。たしかにちゃんと動くものができているんですが、そのコードの中身は当時の私の基準からいって*1おぞましいほど汚いものでした。そこで「これはわたしが書けば100倍くらい綺麗なコードを書けるんでは…」と一瞬思ったんですが、その後すぐに「あ、自分は知識はあるけど練習してない

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    june29
    june29 2021/07/12
  • 企業にとってのプログラミング言語の位置づけ - 覚書

    プログラミング言語の良し悪しについては昔から活発に議論されてきました。このような議論の中で企業がどのようなプログラミング言語を採用するかについて釈然としない思いをしたかたも多々いらっしゃるかと思います。典型的には「なぜ自分の会社では俺の好きな言語を採用しないのか」です。この「なぜ」の一部に回答する、かつ、そこに共感しないまでも理解してもらうのが記事の目的です。 この手の会話は炎上しがちであり、かつ、私はそのようなことはしたくないので個々の言語の名前は挙げません。そのためやや抽象的な表現が多くなりがちですがご容赦ください。また、筆者はここで書く価値観が絶対というつもりはなく、読者のみなさま個人のプロジェクトは自分の欲望の赴くままに好きなものを使えばいいと思っています。 企業は継続的にプログラムの開発やメンテナンスをする必要があります。これを念頭に置くと、使いこなせる人が多い言語であれば複数

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    june29
    june29 2021/06/20
  • 「仮説の誤り」 != 「無駄」 - 覚書

    難しいことをしていた人が、それがうまくいかなかったときに「自分の立てた仮説は間違っていた、丸一日無駄にした」などといって落ち込んでしまうことがあります。しかし、それは違うよという話をします。別に物珍しい話ではないのですが、知らない人がかなり多いので、あえて書きます。 話を簡単にするために、「何らかの問題の原因を明らかにするために仮説を立てて検証したものの、うまくいかなかった」という場合をここでは考えます。たしかにこれは「仮説が間違っていた」*1とは言えるんですが、決して無駄ではありません。なぜかというと、これは原因を特定するためのたくさんある仮説の中の一つが誤りだとわかっただけで、その次は残った仮説の中から一つを選んで調査を継続すればいいだけだからです。つまり問題の絞り込みには成功して、調査は着実に先に進んでいるといえるのです。 過去事例をもとに具体的な話をしましょう。わたしはかつて、プロ

    「仮説の誤り」 != 「無駄」 - 覚書
    june29
    june29 2020/03/02
    「そういうのは狂犬が吠えていると思って無視しましょう」いい話。
  • 実体の無い完璧超人と戦っていた過去の失敗談 - 覚書

    かつての失敗談。ついった初めたばかりのころにはまった次のような悪い循環です。 すごい人をたくさんフォローする すごい人達がすごいこと言ったりやったりする それに比べて自分は大したことできないと自信喪失する 何もしなくなる フォローする人が多くなればなるほどこの傾向は加速していきました。なぜかというと、それぞれのすごい人達の凄い部分を全部合成した完璧超人と戦おうとしていたからです。 たとえば次のような3人をフォローしたとします。 RDBにめちゃくちゃ詳しい人 カーネルめちゃくちゃ詳しい人 特定のプログラミング言語にめちゃくちゃ詳しい人 ここで私は「RDBにもカーネルにも特定のプログラミング言語にも全部めっちゃ詳しい超人」を脳内で作って、その架空の超人を見上げて自信喪失していたのです。 この誤解が解消したのは、のちのち各種カンファレンスや勉強会などに参加して彼らに出会う幸運に恵まれたときでした

    実体の無い完璧超人と戦っていた過去の失敗談 - 覚書
    june29
    june29 2020/02/18
  • 言葉をどう受け取るかは人それぞれ、かつ、多様ということを学んだ話 - 覚書

    はじめに 最初に言っておきますが、とくにスカっと結論が出るような話ではないです。 昨日ふと「行為の否定」を「人格の否定」と捉える人がどれだけの割合でいるのか、人格の否定ととらえた場合はどういう感情が湧くのだろうか、ということに興味があってtwitterでアンケートを取ってみました。 わたしはソフトウェア開発に携わっていて、かつ、フォロワーも同業が多いだろうということで、コードレビュー*1を題材にしました。 コードレビューで「このコードはこういう理由で駄目です」と言われたらどう思うか。ここで理由は妥当なもの(仕様を守っていないなど)であり、かつ、口調や優しくも厳しくもないニュートラルなものとする。わたしは「感情に変化は無い」かな— sat (@satoru_takeuchi) 2019年3月20日 「50-60人くらい答えてくれたら面白いな~」と思っていたのですが、最終的には3705人もの人

    言葉をどう受け取るかは人それぞれ、かつ、多様ということを学んだ話 - 覚書
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